2018年04月02日
V/U機のデュアルワッチは不可能
エイプリルフールも過ぎて、嘘言っちゃダメぴょんな、イースターマンディです。本日もネタは、いつも
やってるアマチュア無線のお話です(=゚ω゚)ノ
最近になって、スプリアス輻射の規制が強化されましたが、新基準に適合していても起こる現象に
ついて、本日はお送りします。
現在のように地上デジタルTVではない頃にはテレビへのインターフェアとかで随分とスプリアス波
に対して神経質なほど対策されていたことと思います。諸氏、ご存知のように基本的な電波の
発振周波数に対して、整数倍にお化け(スプリアス波)が出現することは有名であり、無線機で
無くても、ケーブルの長さや電子回路の一部に同調できる金属部が在ると、そこで強力にイタズラ
してくれます。このような状態を電波発信源から遠く離れた場所まで届けられたのでは、現代の
インフラ整備された電気製品は全く使えなくなるので、その様な事が起きないように基準を設けて
不整備な状態でのアマチュア無線は運用できなくなっております(´‐ω‐)=з
しかしながら、スプリアスと言っても高調波もあれば、基本波より下に出る低調波も存在します。
因って、基本対策は発振周波数に対して、帯域の狭いBPFを設けることが大切です。
それでは、アマチュア無線機の場合は、十分なのかと言うと、何処のメーカーが作った物であって
もそれは不十分であり、V/Uのデュアルワッチ機能など、チャンチャラ♪おかしくて、お話に成り
ません(≧∇≦)ノ彡流石に、低調波に対しては、重要無線に使われる周波数の関係から、少しは
高調波よりは対策されていると思いますが、一部のメーカー現行機種では、アウトです( ´艸`)
おっちゃんは、昭和時代の無線機がメインなので144MHz帯と430MHz帯を別の無線機で使用
していますが、同じデスクに載せられている無線機で例えば、145.000MHzのFM呼出し周波数
で送信するときに、435.000MHzを受信しているとシグナル強度、フルスケール+60dBにて声が
復調出来てモニターされます(´_`。)丁度、145MHzを3倍にした周波数です。これに伴って、2m
何処で電波を出しても丁度、3倍となる周波数でモニターできます∑(゚д゚lll)
そこで、手持ちの無線機を片っ端から試験したところ全く同じ現象が発生しました。おまけに、
144MHz帯と430MHz帯とをデュアルワッチできる無線機をテストしたらやはり同じ現象です。
新スプリアス規格の無線機も同様なので、受信機と送信機を違う部屋まで移動して試験しても
恐らく電界強度的に自分の自宅廻りには影響するようです。逆に430MHz帯で送信しての
低調波は144MHz帯受信機ではホワイトノイズ以下でした。こんなこと知らなかったのは、
おっちゃんだけだよって言われますが、日曜日にローカル局に無線機がおかしいとメールが
届いて、慌てて試験した次第です(´0ノ`*)
ローカル局の場合は、新スプリアス機でありながら、低調波も出ているようで特定の430MHz帯
信号が144MHzで復調されているようです。それなのにメーカーさんはカタログにV/Uデュアル
ワッチ機能搭載などと楽しそうに掲載しております・・・。これって、完璧な近接スプリアスの
典型ぱてぃーんでは、ないでしょうか?移動運用を複数で行う場合に、片方の局は144MHz帯、
他局は430MHz帯と分かれて運用が出来ない周波数が存在すると言うことは非常にやり難い。
あくまでも無線機の故障ではありません。皆さんもお手軽にダミーロードでも試験できます。
ある意味では、433MHzメインを近くで運用しているご近所局が居たら、その周波数より290MHz
下は143MHzなので送信不可なオフバンドだからと思っていると、434MHzより以上~436MHz
未満の周波数は使用すると思わぬQRM発生となる。これって、知っていてきっとメーカーも、
430MHzは帯域広いから問題無いぢゃろ的な安易な設計なんでしょうねヽ(;´ω`)ノ
と言うことで、今更にこんなスプリアス問題を真剣に悩んでしまうおっちゃんでしたwwwww
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Posted at
2018/04/02 22:58:48
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