
テレビ朝日のスポーツ局職員が、この緊急事態宣言の中酒席を設け、20歳代女性社員が帰り際に転落したのだそうですね。マスコミ関係企業の社員は、どこか特権意識がある人が多いように感じられます。福澤何とかという昔の人も、「ペンは剣よりも強し」と、余計なことを言ってくれたものです。おごりの原因です。
それはさておき、この件でいろいろ考えることがありました。まず、緊急事態宣言中という考えを、いったん取り外します。そうすると、いわゆる「打ち上げ」というのはいろいろな団体にありがちな会合の場です。
余談ですが、私が学生の頃、コロナ購入資金を得るためにとある就職情報誌編集企業にアルバイトとして勤務していました。その情報誌が完成した際に「打ち上げをやるから来ない?」と誘われたのでした。が、私は「打ち上げ」の意味を知らず、「(ロケット?ペットボトルロケット?花火?、いずれにしても稼いだ金は他には回せないので、)金がかかりそうだから行きません」といったん断ったのですが、「金は会社が出すから」という理由だったので参加したのでした。
話しを再びテレビ朝日職員の件に戻します。
今は緊急事態宣言中ですが、その前から「働き方改革」で、私の周囲ではいわゆる酒席はほぼ絶滅していました。おそらく他の企業も同じで、都内では午後9時過ぎの電車の乗車率が極端に減少していました。そうなれば、男性社員同士はもちろん、もともと少なかった「女性社員を含む飲み会」など、もう過去の遺物となってしまったのです。もとより女性は、そういう場を好みませんしね。
そんな中でしたから、「20歳代女性社員を交えた打ち上げ」は、「非常に珍しい、絶滅危惧種の出来事」と言わざるを得ません。しかも全員が泥酔し、女性社員は非常階段から落下など、もう古き良き大学生の飲み会の風情です。
私自身も、これまで「女性が生き生きと酒を飲んでいる」場は、ほとんど見かけていませんでした。旧態依然とした「女性が酒を注いで回る場」や「女性が静かに会合が終わるのを待っている場」ばかりです。
では、「女性が生き生き~」はいつだったのか振り返ると、なんと上に書いた「打ち上げ」の場まで遡りました。
「〇〇大学、誰々、飲みまーす。」などの掛け声のもと、「一気コール」で酒を飲み干していたように記憶しています。「ヒューヒュー」だの、「イェーイ」などの掛け声も出ていたでしょうか。当時未成年の私にとっては初めて見る場でしたが、「こんな世界もあるんだね」と、一つの世界として認識する程度だったように思います。
再び話をテレビ朝日に戻します。
私はテレビ朝日職員ではありませんので、もちろん先日の問題とされた場にはいません。そのため想像とはなるのですが、テレビ朝日は女性にとっても、働きやすくフランクな場なのかもしれないと感じたのでした。まあ、幼稚だとは思いますがね。
そんな場ですが、働き方改革、コロナウィルス、時代性の変化、女性の意識の変化、私自身の年齢などから、私がそんな場にまみえる可能性は、非常に低いと思います。私でなくても、25才を過ぎたらそんな場にまみえる可能性は極めて低くなると思います。時代や人生の中、ある一時しか体感しえないような場、私は想像しながら懐かしむのでした。
Posted at 2021/08/11 22:30:21 | |
トラックバック(0) |
時事 | 日記