9月26日に聞いた母娘の会話を聞いて、私が学生だった頃の、英語の授業時間中の会話を思い出しました。
当時通っていた学校の教員氏は、上司から現役合格を強く指導されていたのか、教科が異なっても全員が
「行きたい学部学科ではなく、行ける学部学科で行っても良い学部学科を目指すように」
と、指導していたように記憶しています。教員氏もサラリーマン、きっと現役合格者数で勤務評価が決められていたのかもしれません。しかし、情勢から現役合格を目指した方が良かったのも事実です。
その日、教員I氏は、いつも通り授業をしていました。生徒が私語をしていたからなのか、赤本か何かを使って隠れて勉強していたのか、進学の話をしました。教員I氏は20歳代半ばで、教員であることをことさら前面に押し出すことなく、兄貴分的な態度で生徒に接していました。
I「おいおい、〇大学英文学科だって?まさかみんな英文学科を目指していないだろうな?悪いこと言わないからやめておけ。」
と、自信が学んだであろう学科を自ら否定するような発言に、私は驚きを持って話に聞き入りました。
I「英語は音だから、音感やコミュニケーション能力で優れる女の子には、男は逆立ちしてもかなわないから、やめた方がいいんだよ。」
とのことです。
奥さんが美人だとかいう噂があったI氏に生徒は興味津々で、大学と女性の関係性を質問するのでした。I氏は、
I「かわいいのは、短大と女子大の子だよ。」
生徒「じゃあ、四年制大学は?」
I「ダメ!四大の女子大生は生意気!」
生徒「え~。法学部とか経済学部は?」
I「そんなところには、男みたいな女がいるよ。」
生徒「希望を失わせるようなこと言わないでよ~。」
I「大丈夫だよ~。クラブ活動で他の大学の生徒と一緒になるから。」
I先生からすると、いや、当時の情勢から、理工系学部に通う女性は皆無かほとんどいないという考えだったようです。
それは良いとして、その場にいた私としては、
「男みたいな女とは、どんな女なのだろうか?ショートヘア?スカートをはかない?筋骨隆々?」
まあ、特に現代ではこの辺のことは、表現、価値観、好み、人それぞれであるといえますし、当時としても少し古い表現に聞こえました。
しかし実際に大学に行ってみれば、生徒同士同じ教室に行っても友達になるとは限らないですし、教室に入ってしまったら、実際には教員の話を聞いてしまうものですから、実際には男女比は無関係だと思うのです。
とはいえ、文系学部にあるとかいう「ゼミ」とやらで、男女での討論をしてみたかったものです。
Posted at 2021/12/18 20:39:54 | |
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