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2021年01月24日 イイね!

2021年冬期テレビドラマ選択状況

 2021年冬期のドラマ各作品が、おおむね出そろいました。再度緊急事態宣言が発令される中、各作品とも蜜を避けたと思われる設定や描写が多く、作りに制限があると推察されます。関係者の苦労は大変なものだと思います。暗くなりがちな日常生活の中、エンターテインメントを提供してくれる方々の努力を感じながら、評論は努力を考慮せず、厳しく行ってまいります。放送開始時刻が24時よりも前の作品について、おおむね第一話を見た中での選択状況と、採用、不採用の理由を説明していきます。

【月曜日】
監察医朝顔 フジテレビ/21時
 継続して見ています。相変わらず、仕事と家庭の描写のどっちつかずの印象がぬぐえません。子役の子の、実在の子供らしさがかわいらしいです。そのかわいらしさは、主人公の仕事の厳しさとの対比で描くと、より光ると思います。今のままでは、家庭を描きすぎのように思います。

アノニマス~警視庁“指殺人”対策室 テレビ東京/月曜22時(初回放送1月25日)
 もっとも放送開始日時が遅い作品です。少し前まで「ドラマbiz」としてビジネスに向けた、とされる作品を放送していましたが、今は普通の作品シリーズとなっています。前期の「共演NG」は奇をてらいすぎ、「楽屋受け」に過ぎたように思います。今回の作品は、題名や紹介文を読む限り、より普遍的な作品にしているようです。あらためて評価します。

【火曜日】
青のSP—学校内警察・嶋田隆平—
フジテレビ/火曜21時(初回放送1月12日) 藤原竜也

 この作品は、設定、表現など、斬新さを感じるものになっています。別途書きました通り、十分評価できる作品になっていました。もちろん、見続ける作品にしました。

オー!マイ・ボス!恋は別冊で TBS/火曜22時(初回放送1月12日) 上白石萌音
 お仕事もののふりをした、女性向け男女萌えベタベタものドラマの第三弾です。マンネリ化を危惧したのか、今回の作品は「女性ファッション誌編集部」を中心として、従来は主人公が好きになるはずだった上司を女性化(演、菜々緒)、好きになる相手はその上司の弟という設定になっています。

お仕事ものドラマとしての要素は強められていますが、各種の設定に古さや詰めの甘さが見られます。第一話では女性上司が土下座をして解決、第二話は遊びの分野で主人公が交渉相手を説得、という、20-30年前のお仕事ドラマを思わせる展開になっていました。

この作品に感じたのは。近頃のドラマは視聴対象を男か女か、明確に分けて作品作りをしているように感じます。「ドラえもん」以前のアニメーションは、ロボットを中心とした「男の子向け」、魔女を中心とした「女の子向け」に分けていたものです。テレビドラマにはそのような区分けはなかったのですが、ここへきてその区分け傾向を感じます。SDGsや男女共同参画社会という言葉とは反対に、特に若年者では男女の分化が起こっているのではないでしょうか。

このドラマとしては、「忙しくならなければ見る」程度にしておきます。

追伸
 それにしても、「セシルマクビーの実店舗閉鎖」や「JJの紙媒体廃止」などのニュースがあった後のこのドラマです。女性ファッション誌が舞台、と言うだけで古さを感じてしまいます。また、お仕事ものの描写としても、主人公上司の指令が不完全なので起こったピンチ、など、上司像も古くて古くて。雑誌社の内情とは、こんなにも古いままなのでしょうか。

【水曜日】
ウチの娘は、彼氏が出来ない!! 日本テレビ/水曜22時(初回放送1月13日) 菅野美穂
 このドラマの脚本は、かつてトレンディドラマ脚本家として活躍していた「北川悦吏子」さんです。劇中にはまるで自虐を思わせるセリフがあり、トレンディドラマの時代が、ずいぶんと昔になったことを感じさせてくれいます。

作品そのものは、トレンディ脚本家のシングルマザーとオタクの娘とが同時に恋愛をする展開となっています。1話の時点では友達母娘のセリフ回しが、かつての「ナースのお仕事」を思わせるもので新鮮でした。しかし、第二話にしてストーリーがほとんど展開されておらず、飽きを感じてしまいました。友達母娘のセリフまわしも、飽きてしまえばエキセントリックな印象でしかありません。エキセントリックな人というのは、どうにも心に響きません。

従って、この作品も「忙しくならなければ見る」程度にしておきます。

【木曜日】
遺留捜査 テレビ朝日/木曜20時(初回放送1月14日) 上川隆也
 テレビ朝日流の、完成されたマンネリ作品、かつ、変人主人公設定故に、見ないことにしています。

にじいろカルテ テレビ朝日/木曜21時(初回放送1月21日) 高畑充希
 無医村の診療所にやってきた、難病を抱える主人公医師と田舎の人との交流を描くドラマでした。かつて放送されていた「私失敗しない」医師の作品とは、全く作風が異なります。

田舎ならではの緩い雰囲気と、セリフの数が多く、日常の普通の人をうまく描く岡田惠和氏の作風がよく合っています。第一話にもクライマックスはありましたが、田舎なりに大ごとのクライマックスではなく、現実にありそうな程度の転落事故を描いていました。

平和でNHK的な印象のドラマではありますが、「平凡そうだから」という理由だけで挫折してしまうには、少々惜しいような気がしました。そのためこの作品も、「忙しくならなければ見る」程度にしておこうと思います。

知ってるワイフ テレビ朝日/木曜22時(初回放送1月7日) 大倉忠義
 この作品は放送開始時期が高く、かつてのドラマ「プロポーズ大作戦」を想起させる作風でしたので、個別で概要を書きました。2話、3話と見てい行くうちに、面白さを感じるようになりました。

見続けるうちに、登場人物の性格設定の甘いところも見えてきてしまいました。主人公と主人公妻は、変える前の世界では「家庭教師と教え子」でした。就職活動に失敗した教え子と結婚する展開でした。主人公妻は主人公に対して、ある種の尊敬とあこがれを感じていたようです。しかし、約10年後の現生では、「どの面下げて帰ってきた!」などの、暴言を吐いています。順当に考えれば、憧れ状態から暴言を吐くような行為へ変化はしません。「黙って去る」のが普通です。従って、いかにも韓国原作作品らしい「ヒステリックな女性」になってしまっていたのが、現生の広瀬アリス演じる女性だったのでした。

韓国原作作品は、その辺の設定や描写がご都合主義で決められてしまっていますので、日本に持ってくるときは「エッセンスだけ」にしましょう。

まあ、見続けます。

江戸モアゼル 日本テレビ/木曜23時59分(初回放送1月7日) 岡田結実
 江戸時代の花魁?が、現代の日本にタイムスリップし、今の日本のおかしなところを指摘する、作品の様でした。同種の作品は、これまでたくさんありました。「ギャルサー」では、カウボーイがギャルのサークルのおかしさを指摘、「サムライせんせい」では、江戸時代の人物が現代の日本のおかしさを指摘していました。

この作品も、全く工夫の跡は見られませんでした。見続けても良かったのですが、主人公の声やせりふ回し、発声などから、少々聞きづらさを感じてしまい、なんとなく見なくなてしまいました。それに主人公が花魁では、アクティブな活動が見込めないので、ストーリーの規模が広がらなさそうですしね。

【金曜日】
警視庁強行犯係 樋口顕 テレビ東京/金曜20時(初回放送1月15日) 内藤剛志
 この作品は、「田舎の老人」向けです。第一話ではネットニュース企業の編集長にエキセントリックな演技をさせて憎しみを向けるようにさせ、第二話では私立中学入試の裏口入学を取り扱っていました。すなわち、「都会にある者は全部だめだ!」論です。

内藤隆司演じる刑事ものも食傷気味で、「この人は、「必ずホシを挙げる!」と言いながら、自分は運転手付きの車で現場に行くだけの人ではなかったっけ?」思えてしまいます。こちらの作品はもっと現場寄りで、積極的に自分から単独で現場に行っていますので、まだ見ごたえがあります。

田舎の年より向けの古臭い脚本にうんざりするまでは、見続けようと思います。

ドリームチーム NHK総合/金曜22時(初回放送1月22日) 山口紗弥加
 紹介欄で面白そうに感じつつ、TBSを優先してしまいましたので、見ていません。NHK作品なので、見ないかもしれません。

俺の家の話 テレビ朝日/金曜22時(初回放送1月22日) 長瀬智也
 エキセントリックな脚本化の、宮藤官九郎氏作品のドラマです。セリフ回しでこれまでの背景が説明される当り、丁寧なのかぶっきらぼうなのか、複雑な思い出15分間を過ごしました。しかし、脚本家の「奇をてらえば面白いだろう」という狙いしか感じられず、挫折しました。私と宮藤官九郎氏の感性は、全く合わないようです。

【土曜日】
レッドアイズ 監視捜査班 日本テレビ/土曜22時(初回放送1月23日) 亀梨和也
 神奈川県警に設置された、防犯カメラで管区内を視察、捜査する物語です。主人公には恋人が殺された過去があり、その犯人を捜すことも描かれます。

もう、設定自体がどこかで聞いたようなものの詰め合わせです。特に「絶対零度」との類似性を強く感じます。蜜を避けるために、昼間のロケを削減するとなると、どうしても監視カメラと夜主体の作品になってしまうのでしょう。

その第一話を見て、あまりの空っぽ内容ぶりに驚きました。もとより日本テレビ土曜日ドラマは若年者向けで、起源は「金田一少年の事件簿」辺りにあるようです。そしてこの作品は、刑事と犯人の鬼ごっこに過ぎませんでした。しかも鬼側はカメラに行動が監視され、ただただ不利、というものです。

私はこの作品を見て、昭和59年頃に日本テレビで放送された「人工衛星クイズ」を思い出しました。スタジオと現場(多分エジプトなど)を人工衛星で同時中継し、回答者(公募した一般人)が中継画面を見ながら、現場で走り回る人(山下真司)に、そこの建物に行け、だの、その箱を開けろ、だの、指示するものです。おそらく、当時のパソコンで人気があった「アドベンチャーゲーム」を題材にしたと思われますが、つまらないのつまらなくないの。3回程度で終了したと思います。

このような「鬼ごっこドラマ」でしたので、1話の途中で挫折した人が多いことでしょう。同じような展開のままでしたら、2話、3話と挫折者が増えて、低視聴率へと真っ逆さまになることが目に見えています。いくら若年者対象だからといっても、若年者を馬鹿にしすぎです。

まあ、登場人物にまつわる物語を描いていけば復活できる可能性もありますが、1話がひどすぎて私には解決策が思いつきません。

モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~ テレビ朝日/土曜23時(初回放送1月23日) 小芝風花
 ドラマ集中帯ゆえに、見られていません。ものの気持ちがわかる主人公とのことで、ちょっと気になる作品です。

ここは今から倫理です。 NHK総合/土曜23時30分(初回放送1月16日) 山田裕貴
 NHKらしくない、若者の乱れた生活をいろいろ更生させる作品とのことです。カウボーイもサムライも花魁も出てこないようです。NHKらしくない、過激な描写があった模様です。ドラマ集中帯ゆえ、見られていません。

書けないっ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~ テレビ朝日/土曜23時30分(初回放送1月16日) 生田斗真
 この作品も見られておりません。

その女、ジルバ フジテレビ/土曜23時40分(初回放送1月9日) 池脇千鶴
 今のところ私は、情報7daysを視聴して、この作品を録画しています。2話まで見ましたが、まだ面白さは感じられていません。挫折の文字が浮かんでいますが、お付き合いもあって見続けると思います。

【日曜日】
天国と地獄~サイコな2人~ TBS/日曜21時(初回放送1月17日) 綾瀬はるか
 サイコパスな人、というのは、周囲を乱します。うつ病を始めとした、職場で心を病む人の問題がありますが、私はその人の周りには必ず「サイコパス」がいると思います。

主人公を演じる刑事(綾瀬はるか)は、自分のことが優秀だと思っていて捜査をかき乱し、大した成果を得られないのに反省もしない、という刑事です。これまでの「刑事くん」以降の多くの刑事ものでは、主人公の刑事に感情移入してもらうべく、以下のような人物を主人公に据えてきました。

「先輩刑事に早く追いつこうと駆け巡るも、常に先輩刑事が先回りしている。まだ成果は得られないけれども、頑張っていこうとする」
「出世をしていないベテラン刑事。捜査を足で稼ぎ、犯人逮捕に至っても決して自分の手柄とせず、「捜査はチームワーク。たまたま犯人にたどり着いただけ。」と、手柄を固辞するか、他人に花を持たせる。」

こうすることで、視聴者に主人公を愛してもらおうとしたのです。しかしこの作品の主人公には、全く好かれる要素がありません。「私仕事が出来るんです!」と言うだけでした。

その主人公刑事と犯人とが階段で転落、心の中が入れ替わってしまうところで1話が終了し、以後につつく模様です。何のことはない、山中恒原作の「おれがあいつであいつがおれで」です。それでも前回は2007年の「パパと私の七日間」でしたから、久しぶりです。

冒頭にも書いた通り、サイコパスの悪影響はテレビ画面を通じてもあると感じています。自己防衛のために、挫折しました。

追伸
 綾瀬はるかは、切れ長の目が真ん丸になるほど目を見開いて演じています。中身入れ替わり後の妖しい表情も、これまで清潔感たっぷりだったイメージからの脱却を図っているポイントかもしれません。

君と世界が終わる日に 日本テレビ/日曜22時30分(初回放送1月17日) 竹内涼真
 「主人公が出勤中、トンネル崩落事故に巻き込まれ、脱出後にゾンビに支配された世の中になっていた」、という設定の物語です。古くも懐かしい「ゾンビの動き」が面白かったのですが、荒唐無稽な設定に、すぐに飽きてしまいました。
残念ながら、10分間で挫折しました。

まとめ
 そろそろ、日本テレビとTBSの作品のマンネリ化を感じています。特に日本テレビは、若年者を何か特殊な世代である者と、誤って捉えている節があります。日本テレビに、何らかの病巣があると考えられます。TBSは制作会社が一本化されて、経営の効率という意味では良いのかもしれませんが、どれもこれに似たものばかり、という状況になってきています。一方で、フジテレビとテレビ東京は、「もう後がない」と色々挑戦していることを感じます。

また、土曜日23時台に作品が集中しすぎており、一部を金曜日の同時間帯に移した方が良いように思います。ドラマ視聴者を育てる意味では、局ごとの競争よりも協調路線の方が良いように思います。

と、比較的充実が予想されるこの期のドラマですが、緊急事態宣言で話が尻切れトンボにならないことだけを祈っています。
Posted at 2021/01/24 15:54:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2021年01月19日 イイね!

「青のスクールポリス」に、関テレを見直す

「青のスクールポリス」に、関テレを見直す すでに各局のテレビドラマが始まっており、もう何作品か始まります。この作品は、「学校の保安のために警察官が配置された制度」があるものとして、展開しています。主人公は、藤原竜也演じる「嶋田隆平」が、警視庁捜査一課の刑事から赤嶺中学校へと配属されたところから始まります。

この作品と同種の、何らかの大人が学校の秩序を守るドラマは、これまでもありました。

1985年には、故横山やすし主演の「ビッグマグナム黒岩先生」なる作品がありました。文部省(当時)から拳銃の所持を許可された教師が、暴力に荒れる学校に平和を取り戻す物語でした。設定と題名は興味をそそられましたが、中身はからっきしでした。

2007年頃には、内山理名版「生徒諸君」がありました。教室内に巣食ういじめ集団と対峙していくのですが、内山理名のテンションのみが高い演技に、周囲も視聴者も置いて行かれるのでした。

2013年頃には、榮倉奈々他主演で、「黒の女教師」という作品がありました。主人公を含む窓際教師3人が、学校内の各種の悪を退治する物語です。基本フォーマットを「必殺仕事人」に置いているようで、物語が単純な上にコメディ調になってしまっていました。主人公が悪を裁く際の決め台詞「だまらっしゃい!」には、その単純さを物語っていました。

 そしてこの作品は、「今のところフィクションの設定ながら、もしかしたらありそうな状況」を実現しています。嶋田隆平は、校長や教員とは別組織として行動し、校内で暴力をふるう生徒に容赦なく手錠をかけて逮捕します。各種の問題は単なる逮捕で解決せず、何か裏があるかのような信念で、最終的に事件解決へと導くのです。また、学校には各話で描かれる諸問題の他、1年前に音楽の先生が死んだ事件が隠されています。事件の描写、主人公にもたらされる行動の正当性など、ドラマとしてのバランスが良い作りです。

各回の展開はもちろんのこと、音楽の先生死亡事件と学校の闇に、私は引き込まれていくのでした。

 この、火曜日午後9時の「関テレ」時間帯は、これまでずっと
「あっ、この瞬間が関テレだね」

「安定の関テレ品質」
と、稚拙だったり妙に映画かぶれだったりする作風を、酷評し続けてきました。どこがどう変わったのか、この設定や物語展開の面白さは、今後の関テレにも期待してしまいます。

それにしても、今回の主人公は、校内で警察官の制服を着用しています。スクールポリスであることを示し、抑止力の象徴として着用しているのでしょうが、「ビッグマグナム黒岩先生」的に、拳銃を構える劇も見せてほしいものです、なお、第一話では警棒を用いたアクションが描かれていました。

 学園ものドラマというと、「金八先生」や「熱中時代」のように、先生が全力で生徒を守り、生徒のためなら命を捨ててもかまわないかのような行動に出るものが代表的でした。しかし、現実にはそんな先生はいませんし、仮にいても卒業後のことは考えませんし、先生にも家族がいるものです。

特に「金八先生パート2」では、放送室に立てこもる「加藤」を警察から守ろうとする金八先生のシーンを名シーンとして取り扱っていました。しかし、当時視聴していた側からいえば、「甘えているだけの不良の方を持つ、感情任せの武田鉄矢」でしかなかったものです。

当時、金八先生に反対するテレビ番組は多く、同テレビ局・異制作会社の「Gメン’75」では、殴りかかってくる不良学生を暴力で押さえつける刑事(若林豪)を描いた回がありました。

また、「太陽にほえろ!」でも、不良学生を容赦なく殴るトシさん(地井武男)の回もありました。

すなわち、多くの人は金八先生を「テレビだから言えるだけ」と、視聴率の高さとは異なる評価をしていたのでした。

 そしてこの「青のスクールポリス」ですが、フィクションとして終わらせるのではなく、各学校に警察官を配置することを検討してほしいと感じさせる内容になっていました。
Posted at 2021/01/19 23:29:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2021年01月13日 イイね!

「おんぶおばけ」に、「天気の子」のどうしようもなさを感じる

「おんぶおばけ」に、「天気の子」のどうしようもなさを感じる アニメーション映画「天気の子」は映画公開時に見ていました。最終結末を含め、どうしようもなさを感じたものでした。そのため、「NEW天気の子」としてプロットを書きましたが、どうにも釈然としませんでした。もう少し同じ方向性で優れたお話があったように感じたためです。

それがたまたま数日前、「おんぶおばけ」というアニメーションの存在を知り、解説している方のブログを読んで、その答えがはっきりしたのでした。

「おんぶおばけ」は、1972年から1973年まで放送されたアニメーションでした。「フクちゃん」などの作者が原作で、「サザエさん」の製作を行っている「エイケン」が制作した作品です。「おんぶおばけ」の「おんぶー」が、育ての親?のおじーと一緒に暮らし、同じ村の人と仲良く暮らしている物語です。

各回の途中には日本の昔話や民話が挿入されています。最初は全体的にあっさりした物語でしたが、徐々に初期のサザエさん化し、ドタバタやギャグが適度に加えられて、ほのぼのとした中にも笑いがあるような、子供向けアニメーションとしてちょうどよいお話しになっていきました。「おんぶー」も、第一話はほとんど「イクラちゃん」並みに赤ちゃんでしたが、すぐに「タラちゃん」くらいによくしゃべるようになり、そして「カツオ」のように屁理屈も言うようになっていきました。

 私はこの作品を見るのが初めてだったような気がしていましたが、徐々に昔の記憶がよみがえってきました。小学校3,4年生の頃には、同じクラスの中で「おんぶー」と言って人に乗りかかることが流行ったことがありました。全くわからない私は理解できませんでしたが、人に聞くと「朝から放送しているアニメーションを見て」とのことでした。新聞を見ると、朝の5時台に「おんぶ」とだけ書かれていたのでした。私は7時に起きていましたので、5時台に起きることは無理でした。

次に出てきたのが、中学か高校の頃です。弟がいる人で、「弟はまるでおんぶおばけだよ」と言っていましたが、その人以外はおんぶおばけのことを全く知らなかったのでした。すると当人は、「なんでおんぶおばけを知らないんだ!」と憤慨していました。

さらに次に出てきたのは大学生の時で、以前「「君といた夏」に登場すると面白いだろう。」と話に出したA立君でした。A立君と直接接点がない私の友人のY野君について、「おんぶおばけのおんぶーに似ている。」と言ったのでした。ここでもA立君以外はおんぶおばけを知らず、「何それー?」と笑ったのですが、A立君は憤慨するのでした。

 そのように、複数の人から「知っていることが当然」という言われ方をしてきた「おんぶおばけ」、インターネットの時代になって初めて?確認することが出来ました。

 この「おんぶおばけ」、平常回は、ほんわかしたストーリー展開で進められています。親が子供に見せたいアニメーション、という作品でしょうが、それでいて説教臭くなく、今大人の私が見てもなかなか面白く感じられるのでした。

この後の時代、特に「Drスランプ アラレちゃん」放送後はエキセントリックな主人公のアニメーションが急増、「GUGUガンモ」だの「さすがの猿飛」だの「(ぼく)、パタリロ」だの「あさりちゃん」だの「めちゃっこドタコン」だの、さらに時代が下ると「お坊ちゃま君」だの「つるぴかハゲ丸」だのに昇華、「キテレツ大百科」の頃まで続きました。

そんなエキセントリックなアニメは、今見るとギャグがどぎつすぎたり、下品だったり、その作品をよく見ていないと通じなかったりで、古さを感じてしまうものです。この「おんぶおばけ」は、素の状態なのであまり古くならないものだ、と思うのでした。

 その、ほんわかムードで展開されていたおんぶおばけですが、最終回は壮絶な展開となったのでした。

(あらすじサイトを読んで書く私のあらすじ)
おんぶーの友達のゴンは、ある日あんぶーがどこか遠くに行ってしまう夢を見たのでした。心配になったゴンはおじーの家に行きましたが、いつものようにおんぶーがいたので、安心したのでした。



そんなゴンに、街に出て大工の見習いになる話が舞い込んできます。「大工になって両親を助ける」と意気込むゴンでしたが、内心は村を離れたくないのでした。



次の日は、秋祭りでした。この秋まつりが終わってしまうと、ゴンは街に行かなければなりません。おんぶーは、
「街に行かなければならないの?おじーのところで鍛冶屋の見習いになるのも同じだよね?」と問いかけますが、ゴンは強がって、
「うるさい」
と言うのでした。

秋祭りが終わったその夜、村に大雨が降りだします。雨はどんどん強くなります。



村人は高台にあるお寺に避難してきました。おんぶーはゴンに再び問いかけます。



「ねえ、本当に街に行かなければならないの?本当はみんなと暮らしたいんだよね?」
ゴンは、
「うん」
と答えるのでした。

その答えを聞いたおんぶーは、雨をやませに(?)外に出ます。



川に目をやると、流木がお寺を襲おうとしていました。あんぶーは、流木が流れ出さないように、力いっぱい支えるのでした。



だんだんと遠くなる意識の中、これまでの楽しかった思い出が頭に浮かんできます。

雨はやみ、村は洪水に襲われずに済みました。流木の中に、力尽きたおんぶーの姿がありました。



おじーはおんぶーを背負い、こう言うのでした。



「お前が村を救ってくれたんじゃな。」
「お前がわしのところに来た時のことを覚えているかな?今のように冷たかったんじゃ。(おんぶーは、翡翠の妖精です。)」

おんぶーの亡骸は、翡翠に戻っていきました。川におんぶーの亡骸だった翡翠を下ろすと、力尽きたように崩れてしまうのでした。

以上。

 この種のほのぼの物語なら、最終回はいつものほのぼの調でそのまま終わるのがぴったりです。洪水の話があったとしても、おんぶーは気を失ったのみで、翌朝みんなの呼びかけで目を覚まし、「みんな、末永く仲良く暮らしていきましたとさ。」と終わるものですが、壮絶な最期としか言えません。。。。

自分たちが仲良くしていければ、東京が水没してもかまわないのが「天気の子」の「森嶋帆高」と「天野陽菜」でした。自分たち中心で、自分たちが幸せなら他人が迷惑をこうむってもかまわない、という、エゴイズムの極致です。

一方、「おんぶー」は「タラちゃんかカツオ」の年齢と容姿なのに、命を落としてまで村を守りました。

私には、このおんぶーのことが頭に焼き付いて、離れなかったのです。
Posted at 2021/01/13 21:43:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 過去のテレビ番組 | 音楽/映画/テレビ
2021年01月11日 イイね!

2020年秋期ドラマ感想批評

 2020年秋期は、GOTOキャンペーンなどコロナウィルスの影響が弱まったかのようになっていた時期でした。そのため各局ともテレビドラマを放送していましたが、年末には平常サイクルに戻すことを考えてか、いずれも放送回数が少なくなっていました。

私は、そんな状況下でもドラマを制作、放送してくれることに感謝していますが、だからと言って評価をしなかったり、評価を甘めにしてはなりません。

月曜21時 『監察医 朝顔2』 フジテレビ
 同じ作品の第二シリーズです。様式は全く同じで、「監察医業務」「職場」「家庭」の3舞台で物語が展開されます。展開されるといっても、それぞれが溶け合って独特な味をもたらすようなものではありません。それぞれが個別で、放送回によって、いずれかの重きが置かれるようになっています。とはいうものの、どれか一つに話が絞られることはなく、必ず3舞台が盛り込まれます。

結果として、その回ではどの物語にしたいのか、焦点が定まらなくなっています。監察医としての事件捜査に重きが置かれると思いきや、職場の戯言があったり、家では女の子が無邪気に暮らしていたりと、主人公の出来事を時系列純に描写している、という見方もできます。これまでのドラマがしていなかった手法ですが、それは単に面白くなかったからしなかっただけのことです。

このドラマは、もっとテーマを考えて脚本を設計する必要があると思います。

なお、今回は半年放送だそうです。

月曜22時 『共演NG』 テレビ東京
 当初は見ていなかったのですが、周囲の人の評判を聞いてみてみました。たしか、里見浩太朗演じるベテラン俳優が、クランクアップする回でした。

評判では、主人公の男女が口汚く痴話げんかをしている、と聞いていたのですが、そんなシーンはありませんでした。それよりも目についたのが、劇中でドラマ制作にかかわっているスタッフの姿です。まるで、「ドラマ制作の裏側はこうなっているんだよ」と、NHK教育の「はたらく人たち」のようなシーンが多くを占めていました。

こちらも脚本の視点としては斬新ですが、これまでの作品がしてこなかったのは「そんなことをしても面白くない」からです。

他のテレビ局とまともに争ってもかなわないので、変化球で勝負、とテレビ東京は思っているようですが、それで得られる視聴率ポイントはわずかだと思います。

火曜21時 『DIVER-潜入捜査班-』 フジテレビ
 関西テレビ制作のためか、舞台が神戸周辺でした。関東では視聴率が上がらない要素になる上、関西で視聴率が上がる要素でもありません。

物語全体は、亜種探偵ものでした。絵柄が暗く暴力的で、ストーリーも非常にイメージしづらいと、面白くなる要素が見られませんでした。数話で挫折しました。

関西テレビ制作ドラマ不振の根は深いと思います。

火曜21時 『姉ちゃんの恋人』 フジテレビ
 岡田惠和脚本、有村架純主演のドラマです。過去に色々あり、弟たちを養いつつ生活してきた主人公が、職場で恋愛をするお話しです。岡田惠和作品特有の、ごく普通の人を描く作品です。

第一話はなかなか心温まる作品だったのですが、そのままの雰囲気で二話、三話と来た結果、飽きてしまいました。

普通の人の生活には、事件や事故がないものですが、ドラマで平常な生活を描いても、あまり面白くありません。だからこそ、「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」「おじゃまんが山田君」は、日常生活でありそうでないことを描き、視聴者を笑わせたのです。

ドラマスペシャルなら楽しく見られたかもしれませんが、私には退屈でした。とはいえ、1980年以前のホームドラマの多くは、こんな感じだったのですがね。

火曜22時 『この恋あたためますか』 TBS
 二話までは面白かったです。コンビニ商品に一言ある主人公が、コンビニ商品開発部に所属してた戦う、という、お仕事ものの面白さを備えた作品に見えたためです。まるで少年漫画誌の主人公の様で、様々な困難を乗り越えて戦っていくドラマだとばかり思っていました。

しかし、第三話から傾向が急変、「いわゆる「イケメン」の上司が主人公を罵倒し、指導する。そして主人公は上司に恋心を抱く。」という、何のことはない、「恋はつづくよどこまでも」と同じフォーマットの作品だったのでした。

私には急速に面白く感じられなくなりましたが、女性には「イケメンに罵倒されたりいじめられたい」という願望があるのでしょうか?もしくは、「何でもない男性に言われると「パワハラ」だけど、イケメンに言われたら「うれしい」」のでしょうか?だとしたら、DVの原因はそこにあるといえます。男性蔑視番組と感じられてしまいました。

水曜22時 『#リモラブ~普通の恋は邪道~』 日本テレビ
 リモートワークが続く中、会話可能なネットゲーム内での会話をきっかけにして恋する日二人、を描いたドラマでした。インターネットで知り合う男女は珍しくない世の中でしょうが、この様式で面白がったのは2000年頃だったと思います。

この作品に出演している「波留」は、これより前の音楽教室を舞台にしたドラマにも主演していたと思いますが、少々変人のイメージが強くなってきているように思います。

意欲は買いますが、面白さや広がりを感じない作品だったため、挫折しました。

木曜21時 『七人の秘書』 テレビ朝日
 手あかがついた設定である上に、目新しさがないテレビ朝日の作品故、見ませんでした。

木曜22時 『ルパンの娘』 フジテレビ
 数年前に放送された作品の第二シリーズです。第一シリーズも見ていないので、今回も見ませんでした。

金曜22時 「キワドい2人-K2-」 TBS
 不真面目な先輩刑事と生真面目な新人刑事による、バディ刑事ものです。昔からよくある設定で、定石を外していません。しいて言えば、新人刑事側(ジャニーズタレント)が、アスペルガー的生真面目さとなってしまっており、応援したいというよりも、少々気味悪い印象になってしまっていました。また、先輩刑事(田中圭)は、全体的に汗ばんでおり、体調が悪いのかな、と感じてしまいました。もちろん、2020年の夏は暑かったですしね。

ストーリーは事件を中心として描かれており、まずますの佳作ぞろいでした。第一話で味方に付いた女の子が助っ人となっており、探偵ものの要素もありました。

4話くらいには、認知症の女性の家に犯人が孫として忍び込んでいた、という展開のお話はなかなかのクオリティでした。犯人の中にある、悪人にはなり切れない要素を新人刑事が感じ、「〇〇さん、罪を償って戻って来てください。」と、犯人に人間性に入り込む呼びかけのシーンは、最近の刑事もので絶えて久しかったシーンです。

そんな佳作が見られたものの、放送期間が短縮され、7-8話で終了してしまいました。

金曜22時 『恋する母たち』 TBS
 複数の家庭とそこで不倫をする女性を描いた作品でした。登場人物の一人がこれまた登場人物の女性に送ったメッセージが気持ち悪く、十数分で挫折してしまいました。

金曜23時15分 『24 JAPAN』 テレビ朝日
 洋画作品の日本版だそうですが、十数分で挫折してしまいました。海外ドラマゆえの、心理描写の浅さが見えてしまったためです。この作品も、6か月間放送するそうです。金曜日の夜が、しばらく静かになりそうです。

土曜22時 『35歳の少女』 日本テレビ
 「同期のサクラ」の途中版?とも思えるような作品でした。「同期の」は、主人公を狂言回しとし、各回主人公が人生を振り返るというフォーマットでしたが、今回の作品には、「描こうとする対象」も「訴えかけるもの」もありません。

当初は、35才でありながら10才の子供の雰囲気をうまく出している主人公の演技を押していましたが、ドラマにおける演技は副菜でしかありません。3話くらいになると誰もそんなことを話題にしなくなり、飽きていったことでしょう。

このことからも、9話程度のドラマシリーズであっても、「完全一話完結」にするか、数回で描く細かいシリーズ分けをしないと、視聴者は飽きてしまうことがお分かりいただけると思います。

それにしても、最終回であっけなく物事が解決してしまう、打ち切りとも思えるような結末が残念でした。脚本家の遊川和彦氏は、エキセントリックなことしかできなくなっているのかもしれません。昭和60年、ストーリーで見せる「太陽にほえろ!」を、エキセントリックな小学生像で対抗した「うちの子にかぎって」(シリーズ1,2は伴和彦、スペシャルを遊川和彦)の戦いは、どことなく太陽にほえろ!が破れた印象でしたが、ついにその傾向がひっくり返るときが来たように思います。

土曜23時 『先生を消す方程式。』 テレビ朝日
 見ていません。

土曜23時55分 『さくらの親子丼3』 フジテレビ
 この作品は、シリーズ3になりました。そろそろマンネリ化を危惧したのか、何か色々な要素を加えようとしていました。ほんの少し挿入される施設内のコミカルなシーン、保護した子供にのしかかる重い事情、新川優愛演じるの存在、と、複数のストーリーが用意されていました。しかし、いずれも満足に書ききることが出来ず、最終回であっさり片付いただけなのでした。一話完結で、ここに見せた方が良かったのではないでしょうか。

日曜21時 『危険なビーナス』 TBS
 第一話の十数分で挫折しました。大金持ち一家にまつわる事件もののように思え、見たいと感じさせなかったためです

日曜22時30分 『極主夫道』 日本テレビ
 見ませんでした。私は、暴力団を描く物語が嫌いなのです。

 2020年秋期の作品は、どれもシリーズ構成がうまく行っていない印象でした。「放送開始時期も放送終了時期も決まっていなかったから」、と言い訳があるかもしれませんが、脚本家はその程度のことを問題にしてはいけません。

とまあ、ドラマを放送してくれただけでありがたいのはやまやまなのですが、力の入れどころが間違っている印象が強い時期でした。
Posted at 2021/01/11 22:19:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ
2021年01月11日 イイね!

フジテレビ「知ってるワイフ」のフジテレビ味に挫折気味になる

 2020年夏、秋のドラマ感想を書く前に、冬期のドラマが始まってしまいました。そのトップを切ったのは、フジテレビ「知ってるワイフ」です。

企業体とは面白いもので、年数が経過して働いている人がトコロテン式に入れ替わっても、製品などの雰囲気は変わらないものです。テレビ局についても同じで、テレビ局で働いている人や委託先の製作会社が変わっても、作風は同じ傾向が見られます。

 この「知ってるワイフ」は、のっけから夫婦喧嘩で始まります。無神経な行動や言動が発生し、アスペルガー気味の男性(大倉忠義)と、カッとなりやすいADHD寄り性格の女性(広瀬アリス)が主人公です。男性はそのアスペルガー要素により、女性や同じ職場の人とイライラさせています。女性の方は、すぐにキーキーとキチガイのように喚き散らし、いわゆる「鬼嫁」として描かれています。

真の主人公は男性側に置かれており、その男性が所々でタイムスリップ、過去を変えては現代の生活を変えていく物語の様です。おおむね同様のストーリーは、14年前に「プロポーズ大作戦」で描かれています。生活感ある描写ゆえ、今回の方が詰まらないのでした。

そのタイムスリップにより互いの本当の性格を見直し、最終回では「一緒に生きていこう」となるのは明らかです。幸い、お互い独身だった過去を中心に描くようなので、広瀬アリス演じる女性のキーキーに視聴者である私が悩まされることもなさそうですし、他人の家庭をのぞき見しているような罪悪感も緩和されます。

 それにしても、「プロポーズ大作戦」と「鬼嫁日記」と「世にも不思議な物語」を組み合わせた作品となっており、チャンネルを確認しなくてもフジテレビの作品であることがわかります。フジテレビのドラマに登場する女性は、エキセントリックですぐに喚き散らし、男性に対してオーバーライドする行動をとる傾向にあります。もちろん実在の人物ではありませんので、「こういう女性って面白いでしょ?」と制作者が思っているからこそ登場するのです。

実際のところでは、アスペルガーとADHDの人が一緒にいられる時間は短いことでしょう。すなわち、知り合っても結婚に至ること自体がないのです。そこがでたらめな設定なので、「タイムスリップをしてやり直す」と言われても、実感がわかないのが実情です。

このような、セリフ回しで面白がらせるドラマはもうやめてほしいものです。エキセントリックなセリフ回しで視聴者が面白がるのは、せいぜい2話までのことです。早々に主人公が対処する複数の中間的な目標(例えば、学生生活中に不幸にして亡くなってしまった人を救うなど)を定め、主人公の行動の正当性を示し、視聴者が主人公に感情移入できる要素をつくる必要があります。

まあ、広瀬アリスのキーキーに耐えられなくなったり、ストーリー展開に飽きたり、中間目標が定められなかった場合は挫折することでしょう。
Posted at 2021/01/11 20:31:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ

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