2026年06月20日
公開初日に久しぶりに見に行くことができた。この年齢で観に行きたいと思う映画はかなり限定的になってきたのもよくないなと思ってはいるのだが…。さて今回は「免許返納?」である。舘ひろしももう76歳。もうそんな年齢なんだなあと改めて驚いた。「帰ってきたあぶない刑事」から3年。76歳にしてまだまだ魅力のある俳優である。
この映画「免許返納?」という題名だけに、年老いていく人たちに必ず免許返納を強制するようなキャンペーン映画でもなく、また年老いた舘ひろしが主演なので、それ相応の年齢がターゲットの映画でもないと思う。ただ、出演者のそうそうたるメンバーが、名優、あるいは名脇役と言われる人たちが勢ぞろいである。これだけのために出演したのかという、この映画での凄さがある。西野七瀬、宇崎竜童、吉田鋼太郎、大地真央、真矢みき、南野陽子、八嶋智人、内藤剛志、MEGUMI、斉藤聡、新井康弘、ベンガル、西岡徳馬…2時間ドラマならおなじみの面々でもある。ま、既にこのメンバーだけでターゲットの年齢が限定されるか…。
だからといって重いテーマでもなく、ロードムービー的要素を取り入れながら、舘ひろしらしさを前面に押し出した映画と思った。バスローブ、サングラス、そして舘ひろしのバイク(ハーレー)、そしてショットガン。という記号がこの作品のキーワードで、ストーリーの最後までこだわった流れであった。そして、やはり後ろから見た舘ひろしのカッコよさはたまらないものがあった。また、あちこちにあぶない刑事の広報用のショットがシーンのあちこちにちりばめられているだけに、「あぶ刑事」ファンにも好意的にとらえられるのではないかと思う。
他にも、主演した「免許がない」だけではなく、映画「暴力教室」、ドラマ「天下御免トラック野郎 銀ちゃんの事件街道!」などのオマージュがさらに取り上げられている。舘ひろしの出演歴だからこそできる映画作りである。近年の高校生を取り上げた恋愛映画でも、CGを駆使したアクション映画でもない。またミステリー映画でもないが、肩の力を抜いて楽しめる「極上のエンタメ活劇」であった。
Posted at 2026/06/20 09:49:24 | |
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映画 | 音楽/映画/テレビ
2026年06月14日
ようやく最近、運転に慣れてきた。エンストの回数はかなり減ってきたのだが、ここへ来て新たな疑問にぶち当たるようになった。それが、「ブリッピング」なのか「ダブルクラッチ」なのか、ということだ。
シフトダウンをするとき、速度がそれなりに落ちていれば、そのままギアを落としてクラッチを繋げばいい話ではある。しかし、速度が残った状態でギアを繋ぐと、得てして急激な衝撃を受けたり、フロントにつんのめるようなエンジンブレーキがかかってしまい、ギクシャクする。
そこでアクセルを一回煽り、エンジンの回転数を上げてからクラッチをミートするわけだが……。
ここで「ダブルクラッチ」の操作をおさらいすると、以下のようになる。
【クラッチを踏む → ニュートラルに入れる → クラッチを離す → アクセルをあおって回転を合わせる → 再びクラッチを踏む → 低いギアに入れる → クラッチをつなぐ】
つまり、クラッチを2回踏むから“ダブル”クラッチというわけだ。
今まで私が乗ってきたプリメーラワゴンやサニーもやはりMT車だったが、当時はアクセルの煽り方がよく分からなかったというか、なかなかできなかった。今思えば、思い切ってアクセルを煽るということができなかったのだと思う。

だから当時は、クラッチを踏んだままアクセルを煽る「ブリッピング」をしていた。それも、かの有名な自動車評論家、故・徳大寺有恒氏が著書の中で、「ダブルクラッチをしなくても、クラッチを踏んだままアクセルを煽ってクラッチを繋げても効果は同じ」というようなことを書いていたからだ。
しかし、それでも当時はうまくできなかった記憶がある。ましてや当時の自動車学校で教えるわけでもなく、今のように動画サイトで手軽に手本を見られる時代でもなかったため、結果的にどこまでスムーズにいけば正解なのか、分からないままだったのだ。
それから20年近くAT車に乗り、再びMT車へと乗り換えた。試乗のときにロードスターや他のMT車を経験したことで、何となく感覚が分かってきたのが「今」である。
そして、現在の愛車になってから自然とやっていたのは、実はダブルクラッチの方だった。コーナーの手前もかなり前から、だんだんとギアを落としてコーナーを曲がる。もっとも、これもうまい方なら一気にギアを落とすのだろうけれど……。
そこで、どちらの手法が良いのか、それぞれのメリット・デメリットをAIに聞いてみた。
■ ブリッピングとは
目 的
エンジン回転を“下のギアに合う回転”に合わせる
シフトショックをなくし、車体の姿勢を安定させる
ギクシャクを防ぐ
メリット
シフトダウンが滑らかで、車体が前につんのめらない
タイヤのグリップを失わない(特に雨の日や坂道)
スポーティで気持ちいい。MAZDA3のような回転落ちが速い車に効果大
デメリット
燃費が少し悪化する
足の操作が忙しい
慣れないと逆にギクシャクする
■ ダブルクラッチとは
目 的
ギアの回転とエンジン回転を完全に同期させる
シンクロ(ギアを合わせる装置)への負担を減らす
古い車やトラックでは必須の技術
メリット
シンクロの摩耗を大幅に減らすことができる
どんな車でも“絶対にギアが入る”
旧車や大型車では必須の操作
操作が決まると非常に気持ちいい
デメリット
操作が複雑である
現代のMT車では“ほぼ不要”とされている
失敗すると逆にギクシャクする
ブリッピングよりも燃費が悪化しやすい
つまりAIのまとめによると、
現代の車においてダブルクラッチは「ほぼ不要」ということらしい。
しかし個人的には、コーナーが近づいてくる中で、ギアが落ちていくときのあのエンジン音は、ダブルクラッチだからこそ心地よく響くような気がしている。もしかしたら、ブリッピングでも同じなのかもしれないが、やはりあの独特の操作感と音がたまらないのだ。
免許を取得して約40年余り。運転の奥深さは、まだまだ尽きそうにない。
Posted at 2026/06/14 19:38:19 | |
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愛車 | クルマ
2026年06月08日
ご存じの通り、わが県のシンボルたる桜島が噴煙を上げた。それも結果的に4回も……。
台風6号のあとに熱帯低気圧が通過したため、桜島頂上付近の風は「西から東に吹く」という予報が出ていた。それにもかかわらず、早朝から真っ黒い雲が空を覆う。これが、この日の災難の始まりだった。
幸い、私と妻の車はカーポートのおかげで被害は少なかった。ただ、私の車は2週間ごとの定期洗車の日だったため、予定通り洗うことにする。我が家の周辺は思いのほか火山灰の被害がうっすらだったこともあり、周囲に水を撒いて灰が舞い上がらないように対策をしてから洗車に臨んだ。この朝の噴煙さえ乗り切れば、平穏な一日になる予定だったのだ。
妻とも「今日は遠出をせず、家の周辺でゆっくりしよう」ということになり、唯一、妻の両親を連れて近くのラーメン屋へ出かけた。その周辺もそこまで降灰の影響はないと思っていたのだが、次第に雲行きが怪しくなる。
すれ違う対向車が、どれも真っ白(濡れると黒くなる)に火山灰をかぶっているのだ。どの車もルーフに灰を乗せ、フロントガラスはワイパーが拭き取った部分だけが辛うじてクリアになっている状態。給油のためにガソリンスタンドに立ち寄ると、敷地を取り囲むように洗車機を待つ車の列ができていた。
「こいつは最悪な展開だな……」
自宅で早めに洗っておいて本当に良かったと、この時は胸をなでおろしていた。
やがて夕方を迎え、周囲が暗くなった頃に仕事から息子と娘が帰宅した。案の定、2台ともお昼に見た車と同じように火山灰をどっさりかぶっている。しかし、これから自宅の前で洗うにも灯りがない。洗車機を利用するのが最良だと思えた。
お昼の惨状を考えるとかなりの混雑が予想されたが、息子も「明日以降のことを考えて今日のうちに洗車機に入れたい」と言うので意見が一致した。一方、娘は面倒くさい(いつもは私が洗っているため)と重い腰を上げようとしない。
そうこうしているうちに、時間は夜8時に近づいていた。大体のガソリンスタンドは、洗車機の稼働が8時までだ。そこで、24時間利用できるコイン洗車場を調べ、最短ルートで向かうことにした。
8時過ぎではまだ混んでいる可能性を考慮し、見たいドラマを諦めて午後9時ごろに自宅を出発。道中のガソリンスタンドの洗車機はまだ動いていたが、どこも「受付終了」の看板が掲げられていた。
そして20分後、目的地に到着。
「やった、6台しか並んでいない」と思って最後尾につこうとしたその時、係員らしき人が血相を変えて走ってきた。
「すいません、ここは最後尾ではありません。今から並ぶと1時間待ちです」
私と息子は思わず「はぁ?」と顔を見合わせた。今から1時間待ちということは、洗えるのは夜の10時半過ぎ。並んでいたらただ疲れるだけだ。息子が「諦めるわ……」と言い、私も同意せざるを得なかった。二人とも明日は仕事がある。
しかし、このままボディに火山灰を付着させたままにするわけにはいかない。明日の予報は雨。べっとりと灰がついたまま雨が降れば、ルーフから黒いドロドロがフロントガラスに流れてくる。それをワイパーで擦ればどうなるか、結果は目に見えている(ガラスに傷が入ってしまう)。
仕事で疲れている息子に「家で洗うぞ!」と一言。息子もやむえないという表情を浮かべた。
自宅に戻り、手持ちの明るいLEDランプをあちこちに配置して四方から照らし、夜間洗車を開始した。一人が一番明るいLEDを持ち、もう一人がホースで水をかけ、シャンプーを噴いていく。娘の車もそのまま放置するわけにはいかないので、強引に引っ張り出して洗車をさせた。
娘は「ジュース1本と引き換えに洗ってくれない?」と何度も交渉してきたが、すべて無視。スポンジでの擦り洗いと、拭き上げを担当させた。手慣れている息子の方は、あっという間に拭き上げまで終了した。
2台とも終わったのは午後10時半。娘からは散々文句を言われたが、洗車機に並んで帰宅するよりも早い時間で終わらせることができた。
明けて今日は、朝からずっと雨が降っている。
一般的な感覚なら「どうせ雨が降るなら洗車なんてせず、雨で流せばいいのに」と思うかもしれない。しかし、やはり事前にきちんと洗っていないと、降灰混じりの水がフロントガラスを汚し、ワイパーが砂利を噛んでガラスに傷を作ってしまう。視界不良で周囲の車に気づくのが遅れる危険性だってあるのだ。
まさに洗車に明け暮れたような一日だった。
「桜島よ、そろそろ休んでくれ……」
そう願いながら、心地よい疲労感とともに眠りについた。
Posted at 2026/06/08 20:23:40 | |
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時事 | クルマ