こんばんは。
先日のブログで、海外のパーツ、国内のパーツはこのサイトから検索できます…というのをご紹介しました。
再掲載しますと…
--- 前回のブログからの引用…というかコピー (^^;)
(オマケ)
実は、海外ではパーツ屋さんが Web サイトで部品を売るためにパーツカタログを掲載していることがあります。
その中には…たとえば海外の方が日本から輸入した車の修理をするために、日本車のパーツの品番を見ることができる場合があります。
もちろん、海外の部品の品番がわかる場合もあります。
私は、こういったサイトで調べるほかに、手持ちの資料や、ネットで調べた品番などの情報を元に、共販に行って、(共販の方が部品の特定をしやすいように、また調べやすいように極力持っている情報をまとめて)、調べてもらったりしています。
簡単に品番を調べているようですが、結構手間がかかっているんですよ。
もしかしたら自分で調べたい!といった方もいらっしゃるかもしれませんので、ここにURLを掲載しておきます。(掲載したURLは一例です。他に見つかった場合、ここに追記したいと思います。)
・
Welcome to Toyota Parts Online.
└
Scion (COROLLA) iM Parts & Accessories
http://toyotamarket.ru/
├
SCION iM
└
AURIS (UKP)
・
partsouq.com
└
AURIS
・
7zap
└
Modifications TOYOTA COROLLA/AURIS (JPP)[NRE180,ZRE18#,ZWE186]
・
http://auto-kat.com
└
ОN-LINE PARTS CATALOG TOYOTA
・
http://toylexparts.com
※ページ中の “VIN” とは VIN コード(シリアルナンバー) といい、17桁の個体識別番号です。
考え方はこのあと説明する車体番号 (例:NRE185-6XXXXXX みたいな番号) に近いですね。
VIN について、詳しくはこちらの業者さんの説明をごらんください。
VINコード(シリアルナンバー)とは何か - フレックスドリーム
まずは先ほどのURL のページを利用して自分で調べてみるのもありですよ。いろいろと楽しいことがわかったりします。
--- ここまで。
これらのサイトから調べることもできますが、そういえば!と思い出したのが、以前みんカラの中で見つけたこちらのブログ。
パーツ品番検索サイト(主にトヨタなどの国産車の部品、外車も一部対応) - 2012年10月20日 - アルテッツァ乗りの
Jmk さんのブログ。
以前、品番を調べている時にたまたま記事を見つけました。
私は普段、別の方法で品番を調べたりしていたため、見つけたその時は、「ふーん。」と思っていたのですが、きのうの何シテル?でつぶやいた後、試しに使ってみたところ意外にも使いやすかったので、これはご紹介する価値あり!と思い今回ご紹介することにしました。
そもそも、Jmk さんのブログ記事が無ければ、存在すらわかりませんでした。有用なブログ記事の掲載にまず感謝です。ありがとうございました。
使ってみたところ、意外にサクサク見られるんですよ。そして何より日本語対応ですばらしい。
管理画面もあります。
おおっと!
ここであーだ、こーだ言っても始まらないので、まずスクリーンショットでご説明しましょう。
このブログは3部作でお伝えします。
・部品の品番はこうして調べることもできる! - ① 新規登録と車体番号から検索編 (これ)
・
部品の品番はこうして調べることもできる! - ② 車両型式や仕様から部品をたどる方法
・
部品の品番はこうして調べることもできる! - ③ 海外生産そして、輸出車両用のパーツはどうやったら購入できるのか!?
このブログ (シリーズ) ではトヨタ・オーリスなどトヨタ車を中心として手順をご紹介しているため、他の自動車メーカーの場合は手順や情報が異なる場合があるかも知れません。ご了承ください。
---
まず最初に、
① 新規登録と車体番号から検索編
です。
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まずは今回ご紹介するWebサイト
partsfan を開きましょう。
https://partsfan.com

英語で表示されたと思います。まずは右上の 「Japanese」 をクリック。

そうすると日本語で表示されると思います。
そうしたら次は登録に進みます。 画面の上の方に 「新規登録 (無料)」 をクリック。
ちなみに登録せずとも使えないこともないのですが、画像が一切表示されないためかなり不便です。
登録にはメールアドレスが必要です。登録するメールアドレスが ID になり、別にパスワードを設定します。
ただ、どこかもわからないサイトなのでいつものアドレスを登録するのが不安…ということであれば、(あまり良いやり方ではありませんが) Go○gle やYah○o! などの無料のメールアドレスを取得してそれで登録する方法もあるかと思います。(取得したメールアドレスでメールを受信する方法はここでは説明しません。手順の中にメールを受信する必要があるので、先にメールが見られるようにしておいてください。)

このような画面が出てくると思いますので、メールアドレス、パスワードを2回入力します。
ニックネームは画面表示用です。みんカラと同じでも良いと思います。私は SQUARE としました。
あとはコンピューターがプログラムなどで ID を作成しないように、ID作成者が人であることを確認するための文字が表示されていますので、それを半角で入力します。
最後に「登録」を押します。

押した後は、確認用のメールを送信しました。といった旨の内容が登録したメールに届きますのでそれを開いて、メールの内容に書かれた URL をクリックします。(画面は受信したメールの内容。)
すると、本人確認ができました。といった旨の画面がブラウザに表示されます。
トップページに移りましょう。

ここまで来たら登録完了です。おそらくログインした状態でTOP画面が表示されます。ログインされていない場合は図のように画面上部からログインを行ってください。
今回は、車体番号で検索する方法をご紹介します。
まず車体番号ってなに?と言う方向けに車体番号の調べ方から。
オーリスでは3つの方法があります。どれも同じ番号です。
①車検証に記載の番号を確認する。
図は、オーリスの電子技術マニュアルから。
著作権等表記: (C) 2012 TOYOTA MOTOR CORPORATION. All Rights Reserved.
②助手席側のBピーラーに貼り付けられているネームラベル (ID レーザーラベル) を見る。(トヨタの場合、黒いプレートです。図の *a がそうです。)
③運転席の足元のカバーを外して確認する。(図でいう、*b がそうです。)
おそらく型番の頭…2代目オーリスの場合、ZRE186、NZE181、NZE184、NRE185、ZWE186 から始まる文字と、60 、65 (ガソリン車) 10 (HYBRID 車) から始まる7桁の数字が並んでいると思います。
これが車体番号 (フレームナンバー) です。
あ、せっかくなのでここではネームラベルの見方も説明しますね。
※番号は図の中の番号。
1…車両型式
※車両型式については過去にブログを作成していますので、詳しくは下記のブログをご参照ください。
・
調査報告と考察 (車両形式記号編) - 2016年11月20日
・
素人 SQUARE が語る、車両型式の話。 - 2012年01月19日
2…エンジン型式
3…エンジン総排気量
4…車台番号 (フレームナンバー、シャシーナンバー)
5…ボディーカラー番号 … タッチアップなどの塗料を買う時はこの記号を控えてください。 私のオーリスの場合は、レッドマイカメタリック (3R3) なので、“3R3” が記載されています。
6…トリムカラー番号 … 内装の仕様を表します。
※各パッケージを含みます。
00 : ホワイト (白) ※HYBRID “G パッケージ”
00 : アイボリー (薄茶) ※前期の150X シリーズで、この内装色を選んだ方
20 : ブラック (黒)
30 : ルージュ (赤) ※後期の150X シリーズで、この内装色を選んだ方
7…トランスアクスル MT、CVTの型式。
※各パッケージを含みます。
150X (4WD) : K310F
180G (前期) : K311
150X (2WD) : K312
120T、180S (後期) : K313 ※CVT
RS : EC62 ※M/T
HYBRID : P410
8…ディファレンシャル種類
(フロント)
-01A ギア比 5.698・ピニオン数 2
-02A ギア比 5.356・ピニオン数 2
-03A ギア比 4.562・ピニオン数 2 ※前期のみ
-04A ギア比 4.538・ピニオン数 2
-05A ギア比 4.761・ピニオン数 2
(リア)
-01A ギア比 2.277
9…完成車両最終検査工場
A31、A32 トヨタ自動車 高岡工場
※工場コードの詳細は
Wikipedia の「トヨタ自動車」に記載あり。
OPTION については情報がないのですが、メーカーオプションの装着状況で変わるのだと思われます。
私の場合
・
寒冷地仕様
・
パノラマルーフ (電動ルーフシェード+挟み込み防止機能付)
・
バックモニター (工場装着バックカメラ)
で 075 となっています。
---
さて話を戻して…

車体番号がわかったら、ご自身の車体番号を入力して検索をクリックしてみましょう。
車の仕様が表示されたと思います。
この検索方法は多くの車種から、例ではオーリスと言う車を特定し、仕様を特定する方法です。
良いところは、「無数の部品のなかから自分の車にだけ使用されている部品を特定することができる。」ところが良いところです。
ですが!
それだと、逆に同じ車の別のグレードのパーツは一切わからないことになります。さて困った。
…とならないように、その方法は「
② 車両型式や仕様から部品をたどる方法」でご紹介しますので、ここではまず、ご自身の車の情報を頼りに検索する方法から実践してみましょう。

ということで、この内容をいつでもすぐに呼びさせるように登録して、後述のマイページから呼び出すことも可能です。

マイページは画面上部のニックネーム (私の場合は SQUARE ) をクリックすることでたどることができます。

マイページが表示されたところです。
先ほどの登録した内容がここに表示されています。
その他、部品のカテゴリやパーツの詳細ごとの情報。気になるパーツなどを登録することができて、ここから見ることができますし、これまで登録した情報を変更、削除もここからできます。
あと、パーツを検索した時に価格を表示できる画面があるのですが、税率設定を先に設定しておくと、その時に税込価格も同時に表示されます。
では
★の車台番号をクリックすると別のタブ (またはウインドウ) で車両情報画面に戻ります。

図ではタブが増えて先ほどの画面に戻ってきました。
画面下部に部品のおおまかなカテゴリー分けがあります。

今回は例として
インストルメントサイドパネル RH (55317-12200-C0)を検索しますので、
★の「ボディー」をクリックします。

すると、図入りのパーツカテゴリーが表示されました。
今回は、
5501 インストルメント パネル & グラブ コンパートメントを選びます。
ちなみに、5501 は 左上の Fig-No のことで、55-01 と入力すればダイレクトにこの部分が表示されます。
この画面を登録したい場合は、右上オレンジの「このページをクリップ」ボタンをクリックすれば登録できて、マイページで見ることができます。

次は、オーリスのインパネの図とその図に含まれる部品の部品コード一覧が表示されたと思います。
図は拡大、縮小が可能ですので、見やすい大きさにするとより使いやすいと思います。
探しているパーツは図中の②の部分。
図の中の部品コード「55317A」 を表から探し出して (=①) クリックでも良いのですが、②の部品コードを直接クリックすることもできるようになっています。
また、この部品の場合、部品コードが「直線」で枝分かれしている図になっていますが、この場合は、この部品 ( 図で言う 55346A) が 55317A に含まれていることを表しています。
また、点線はボルトやクリップなどがそこに差し込まれることを示しています。
この図に含まれていない場合は、上のページリストから別のページを選ぶことができます。

やっとここまで来て、お目当てのパーツの品番が表示されました。
もしこの段階で、該当なしなど、パーツの品番が表示された場合、別のグレードや別の時期 (前期、後期の違いなど)のパーツを選んだために表示されなかった…ということになります。
いつでも見られるようにするには、パーツリストに登録をクリックすることで、マイページから見ることができます。(グループとしてまとめることもできるようです。)
お目当ての部品の品番がわかったら、品番をクリックしてみましょう。

するとこのような画面が表示されて、部品の情報が表示されます。
グループ分けせずにパーツのみ登録する場合は、「気になる部品」をクリックすることで、マイページの「気になる部品 (製品) 」に表示されます。
また,最初に設定した税率で税込価格が表示されます。
ただ、パーツの価格は時期によって変動しますし、そもそもこの Web サイトの情報が常に最新になっているかわかりませんので、おおまかな価格と捉えた方がいいです。最終的には注文時に確認後注文するようにしてください。
また、大手サイトの検索も自動で行ってくれます。
Amazon のマスターに品番の登録があれば、Amazon での価格が表示され、商品ページに遷移することができるようになっています。
あと、この部品が他の車種や他の国で使用されている場合、「この部品の使用場所」に一覧が出る場合があります。(図の真ん中あたり)
---
…と、まあ、長くなりましたが、まずは修理の時に役に立ちそうな検索方法からご紹介しました。
次は、
部品の品番はこうして調べることもできる! - ② 車両型式や仕様から部品をたどる方法 … をご紹介します。
( ② につづく)
【関連ブログ】
共販の方がどのようにして調べているのか…を話題にしたブログです。むしろこちらが本物ですからね~。最近はオンライン化されて最新情報が表示されるようです。また名札の IC カードを PC にかざさないとログインできないという具合にセキュリティも厳しくなって、勝手に使用できなくなっています。
・トヨタ部品熊本共販 本社に行ってきました。- 4 - 2012年04月21日
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/blog/26189275/
・トヨタ部品熊本共販 本社に行ってきました。- 5 - 2012年05月09日
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/blog/26422673/
・トヨタ部品熊本共販 本社に行ってきました。- 6 - 2012年05月27日
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/blog/26617595/
・のんびりな週末。 - 2017年07月10日
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/blog/40068772/