昨今、新型CX‐5の話題で盛り上がるマツダ車である。ましてや国内でのCMでは、「技術は愛だ」のキャッチフレーズでCX-80、CX-60 、CX-30 そして現行CX-5を全面に販売促進をしている。
しかし、マツダにはロードスター、MAZDA3、MAZDA2もあるのだが、現在のSUVブームには残念ながらロードスターを除く残りの2車は販売好調というわけにはいかない。
そのため、今年になってからMAZDA2の生産終了の噂が出始め、MAZDA3も来年、再来年にはどうも…。
電動化を念頭に電池を搭載しやすくすることは、車体の高さを考えるとSUVが有利になるのはわかるのだが、やはりBSEGMENTとCSEGMENTは一般に受け入れやすい車の市場である。それだけにSUVではない車は安価になるし、維持費も違ってくるので必要なはずだ。確かに他のメーカーもこの部類の車のモデルチェンジは長引いているのはやはりどのメーカーにしてもSUVブームには逆らうことはできないのだろう。
ただ、今後の大きな市場である北米市場の関税が上昇していく中で、弱小マツダは国内市場の拡大を狙った戦略をとってきたのは、ご存知の通りである。

マツダは今までどちらかというと国内専用車種よりも、輸出を考慮した自動車を主として開発をしてきた。しかし、昨今のそれぞれの市場での電動化を踏まえ、徐々に欧州や他の市場でも対応できなくなりつつあるMAZDA2の販売を終了してきている。ただ、アジアでは国内市場と生産国のタイ、そしてその周囲の東南アジアなど9か国、オセアニアの2か国、中南米のメキシコ、チリ、ペルーなどの3か国、中東・アフリカでは5か国で販売を継続していると言う。しかし、主としてCX-3に役割を移行しているようである。
MAZDA3はというとまだまだ欧州市場でも北米市場でも販売は継続しているようである。しかし、ディーゼルエンジンは段々と以前のような販売増にはつながってはいないようで、MAZDA2とともに電動化を期待されている。

当初は第7世代は電動化を踏まえ、CX-30のEVのコンセプトカーまで出した、SMALL群だったはずだが、実際は中国でCX-30 をかさ上げしたCX‐30が販売されたものの、世界的にはMX‐30がその役目を担い、実際CX-30はMILDハイブリッドの搭載のみで販売が継続されている。これは、思った以上に世界市場がEV市場のボリュームが大きくならなかったからではないだろうか。
Posted at 2025/08/26 20:00:12 | |
トラックバック(0) |
mazda | クルマ