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クリューのブログ一覧

2025年10月11日 イイね!

Return to us, Lancia!

Return to us, Lancia!今月のカーグラフィック誌はランチアの特集だった。特に多くのページが割かれていたのは、ランチア・イプシロンである。

イプシロンは、もともとアウトビアンキY10にルーツを持つそうだ。私の中でのイプシロンのイメージは、かなりおしゃれな小型車で、ランチアのラリーイメージとは程遠い存在だと思っていた。
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デルタもモデルチェンジを終えた後、フィアットとクライスラーが合併した頃、全く昔のイメージからほど遠くなってしまった。
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ランチアと言えば、70年代のストラトス、
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80年代のラリー037、
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そして80年代後半から90年代にかけての
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デルタHFインテグラーレが思い浮かぶ。Aマークを配した白と緑のアリタリア航空カラーや、赤・青・白のマルティニカラーは、当時のラリーシーンでとても勇ましく映っていた。
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しかし、デルタがラリーから撤退した後の市販モデルのイプシロンは、それまでの力強さから一転して、独特なヘッドライトやグリル形状を持つ「小さな高級車」という印象に変わっていった。


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ところが、昨年2月にモデルチェンジされた新型イプシロンは、かつてのラリー参戦車を彷彿とさせるようなエクステリアを纏って登場した。
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プラットフォームも従来のフィアット500やプント由来から、ステランティス傘下のPSAグループが開発した「eCMP」へと変更された。つまり、プジョー208やオペル・コルサと同じアーキテクチャーを採用している。
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そのためか、車高は低く、車幅も広がり、迫力あるスタンスを持つようになったように思う。
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さらに嬉しいことに、2025年5月には「HF」モデルが発売され、スポーティな「HF-Line」がBEV版とマイルドハイブリッド版でラインナップに加わった。そして今年7月には、ラリー4 HFをベースに、エントリーカテゴリーであるラリー6規定に対応した競技用モデル「イプシロン・HFレーシング」が発表されたのだ。
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Return to us, Lancia! あの勇ましさを、もう一度。
Posted at 2025/10/11 20:46:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 気になる車 | クルマ
2025年10月05日 イイね!

自動車産業総点検....Motor Fan イラストレイテッド №228より 

自動車産業総点検....Motor Fan イラストレイテッド №228より 発売から少し時間が経ってしまったが、『Motor Fan illustrated №228』の特集「自動車産業総点検」は、2025年の世界の自動車産業を6章に分けて鋭く分析している。経済・通商、販売分析、脱炭素、トレンド、そしてエピローグ(BEVが抱えるチャイナリスク)まで、今まさに転換期にある業界の全体像が見えてきた。

【1. 経済・通商】
トランプ関税の影響は大きく、国内生産車に15%の追加関税が課されることで、価格競争力が著しく低下した。自由貿易体制のもと、各メーカーは現地生産で競争力を維持してきたが、この関税政策はその前提を揺るがす。

今まで世界ではそれぞれの地域で経済連合を設け、その中でそれぞれの国家間の物資の流通を自由にできるように関税を「0」にして自由貿易を行ってきた。そのため、それぞれのメーカーは現地生産を行い競争力を維持してきた。そして国内での雇用の問題や工場の稼働率などの様々な事情から、まだ国内生産車を輸出してきたわけだが、このトランプ関税のため、さらに15%が上乗せされることで国内生産分はさらに高価になるわけでそれは競争力を失いかねないわけだ。
また、自由主義陣営は今まで中国に対して安価労働力を利用し、より時給の高いハイテク技術や金融にシフトした。しかし中国が力を増して「世界の工場」となったことで、アメリカ合衆国は、製造業が空洞化し、中産階級が没落したという。そして中国に対する関税の障壁は、中国共産党(政府)が、自国の自動車産業に対して行っている補助金に対する対抗措置になっている。これはトランプ政権が終わってもこの状況が変わらぬ限り継続されると予測している。

【2. 中国EV市場の実態】
中国ではEV購入者だけでなく、生産者にも補助金が支給されている。しかし、2014〜2019年にかけて100社以上がEV市場に参入したものの、多くが破産。現在残っているのは長城汽車、吉利汽車、BYDなど一部の企業のみ。
これらの企業がタイ市場に進出した背景には、中国国内市場の急速な減速がある。BYDもEVではなく、PHEVで利益を上げているという点は注目に値する。

これは中国メーカーだけではない。
【3. テスラの収益構造】
テスラの利益の多くは、実はカリフォルニアZEVによるクレジットによる営業利益だったという。つまり、北米市場で二酸化炭素排出量が大きいメーカーは罰金を払うか、テスラのようなZEV(ゼロエミッションビークル)を販売するメーカーからクレジットを購入することになっている。そのクレジットを販売し利益を上げていたのがテスラなのだ。モーターファンによれば、EVの利益率はわずか2%のため、非常に利幅が少ないのだという。

したがってテスラは「高価格商品」「クレジット収入」「ソフトウェア課金」BYDは「電池内製」「薄利多売」「政府補助金」で利益を上げており、他のEVメーカーは「補助金による赤字補填」「極限値引き」で経営をしているという。また、EVについてはGM、フォード、メルセデス、アウディもBEVは赤字で先行投資を回収すれば利益が増えるといわれた5年ほど前に比べ、現実は程遠い状況だという。

【4. 欧州の販売分析】
欧州では電動化が予想以上に進んでおらず、欧州では新車販売台数が多い国ほどハイブリッドの販売が多く、各国では新車登録台数に呼応してEVが売れているわけではないようだ。EV販売は新車登録台数に比例していない。むしろハイブリッド車の方が主流となっている国も多い。ノルウェーは例外で、水力発電の普及と電気代の安さがBEV普及を後押ししている。その他の国々では実情は様々でチェコやベルギーではまだガソリンモデルがまだまだ多い現状となっている。しかし、ハイブリッドがやはりかなりのボリュームをもっていることがわかる。北米市場では微増ながらアメリカの現地生産が伸びているという。また、それまで中国車は中国からの輸出だったのが、タイやベトナムからの輸出が増えたという。

 国内での販売実績は言うまでもなく、トヨタと軽自動車のスズキに一人勝ちである。その中でパワートレインで見るとトヨタ、ホンダ、ニッサン、スズキは、ハイブリッドの比率が非常に高く、意外にも国内では三菱がディーゼルの比率が高く半数弱、マツダは3割。しかし、三菱はPHEVが3割も占める。日本がパリ協定を守れたのは軽自動車の販売増とハイブリッドの普及によるのかもしれない。

このように今年の世界の自動車産業(特に組立メーカー)の動向はかなり大きな変化があった年だったといえる。EVにしても、トランプ関税にしても今年は大きな障壁だったり経営の舵を再考したりする年ではなかったかと思う。

最後にBEVのチャイナリスクについて触れておきたい。現在の蓄電池などの多くは中国製のものが多い。太陽光パネルにしてもリチウム電池にしてもあらゆるところに中国製が普及している。この普及は中国政府の補助金によるものが非常に大きいといわれ、その補助金によって得た企業の利益は税収となるわけだ。したがって日本を潰そうとするならさらに補助金をばらまいて安価な製品を作ることもできるし、その反対に価格を上げることも可能なのだ。それだけ、中国の影響力は大きい。今後果たして電動化へ向けてさらなる自動車産業の変革を求められるのだろうか?
Posted at 2025/10/05 17:16:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 書評 | クルマ
2025年09月28日 イイね!

え?そこまで描くとは…『沈黙の艦隊 北極海大海戦』

え?そこまで描くとは…『沈黙の艦隊 北極海大海戦』公開日より一日遅れだったが、「沈黙の艦隊 ~北極海大海戦~」を見にいった。昨今、かわぐちかいじ氏の原作の映画は、一部ののファンから実写化すると酷評される傾向がある。その理由として原作との剥離やキャスティングへの違和感だろう。

映画としては個人的には、『空母いぶき』や前作『沈黙の艦隊 ~東京大海戦~』も、それほど悪くないと感じていた。

さて、本作はその続編で、北極海を舞台にアメリカ海軍の最新鋭潜水艦『アレキサンダー』級との海戦、そして主人公・海江田四郎による独立国『やまと』の宣言を中心に、日本政府とアメリカ政府の対応が描かれる。

当然、現在に置き換えられている分、当時は無かったスマホが使われているし、またあまり原作では描かれてはいなかった女性の姿の描写もある。また、当時就役していなかった原子力空母も今回は登場している。

したがって、原作に対する思いの強い方にすればまた「違う!」ということになるであろう。

それでも、軍事スリラーとしての完成度は高く、見応えのある作品に仕上がっていた。

原作を知る私からすると、北極海でのアメリカ海軍原子力潜水艦「アレキサンダー」との戦いをもう少し詳しく描写してほしいところもあった。特に、ベイツ艦長と海江田艦長の心理戦や潜水艦同士の駆け引きは、原作に近い緊張感で描かれていれば、さらに深みが出たと思う。

また、日本政府動きや衆議院総選挙も大海戦を盛り上げるささやかな一つ裏ストーリーとして描かれているが、前作と見たときに個人的には笹野隆史氏が演じる竹上登志男が、昔の福田赳夫首相のようで頼りなさを感じたが、今回は腹をくくって総理大臣として前作より大きく感じるように思えた。

たった一つ、本当に残念に思ったのは、終盤でそこまで描いたら、この先どうするんだという終わり方をしたこと。せめてあそこで終わってほしかったとは思ったのは私だけだろうか…。

しかし、前日からテレビ番組で前作を見て今回映画を見て、原作のすばらしさを再度感じることができたとともに実写化された今回の映画、やはり最後の最後まで制作されてほしいと思う作品となった。

Posted at 2025/09/28 09:16:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2025年09月20日 イイね!

予感と期待と...。

予感と期待と...。今年も、日本最大級の自動車イベント「JAPAN MOBILITY SHOW 2025」が開催される。 電動化やコネクテッドカーの進化、さらには中国企業の参入など、注目すべきトピックが目白押しだ。

マツダのブースでは、間違いなく新型CX-5が展示されるだろう。 しかし、私が密かに期待しているのは、それだけではない。 中国市場向けの「MAZDA6e」や「MAZDA EZ-60」が並ぶ可能性もある。 そして何より――私にはひとつの“予感”がある。

それは、マツダの「SMALL群」に属する新しいコンセプトカーが発表されるのではないか、ということ。
新型CX-5とストロングハイブリッドの発表は来年であるから多分にエンジン単体の展示だけでも必ずと言っていいほどあると思う。しかし、現行MAZDA2やMAZDA3はモデル末期故、本社内では確実に次期MAZDA2やMAZDA3についての開発は動いていると思われる。
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そうなると、この2車のどちらかの基本デザインコンセプトとなるSHOWカーが発表されてもおかしくない。
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ちなみにDJ型MAZDA2のコンセプトカーは2014年3月にMAZDA跳としてジュネーブモーターショーにて発表された。
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そしてDJ型は2014年7月に量産モデルとして発表されている。
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またMAZDA3のコンセプトカーは、MAZDA魁として2017年に開催された「第45回東京モーターショー」にて発表され、2018年11月ロサンゼルスモーターショーで量産車のMAZDA3が発表された。
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つまり、SMALL群はマツダの「日常に寄り添う革新」を象徴する存在だ。 その延長線上に、次世代のデザイン哲学や電動化技術を盛り込んだ新型コンセプトが登場する可能性は十分にある。

この予感が、単なる妄想で終わるのか、それとも現実となるのか。 会場でその答えを確かめる日が、今から待ち遠しい。
Posted at 2025/09/20 11:22:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | mazda | クルマ
2025年09月14日 イイね!

夜行性…?

夜行性…?久しぶりにカメラをもって遊びに行きました。しかし、朝からトラブルが…。
なんとシャッターを押すのにピントが合わない。

せっかくのポケモンジェットをゲットだぜ~と言いたかったのにこの惨状…。
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気温は上がり始めて、カメラの内部の何かがオーバーヒートしたのでしょう。壊れたとは一瞬思いましたが、自宅に帰ってクーラーの中に入ると正常に戻るという…。
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そこで明日は休日なので嫁に外出することを嘆願して、夕方から再チャレンジしてきました。
カメラは前のものをそのまま使用しているのですが、ようやく夕方や夜の撮影のコツが何となくわかってきたように思います。そしてやはり、気温が下がってかなりカメラの調子が戻ってきました。
まずは定番の場所から…。
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段々と日が落ちてきたので、今度は送迎デッキからの挑戦。
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送迎デッキに上がると設置してある気温の表示も27.0℃を表示。なんとなく感じる風も秋のようなそよ風。

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というわけでカメラの調子が良くてピントが合いやすくなりました。

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当分は、昼に行くよりも夕方から夜にかけて撮影しやすいかな…。

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ただ、今後、このようなことが続くとやはり嫁の目も厳しくなりそうで…。迷いどころ…。
そこで帰宅が遅くなったお詫びに嫁にお土産を用意したのは言うまでもありません…。
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Posted at 2025/09/14 22:06:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日常 | 日記

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「明日は大丈夫かなぁ〜 "高速道路の追い越し車線に脚立、複数の車絡む事故で渋滞続く 九州道薩摩吉田IC付近" https://l.smartnews.com/m-6nFGwZWg/iLqRah
何シテル?   10/13 15:30
妙にこだわりのあるへんなやつですがよろしくお願いします。あまりうまくしゃべれません・・・・人付き合いが下手です。泣 最近、突然フォローの申請をされる方がおられ...
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