
今日は台風模様なので街は空いているかと思いきや、ショッピングモール付近は大渋滞でした。マンションに台風対策はないとはいえ、外出需要は3-40年前とは比べ物にならないほど大きくなっているのですね。
さて、数ヶ月前の機動戦士ガンダムオリジンに続き、宇宙戦艦ヤマト2202 純愛篇を見てまいりました。結論から言うと、かなりガッカリさせられました。
昔から、アニメーションが「愛(それも、人類愛などと宗教観が出ているもの)」を語りだすと、ロクなことはないと思っております。今、視聴者が暮らしている世界とは全く異なる考えの基に話が進められ、視聴者がどことなくおいてけ堀になってしまうためです。
特に「宇宙要塞マクロス」は、劇中の愛憎、劇中の「愛、おぼえていますか」を売り出さんがために話が進行しされました。当時の大学生は夢中になり、作品について色々語り合ったのだとか。私は、気持ちが悪くなってしまいました。
当時の私は、「大学生になると色々遊べるんだ!でも、アニメに夢中になるのは、なんだか気持ちわるいな。」と思ったものです。今思えば、この頃の大学生の一部が後に「オウム真理教」を作ったのですから、アニメと宗教と思想は、非常に微妙な立ち位置にあると思います。
そして今日のヤマトです。旧作さらば宇宙戦艦ヤマトや宇宙戦艦ヤマト2の要素が散りばめられてはいるのですが、どうにも不思議な、気分が悪くなる作風でした。さらば宇宙戦艦ヤマトはラブロマンスの要素が強すぎ、ヤマト2はビジネスライクな戦闘もの作品でした。
私はこの乾いた作風が大好きでして、今でも繰り返し見たくなります。敵に対してやや不利な主人公側、そしてその主人公側が知力を尽くして戦いを挑む姿が、格好良いと感じるのです。
あまり作品のことは言いたくありませんが、溶ける星に雪が身投げ、古代が飛行機から出て救おうとし、ヤマトが波動砲を発射すると助かるという、「?????」な展開がありました。他にも、予告で煽った大戦艦群があっさりと片付けられたり、地球側とガミラス側との複雑な事情がストーリー展開を邪魔したり、などです。
「宇宙要塞マクロス」に気分が害された私は、当時朝に再放送された「マジンガーZ」に夢中になりました。ドクターヘルの機械獣群に対し、やや不利なマジンガーZ、そのマジンガーZを強化したり知力を尽くしながら戦う兜甲児、続編のグレートマジンガーも、剣鉄也のクールな戦闘マシンぶりに心が痺れました。
私は結局、アニメーション内の変な理論に疲れ、アニメーションを卒業していたのでした。この「純愛篇」にもその「変な理論」の存在が感じられ、駄作方向へ向かっているような気がしてなりません。
添付の写真は、マジンガーZらしさをよく表した戦闘シーンです。
どうです?この血湧き肉躍る戦闘シーン!こういう乾いた感じを望む人は、決して少なくないと思います。
Posted at 2017/10/22 21:25:01 | |
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