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先日のWRC辞退会見の詳細をみてみると、どうやらトヨタから何らかの指示が出ているような気がする・・・・

森社長本人は「トヨタに指示されたことはない」と言っているが、もし言われていたとしてもそんなことは社長の口から言えるものではないですし、少なくとも何らかの影響があると思う。

逆に今回の金融危機でトヨタの立場になってスバルを引っ張っていくという考え方で、トヨタ自身はスバルにどうあってほしいかを自分なりに想像してみました。

要はもし自分がトヨタ自動車だったら、これからスバルにはこうあってほしい！という見方で挙げてみましょう。

☆資金の運用について

なるべくならスバルで節約できることは節約してほしい　→　今回のWRC撤退

開発費を節約してほしい　→　トヨタ車の部品流用(現にインプレッサのサンバイザーなどはトヨタでも使用されていますし、プッシュスタートなんか全くの移植品)


☆製品について

トヨタ車をもっと売り込みたい　→　直接販売に影響があるレガシィB4、インプレッサアネシスの販売を中止、これによりベルタ・カローラアクシオ・プレミオ・アリオン・カムリに客を流せる

ラインアップを増やして素人客をスバルに引き寄せる　→　国内市場のみでそこまで低迷していないダイハツの軽自動車を、数年前のデザインに仕立てたバンパーを組み合わせてスバルで売る。

こんな感じでしょうか。
他にも・・・

DEXのステアリングはスバルのロゴが小さすぎてトヨタ・ダイハツのロゴを中央にハメ込んだときと比べて、上下に余白ができるつまり、スバルで売るためだけにステアリングは製造できない（このことは別記事に書いてあります）

EyeSightを廃止してバックカメラのみで車線離脱警告ができるレーン・キーピング・アシストをレガシィに搭載し、富士重工の開発した技術を捨てることでデンソー、日立などの多様な子会社から部品を共有することで経費を浮かす（噂に基づいています）

まぁ、一時期話題になったWRCに参戦するためにサッシュレスドアを廃止しましたというのはその場しのぎの発言で、結局は微妙なドアのセッティングに苦労を強いられるから廃止したわけで、果たしてパッと見て今度のレガシィは「やっぱりレガシィだよな～」と見られるか「さ・て・と・・・燃費もいいしカローラフィルダーを買うか～」となるか・・・

前者であってほしいですが、後者の方になりそうな気がします。
はっきり言って、コンセプトモデルの写真を見た限りだとこのデザインは見飽きたととっさに思ってしまいました。

しかし、トヨタとしてもスバル車が売れないとまた困ったことになってしまいます。たとえば、フォレスターが売れずにエクストレイルやアウトランダーに流れてしまっては大変です。
そのためにハリアーをレクサスへ持って行き、高級SUVの位置づけにすることでムラーノと競えますし、廉価SUVとして親しみのあるRAV4を廃止してヴァンガード一本の中に廉価グレードをいくつか備えるといった形にすれば痒いところで何とかなるでしょう。

現にトヨタでさえカルディナを発売中止にしたのはレガシィに客が流れるので開発を踏みとどまったと思えます。最終型のGT-FOURとかを購入したければレガシィの2.0GT系に手が出ますしね。