
この貨物列車は一昨年の3月にJR貨物の信越本線貨物支線を撮影したものです。新潟貨物ターミナル駅から上沼垂信号場を経由して、焼島(やけじま)駅へ向かう途中の県道3号線の跨線橋から撮影しました(上のタイトル画像)。ちなみにタイトル画像のディーゼル機関車の左側に写っている舗装道路は「私が東新潟自動車学校を選んだのは、託児所があって親切指導だからです。」でお馴染みの東新潟自動車学校の教習コースです(←新潟県民しか知らんだろ)。
この信越本線貨物支線はその名の通り信越本線から分岐している貨物線である訳ですが、かつては焼島駅の先にも線路が続いており東新潟港駅という終着駅がありましたが、現在は休止扱いとなっています。現在は、焼島駅近くにある北越コーポレーション新潟工場(旧、北越紀州製紙)の紙製品を焼島駅から新潟貨物ターミナル駅まで1日1往復で運んでいます。日曜、休日は運休なのでこの写真も土曜日の朝に撮りに行ってきました。
ちなみに、駅名の「焼島(やけじま)」というのはこの近くを流れる「通船川(つうせんがわ)」にかつて存在した中州に因んだものであり、通船川自体も元々は阿賀野川(福島県内では阿賀川)の本流でした。その昔、水害対策として現在の阿賀野川河口に作られた「松ヶ崎掘割」が水害によって決壊して現在の阿賀野川本流、河口となった訳で、元々の阿賀野川は信濃川、栗の木川と合流していたんですね。
この信越本線貨物支線の貨物列車には、JR貨物東新潟機関区所属のディーゼル機関車、DE10形が貨車の牽引機として運用されています。同機関区に配置されているDE10形は1500番台と3500番台ですが、この日の撮影ではちょうど3500番台のトップナンバーである3501号機が来てくれました。ちなみに、この3500番台というのは元々は除雪用ディーゼル機関車DE15形でして、そのDE15形のうち1500、2500、2550番台の機関車部に改造工事を施して改番したものがDE10形3500番台と呼ばれるそうです。
ここ数年、新潟の鉄道もめっきり寂しくなってしまいましたので、近年は貨物列車も撮る様になりましたが、身近にこうした専用貨物線が残っているのはなんだか嬉しいですね。貨物には貨物の旅客列車にはない魅力がありますね~。今の時代、ディーゼル機関車が貨車を沢山牽引して走る姿もそうそう見る機会が減っていますから、また近いうちに撮影しに行けたら良いなと思っています。

信越本線貨物支線 DE10形3501号機牽引貨物列車(上沼垂信号場~焼島駅間)

DE10形3501号機(焼島駅構内)

同上
Posted at 2018/09/18 22:02:29 | |
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