(上)から続く
名門大洋フェリーの無料バスに小倉駅まで送ってもらい、下関行きの電車に乗ります。クハ411-112、久々の典型的な近郊型!! まだこのタイプいるんですね。セミクロスシートのままです。
そうそう、今回も遠距離逓減制の恩恵にあずかるべく、ジグザグ紀行のまんまの乗車券を発行してもらいました。画面の見えるマルスのあるいつもの窓口で、おねえさんに・・
(何も見ずに)「経由言いますから順に打って下さい、小倉(鹿児島)門司(山陽)えーと幡生はどこだ?○番!<候補の下の方にあった>(山陰)長門市(美祢)厚狭<"あさ"ね、おねえさん読めない?>(山陽)新山口<このへんは簡単>(山口)益田(山陰)和田山<福知山ぢゃないよ>(播但)姫路(山陽)神戸<大阪ぢゃないよ>(東海道)・・・」となります。発地が北九州市内になるかどうかは距離からマルスが判断します。この程度のくねくねでは経由がすべて印字されてました。一昨年の時は手書き追記でしたなww。
下関からはコレ、山陰観光列車「みすゞ潮彩」に乗ります。
改造車なので座席と窓が合いません。席番情報など調べてあらかじめ席を指定して取りました。
どこかのツアーの団体客でも来たらうるさいな・・と思っていましたが、
だれも来ません・・
なので落ち着かない窓向き席はやめてボックス席を陣取りました。
長州路観光連絡会発行の「車窓から楽しむ風景の時刻表」と称す、気合いの入ったイラストで車窓の見所を紹介したパンフがありました。そういえば昔の雑誌「旅と鉄道」にもああいうのありましたな・・。
列車の終点となる仙崎まで乗車。長門市-仙崎は別途片道券を出してもらいました。
今回の唯一の立ち寄り「金子みすゞ記念館」。仙崎駅からすぐのところにあります。
語り出すとキリがありませんので割愛しますが、若くして亡くなってしまったのでまさに「幻の童謡詩人」とされていましたが、ある一作品をたまたま読んだ矢崎節夫氏が埋もれている作品を探し出して今日の甦りに至ったんだそうです。功績大だね!!
震災直後に流れたACのCM覚えてますね。これで結構知られたみたいです。
この時期としては穏やかな日で、歩くのにも苦になりません。まるで3月くらいの陽気です。
駅から続く「みすゞ通り」でピョン吉発見!!
仙崎-長門市間は列車の本数が少なく、あらかじめ調べておいたサンデン交通のバスで移動。ずいぶん前に買った中国JRバスの共通カードが使えました。
山陰本線の長門市-益田間も本数が少なく、乗りつぶしの際に苦労する区間です。宿泊地の関係もあり、美祢線で山陽側へ出ます。
東萩まで行ってバスで新山口に行くという手もありましたが、バスが別払いになるのと、以前の経験から山口市内の夕方渋滞も予想されやめました。
東萩方面にハーフパンツまるみえのお姉さん中学生の団体が座り込んで待っていたのでそっちを選ばなくて正解でしたな!!
美祢線といえば、大嶺支線も含めて乗りに来たのが87年10月、その時はキハ23、47、大嶺支線が単行のキハ30で往復しています。それ以来となります。なんといってもロングシートのキハ120では足が向きませんでしてなww。
大嶺駅(のはず)
厚狭駅
厚狭から新山口へ国鉄色117系で移動し、新山口の東横イン泊。
小郡(新山口)といえば鉄分の濃い人なら知らん人はいないですが、鳥栖とか米原のような鉄道の要衝みたいなところで、駅周辺は賑やかではありません。新幹線口から少し歩いたところに今風の「イオンタウン」があるくらいです。
翌、特急「スーパーおき」で一気に出雲市まで走ります。キハ187系。
前回はまだキハ181で重厚な走りでしたが、新型車両の出力とか振り子機構とかはともかく、この「財政厳しき中、中間車を制御車改造したような」お顔が・・残念ですな。
山口線内ではおとなしく走りますが、益田を過ぎると結構飛ばします。
出雲市からは一畑で松江まで行くことにしました。
いい昭和味を出していた一畑百貨店は跡形もなく、店舗としてはほんのちょっとだけ残り、あとはホテルになってました。ロングシート車が来たらやめようとも思いましたが、駅が変わっていて外からは見えません。
来たのは懐かしい元京王線の電車。前に来たときもコレでしたな。転換クロスシートになっていて快適です。
さらに途中で原型が・・・。コレは復元塗装のようで、京王末期ではヒゲは無かったと思いますが、、。
C&Cのカレーや明大前香港の焼定が食べたくなりますな
終点で憩うこんなのもいました。急行運用なんでスカね? オールロングシートですな。
松江温泉駅は「松江しんじ湖温泉駅」となって駅舎も変わっていました。
こちらが旧駅の写真。バスも古いですな。
ここから境線の境港まで1時間くらいで結ぶ直通バスがあり、絶妙な時間で接続していたのですが、天候もよろしくなく、来たバスもあまりそそりませんでした(笑)ので見送りました。
結局JR松江駅へはコミュニティバスで移動して、松江-米子間は電車で、山陰本線でも電車が走るんです・・って何を今さら(?)。115系が来ました。末期色と揶揄されていますが、中はきれいでまだまだ使えそうですな。
で、米子の東横イン泊。
ホテルで「おさんぽマップ」をもらい散策。「元町サンロード」・・ってどこよ!? 「本通り商店街」・・夕方五時というのに街が死んでいます・・・。
駅周辺こういう感じのところ多くなりましたねぇ・・
アーケードを抜けると冷たい雨が降ってきました。駅前のイオンに避難。作りからサティぽい(正解!!=もとは米子サティだったらしい)。
そのイオン近くの名の知れた焼鳥屋で夕食。意外に(と言っては失礼ですが)おいしく、勘定3000円超えも久しぶりかと・・。
(下)に続く・・
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タビービト族の部屋 | 旅行/地域
Posted at
2013/01/26 22:07:55