年末年始は、CDTVを見ることが恒例になっています。見るとはいっても、夜は眠いので録画視聴です。このスペシャル版はもう長い間放送されており、初回は1993年、わずか1時間スペシャル、ゲストライブもありませんでした。確か、田代まさしと当時のTBS女性アナウンサーのアニメーションが司会をしていました。
その間、数々の音楽的流行を経てきました。当初はZARDや大黒摩季、WANDSやT-BOLANといった「ビーイング系アーティストブーム」、「安室奈美恵以降avex系アーティストブーム」、「モーニング娘。ブーム」、「伊藤由奈、絢香などの1人アーティストブーム」、「AKB48とその派生ユニットブーム」などです。そして今は、これといった流行はない、音楽冬の時代といえます。
そんな時代ですから、ゲストアーティストの選択は大変だったと思います。今回の目玉?は、「懐メロJ-POPコーナー」があったことです。なんと、「広瀬香美」「大黒摩季「hitomi」が歌を披露していました。それぞれ、「ロマンスの神様」「ららら」「LOVE2000」をうたっていました。個人的には、ちょっと選択が違うような気がしますが、皆さん若さも歌唱も維持しており、プロの歌いっぷりでした。
それにしても、どの曲ももはや「懐メロ」です。これまで「懐メロ」というと、演歌を指していました。しかし、「J-POP」と呼ばれた歌謡曲を「懐メロ」と呼ぶのは、何だか違うように感じます。
広瀬香美

デビューした頃は、もっと目がぱっちり頬もふっくらしていたように記憶しています。
大黒摩季
スパイシーなお姉さんといった雰囲気です。髪型が若さの秘訣でしょうか。
hitomiについて


もう40歳代のはずですが、ブーツやミニスカート、ポニーテールがよく似合っています。
hitomiについて
1995年デビューだそうです。2曲目の「CANDY GIRL」がスマッシュヒットし、当初「現代的な渋谷にいる女性の象徴」となっていました。コダック社製使い捨てカメラの、「スナップキッズ」では、瀬戸朝香出演でhitomiを流し、渋谷を闊歩するような女子高校生にカメラが普及していることを示しました。それまでカメラというと、ごく一部のマニアの趣味でした。今日ではだれもがスマートフォン等で撮影するところですが、カメラを気軽なものにしたのは、使い捨てカメラとCMだったのです。
ところが同年に流行り始めた安室奈美恵が、いつの間にか「渋谷にギャルの象徴」とされてしまい、hitomiは居場所がなくなってしまうのでした。
その後、スマッシュヒットは出すものの曲調が難しくなり、1999年頃には「もうそろそろ」という感じになってしまいます。しかし、2000年に発売した「LOVE2000」が、当時マラソン選手の高橋尚子氏に紹介され、人気が復活、その後も古い曲の「SUMURAI DRIVE」などをカヴァーし、独特な位置に復活したのでした。
まあ、その後は彼女自身の生活や年月の経過に伴い、徐々に活躍は縮小しています。しかし、今回のステージでは、「一時代を作り出した人」としての姿を見せたのでした。
Posted at 2019/01/13 22:41:15 | |
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