• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

クリューのブログ一覧

2026年06月07日 イイね!

CAR GRAPHICの発売日に、本棚の行く末を考える

CAR GRAPHICの発売日に、本棚の行く末を考える久しぶりにオプシアにある「BOOKS MISUMI」に足を運んでみた。
ここは県内でも指折りの大型書店であり、自分の好みの雑誌や本が大体手に入るため、休日の暇つぶしにはうってつけの場所だ。ましてや、プラモデルも置いてあるのだから……。

月初めは『CAR GRAPHIC』の発売日。購入ついでに、ふらっとあちこちのコーナーを回ってみた。しかし、そこで驚いた。

様々なコーナーの棚が減り、圧縮されていたのだ。
分かりやすく自動車コーナーを例に挙げると、以前は一般総合誌、チューニング/整備、モータースポーツ、アウトドア系、バイクなどに細かく分かれていたものが、現在はすべて一つにまとめられていた。それだけ廃刊になった雑誌が多いということなのだろう。

昔は「アルミホイール一覧」といった雑誌もあったが、今はSUV専用のホイール雑誌があるくらいだ。さらにはカーグッズの専門誌も、今や老舗のものが一つ残るのみとなっている。本当に寂しい限りだ。

反対に、結構種類が増えていると感じたのが模型雑誌のコーナーである。ガンダム系や『モデルグラフィックス』はもちろん、スケール物(軍用機、艦船、自動車など)も充実している。そして昔はなかった「HOW TO物」の書籍もかなり出ていて、模型製作を楽しむ身としては嬉しいラインアップだった。

あまり変わっていなかったのは新書や文庫系のコーナーだ。その時代に合わせた評論やコラムなどあらゆるものが揃っているが、立ち読みをしているのは若い人よりも私たちの世代。文庫本のところには、女子高校生や30代くらいの女性など、読書好きな雰囲気の人たちが本を手に取っていた。

そして、実用書やビジネス書のコーナーに足を運ぶと、やはり現在の時代背景が表れているようだった。
これまではトヨタやソニー、あるいはホンダといった大企業の経営者の本、海外メーカーや貿易に関する本がよく見られたものだが、まず自動車関連の書籍の数がぐっと減っていた。豊田章男氏の本や日産の改革、あるいは一昨年までの日産の経営難についての本は見られたものの、EV(電気自動車)についての本はほとんど見当たらない。また、反対に内燃機関(エンジン)側の本も見られなかった。これだけ本棚に動きがないということは、それだけ自動車業界が混沌としている証拠とも言える。

やはり今は、書籍よりもネットのほうが情報のスピードが早くなった。それに、本を購入すると後々処分に困るという側面もある。

しかし反対に、「あの記事をもう一度見直したい」と思ったとき、私はスマホよりも書籍のほうが勝ると思う。雑誌であれ専門書であれ、見たいと思ったときに手元にある安心感。記事が削除されてしまうこともあるネットの世界では、やはり不自由さを感じてしまう。

ネットによる記事は、何となく読みっぱなしになってしまい、「あの時の記事をもう一度」と記憶に残るものはそう多くはない気がする。
だからこそ、情報というのは新鮮さだけではないと思うのだ。「書籍」という形がこれからも残ってほしいと願うのは、私だけだろうか。

Posted at 2026/06/07 18:13:16 | コメント(4) | トラックバック(0) | 自動車産業 | クルマ
2026年06月06日 イイね!

新型CX-5はファミリー向け?「4.624」のギヤ比に隠されたマツダの意図

新型CX-5はファミリー向け?「4.624」のギヤ比に隠されたマツダの意図先々週、初めて新型CX-5をじっくりと見ることができたが、今日は3店舗合同の展示会ということで、ついに試乗をしてきた。

2.5L M-Hybridは、他車に比べると燃費面では不利である。また、2代目にラインアップされていたクリーンディーゼル(2.2D)をあえて廃止にしたことが、販売面においてマイナスになるのではないかと懸念されていた。
ライバルのSUV勢からすれば、ストロングハイブリッドを持たないCX-5など相手にならないと思うのが普通かもしれない。ましてや、マツダがあれだけこだわっていたエアコンなどの「物理スイッチ」についても、この新型CX-5はセンターモニターでの操作が中心となり、不安を持つ人もいるだろう。

運転席に乗り込むと、メーターはすべて液晶化されていた。中央には自車と前方車両との距離などの情報が提示され、左側に速度とエンジン回転数、右側に燃料計や道路標識などが表示されている。その下には水温計や瞬間燃費計が配置されていた。シートはマツダならではのしっかりとした硬さで、ここは大きな変更を感じず安心する。
alt
一番目を引いたのはセンターモニターだ。昨今の他社製SUVに見られるような大型モニターだが、高さはフロントガラスの視界を遮らないよう絶妙に抑えられており(試乗したのは中間グレードの“L”)、運転の邪魔になることはない。画面には自車のグラフィックが表示されるほか、バック時や駐車時には、タブレットのように画面を触るだけで周囲の障害物をあらゆる方向から確認できる。これは昨今のスズキのモニターシステムにも似た便利さだ。詳しい仕様については動画サイトなどを参考にしていただきたい。

さて、担当者さんと一緒に決められたコースへ試乗に出たが、走り出す直前に「非常に出足が良いので、みなさん最初はアクセルの踏み方に違和感を覚えるかもしれません」と言われた。……ということは?
alt

スタートした瞬間、本当に出足が良すぎて思わずアクセルを抜いてしまった。まだ店舗の敷地すら出ていないのに、だ。2.2Dに10年乗っていた私にとってみれば、愛車を離れて2ヶ月経つとはいえ、まるでディーゼル並みのトルク感に近い力強さを感じる。
一般公道に出るときもやはり初速からのツキが良く、1670kgの車重をまったく感じさせない加速をみせる。気になって調べてみると、最終減速比(ファイナルギア比)が「4.624」と、かなりローギアドに設定されていた。先代2.2D(AT)が3.487〜3.644、2.0Gが4.090だったことを考えると、この「4.624」は相当に大きい数値だ。ディーゼルはターボによる大トルクがあるためハイギアドにできるが、ガソリン自然吸気はトルクが細いぶん、ギヤ比をローギアドに振ることでこの圧倒的な出足の軽快感を生み出しているのだろう。

また、店舗を出てすぐの公道は交通量が多く、アクセルを離すとすぐにググッと制動(エンジンブレーキ)が効き始めた。担当者さんの説明によると、ミリ波レーダーで前方の車間距離を常に測定しており、車間が詰まるとシステムが協調して自然な制動をかけてくれるのだという。

交通量が減って前方が空いた頃、ドライブモードを「スポーツモード」に切り替えて踏み込んでみた。すると、マツダならではの、かなり耳元に心地よいエンジンサウンドと力強さを伴って、車両重量を感じさせない加速をしていく。
何でも、新型ではこれまで使われていた「遮音ガラス」の採用をやめたそうなのだが、実際に走ってみると驚くほど静かだ。これはコストカットなどではなく、ガラスに頼らなくても静粛性を保てるほどボディ全体の吸音・遮音技術が進化したからだという。確かに、強く踏み込まない限り室内は静寂そのもの。そして雑音が消え去ったからこそ、スポーツモードでのあの「純粋なエンジン音」がクリアに耳に届くのだ。
alt

目の前に急カーブが近づいてきたので、担当者さんに「少しロールを確かめたいので、速度を落としすぎずに曲がりますね」と前置きしてステアリングを切った。すると、これまでのマツダ車らしくない、すんなりとしたロールを感じる。さらに右へ曲がると、左前へ荷重が乗っていくフィーリングがあった。これは昨今の(不自然なほどロールを抑えていた)マツダ車にはなかった挙動だ。
かといって、決して不安になるわけではない。むしろ、あらゆるメーカーから乗り換えてきたドライバーにとっても馴染みやすく、受け入れられやすい自然なセッティングになったのではないか。また、このロールは「現在の速度がコーナリングに対して適正かどうか」をドライバーに伝えるシグナルにもなるため、結果としてセーフティドライブにもつながる。これまでの「ロールを徹底的に抑え込んでコーナリングスピードを上げる」という硬派な味付けは、同乗者を不安にさせるドライバー重視のものだったのかもしれない。その意味では、今回のマイルドな変化は非常に好意的に捉えていいと思う。

帰路は普通に担当者さんと雑談しながらのドライブとなったが、ステアリングのリモコンでエアコンの温度設定を変更できるなど、ボタン配置も不自然さを感じさせない使い勝手の良さだった。
alt

わずか短い距離の試乗であったが、今度の新型CX-5は、今までのマツダ車とは違い、明確に「ファミリー向けの車」と言える。かつてのマツダは前席重視・ドライバー重視で、後席の居住性や収納スペースは必要最低限というイメージが強かった。
しかし今回は、後席への乗り込みが先代に比べて明らかに楽になっており、足元の空間にも余裕があるように思えた。さらに、ミニバンやハイルーフ軽自動車からの乗り換えユーザーを意識してか、トランクの積載量も増やされている。



その一方で、先代ディーゼルユーザーが乗り換えても不満が出ないよう、ローギアド設定によって加速の力強さをしっかり担保している。これならガソリン車でありながらストレスなく運転でき、ディーゼル特有の「煤(すす)問題」に悩まされることもない。
alt

この車の唯一のウィークポイントは、ライバルの多くが「ストロングハイブリッド」という飛び道具を持っているため、燃費の数値では太刀打ちできない点だ。
しかし、価格帯を見てみるとその見え方が変わる。トヨタのハリアーやRAV4、日産のエクストレイルといったハイブリッド勢の上級グレードが450万〜500万円を超える価格帯であるのに対し、新型CX-5は330万〜430万円という極めて良心的な価格帯に収まっている。オプションを追加したとしても、この初期投資の圧倒的な差額(浮いた予算)を考えれば、毎月のガソリン代の差など数年分は簡単に吹き飛んでしまう。車載バッテリーの将来的な交換リスクなども含めれば、金銭的にもかなり有利と言えるのではないか。

そして来年には、真打ちである次世代エンジン「SKYACTIV-Z」の投入も控えている。マツダ本社から聞こえてくる噂では、やはり他社と燃費の数字だけを競うのではなく、走って楽しいセッティングを目指しているらしい。
alt

ストロングハイブリッドがないから不利……という一見ネガティブな状況を、実質的なコストパフォーマンスと走りの質感で「むしろ有利」へとひっくり返してきた新型CX-5。果たして市場はどう動くのか、今後の展開から目が離せない。

さらに、あれだけ加速が良いということはMAZDA3も2.5ℓM-HYBRIDに更新されると面白い存在になるかもしれない。
Posted at 2026/06/06 21:22:36 | コメント(2) | トラックバック(0) | CX-5 | クルマ
2026年05月31日 イイね!

ハイブリッド時代にMAZDA3を選ぶ価値とは何か

ハイブリッド時代にMAZDA3を選ぶ価値とは何か動画サイトで最近、MAZDA3の商品改良が行われ、排気量がついに2.5ℓのエンジンが市場投入されるという情報が出てきた。
このニュースは単なる仕様変更ではなく、マツダがMAZDA3というモデルに対して、依然として強い意志を持っていることを示している。
通常であれば、商品改良が入れば2028年までは2年間はフルモデルチェンジを行わないとされており、今回の判断は“延命”というよりも、商品価値を再構築するための戦略的な一手と見るべきだ。

一般のユーザーからすれば、疑問も当然出てくる。
ストロングハイブリッドが主戦場となりつつあるCセグメントで、MAZDA3は本当に生き残れるのか。
alt

国内市場では、カローラスポーツ、プリウス、シビックがストロングハイブリッドを採用し、インプレッサはマイルドハイブリッドを搭載している。
燃費性能を重視するユーザーが多い日本市場では、これらの車種が“王道”であることは間違いない。

では、なぜ今になって2.5ℓなのか。
alt

MAZDA3の2.5ℓは、おそらく新型CX-5と同様のマイルドハイブリッドになると考えられる。
マイルドハイブリッドはストロングハイブリッドほどの燃費性能は持たないが、エンジン本体のコストを抑えつつ、走りの質感を高めることができる。
これは、マツダが掲げる“走る歓び”と“現実的な価格設定”の両立に合致する。

では、MAZDA3に勝算はあるのか。
alt

燃費だけを基準にすれば、プリウス、カローラスポーツ、シビックには到底太刀打ちできない。
しかし、車の価値は燃費だけでは決まらない。
購入価格、走行距離、使用環境、そして“走りの質”を含めて考えると、評価は大きく変わる。

年間走行距離が多ければ、確かにストロングハイブリッドが優勢になる。
だが、年間走行距離が1.5万kmより少ないユーザーにとっては、燃料代の差額よりも購入価格の差が大きく影響する。
つまり、総コストで見ればMAZDA3は決して不利ではない。
alt

さらに、2.5ℓ化によって加速性能が向上する可能性がある。
排気量の増加は必ずしも燃費悪化につながらず、場合によっては2.0ℓと同等になるという意見もある。
走りの質を重視するユーザーにとっては、むしろ魅力が増す方向だ。

加えて、外部環境の変化も無視できない。
現在のホルムズ海峡での紛争は、燃料価格だけでなく車両価格にも影響を与える可能性がある。さらに半導体の供給が滞れば、ハイブリッド車は納期が遅れ、価格も上昇する。新型になればなおさら価格は上昇するだろう。

世界的にはハイブリッド車の需要が増加すると見込まれており、EVからHEVへと軸足を移すメーカーも増えている。
その結果、半導体の確保はさらに難しくなるだろう。

一方で、現在のマツダ車の納期は安定しており、1〜2か月程度である。
車が欲しいというのは、基本的に“今乗り換えたい”という気持ちであり、必ずしもハイブリッドでなければ困るというユーザーばかりではない。
alt

そう考えると、年間走行距離がそこまで伸びないユーザーにとって、MAZDA3は依然として十分にライバルとして戦える車である。
燃費競争では不利でも、総コスト・納期・走りの質という観点では、MAZDA3はむしろ独自の強みを発揮する。ハイブリッド全盛の今だからこそ、その価値が際立つ一台だ。
Posted at 2026/05/31 17:24:13 | コメント(3) | トラックバック(0) | mazda3 | クルマ
2026年05月24日 イイね!

新型エルグランドに思う。

新型エルグランドに思う。その昔、家族ができて、当時の愛車だったプリメーラワゴンから「次はミニバンに」と考えたとき、背伸びしてでも欲しいと思ったのが初代エルグランドだった。
当時、プリメーラワゴンの整備待ちでディーラーを訪れた際、展示されていた初代エルグランドの2列目シートに座ったときの感覚は、今でも忘れられない。まるで旅客機の座席のようだった。「これなら両親と子どもと、3世代で遠距離旅行ができる」と胸を躍らせたものだ。

alt

それから間もなく、2代目へとフルモデルチェンジされた。しかし、そのエクステリアは当時の斬新な日産デザインを纏(まと)ってはいたものの、初代に比べるとプレーンな印象で、私が期待していたものとは違っていた。きっと、それまでのベースとなった商用車(ホーミーやコーチ)からの脱却を強くアピールしたかったのだろう。
alt
また、メーターパネルとナビ画面のパネルが一体型のように繋がっているインテリアは、今でこそ珍しくなくなったが、当時はかなり未来へ飛んだデザインだった。
alt
さらに、ほぼ同時期に発表されたトヨタ・アルファードは、まさに私が期待していた通りのエクステリアに思えた。まるでエルグランドの築いた流れを、そのままトヨタに持ち逃げされたかのようだった。以降はご存知の通り、かつてのエルグランドを彷彿とさせるヘッドランプを持つヴェルファイアが登場し、日産は完全に引き離される形になってしまう。

ましてや、この手のプラットフォームを持たなかった日産にとって、すでに北米のクエストと姉妹車となって存続はしていたものの、ユーザーの求めるものを市場調査で徹底的に把握していたトヨタに対して、日産が打ち出した「低重心と走行性能」という価値は、市場のニーズから離れていく。ユーザーが本当に求めていたのは、「圧倒的な室内の広さと威風堂々とした佇まい」だったのだ。
alt

そして15年という長い沈黙を経て、ようやくフルモデルチェンジする新型エルグランド。
搭載される1.5L 直列3気筒 VCターボエンジン(ZR15DDTe型)は、税制面で維持費が安く抑えられる一方、圧倒的なトルクはV8エンジン並みとも言われている。
alt

私自身は、もう大きなミニバンを生活の中で必要とする環境にはない。しかし、これまで「アル/ヴェル一択」状態だった購買層の目に、この新型がどのように映るのかは非常に興味深い。
高級車は利益幅が大きいだけに、このクルマのヒット如何(いかん)によっては、日産の運命が決まるような気がしてならない。

Posted at 2026/05/24 18:11:01 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ
2026年05月22日 イイね!

新型クロスビーと新型CX-5

新型クロスビーと新型CX-5新型クロスビーの試乗をしてきた。
初代のデビューからすでに8年が経ち、今回はビッグマイナーチェンジ。実際に乗ってみると、もはや別の車のようなフィーリングに進化していた。

試乗したのは最上級グレードの「HYBRID MZ」。

alt

デビュー時は1.0Lターボと1.2Lマイルドハイブリッドの構成だったが、1.0Lターボは廃止され、1.2Lマイルドハイブリッドのみに一本化されている。

alt

インテリア
車内に乗り込んでみると、これまでの「ギア感(道具感)」のあるイメージから一転、何となく上質な小型SUVというインテリアに変貌していた。これまではプラスチックを上手に使った内装だったが、今回はブラックと濃いブラウン(レッド?)を組み合わせた上質なデザインに全面変更されている。(※ただし、エアコンのスイッチはワゴンRと共通)

alt

また、従来の2眼メーター+インフォメーションウィンドウから、今回はフル液晶メーターへと進化。デジタルのスピード表示を中心に、エンジン回転数が茶色で表示されるなど、大分上質な仕上がりだ。

alt

後部座席は私が運転席に座ってもかなりのゆとりがあり、リクライニング機能も備わっている。トランクルームは、これまで通りアウトドアに対応できる汚れても良い仕様が維持されていた。

alt

走行編
実際に走らせてみると、以前のような活発なキャラクターというよりは、穏やかで上質な印象。
加速は力強いというよりも自然かつスムーズで、エンジン音をほとんど意識させない。かなりの静粛性を備えた車に仕立てられている。坂道でもパワー不足を感じることはなく、CVTが上手にパワーを引き出してくれるため、日常域で困ることはまずなさそうだ。

総評
デビュー当時はアクティブなSUVだったクロスビーだが、ライバルの増加もあり、今回はシティランナバウト(街乗り)としてオンロードを意識した車に変貌したように思える。これなら女性でも背伸びすることなく、おしゃれに乗りこなせるのではないだろうか。

新型CX-5

alt

続いて、5月21日に発表されたばかりの新型CX-5も見に行ってきた。
先週は外側から眺めることしかできなかったが、今回は実際に乗り込むことができた(まだナンバーがないため展示のみ)。展示車は売れ筋の中間グレード「G」だ。
alt

◆ フロント
旧型に比べてフロントマスクが高くなり、見た目はさらに骨太で車高のある車に感じられる。従来のマツダ車に共通するワイのあるヘッドライトから、2段構えのような新しいイメージのデザインになった。
ウインカーには、最近のマツダ車でお馴染みの、生命感あふれる光り方をする「ディミングターンシグナル」が採用されている。

alt

◆ リア
以前から噂されていた通り、リアのブランマークが「カモメマーク」から「MAZDA」の文字ロゴに変更されていた。営業担当者さんは「レクサスと同じですよね」と笑いながら説明してくれたが、これはマツダのブランド力を引き上げる明確な意図を感じる。
また、フロントとは異なりリアは横基調のテールランプで、ブラックアウト(ステルス化)されており、赤みを抑えたデザインになっている。確かにこれもレクサスのテールに通じる質感だ。
テールゲートは電動(パワーテールゲート)に。重量増や価格上昇の要因にはなるが、昨今のSUVユーザーからの需要が非常に高い装備なので、標準化は納得である。

alt

◆ サイドビュー
SUVとしてのシルエットに大きな変化はないが、ホイールアーチの形状が従来の美しい「真円」から、タフなオフロード車を彷彿とさせる「角張った台形」へ変更されていた。さらに、その台形アーチの頂点にあえて「出っ張り(凸形状)」を設けることで、より力強い印象を強調しているという。

◆ インテリア
alt

今回の新型で、旧型から最も変わったと感じたのが「後部座席への乗り込みやすさ」だ。リアタイヤの位置をずらしてドアの開口部の出っ張りを減らしたことで、足元が引っかからずにスムーズに乗車できる。従来のマツダのポリシーだった「前席優先」のパッケージから、新型はファミリーユースをしっかり見見据えたパッケージングになっている。
alt
内装シートは、ショルダー付近の上部が「白」、その下部が「ブラック」という面白いバイカラー。一瞬、昔の車で流行ったシートレースを思い出したが、これは「白シートは憧れるけど汚れが気になる」というユーザーのために、汚れやすい下部を黒にした配慮のようだ。

alt
ちなみに、この絶妙なバイカラー仕様が中間グレードの「G」でもしっかりと味わえるのは、所有満足度が高く、売れ筋になるのも納得の仕上がりだ。

そして運転席に座ると、視界に飛び込んでくるのが超大型ディスプレイ。
最上級グレードの「L」には15.6インチが装備されるが、今回見た中間グレードの「G」でも12.9インチが標準装備されている。最上級の15.6インチはまるでタブレットが鎮座しているようだが、この「G」の12.9インチでも十分に巨大で、先進的なコックピット感を十分に満喫できる。

ナビはもちろん、エアコンや車両設定など、あらゆる操作がディスプレイに集約されている。Googleが搭載されているため、基本は「音声言葉」で操作してほしいというのがマツダの言い分のようだ。

昨今、こうした大型ディスプレイによる操作系はテスラをはじめ中国市場で主流となっており、この装備がないと中国では見向きもされないという。一方で、画面注視による事故を懸念する欧州市場では、「安全評価(Euro NCAP)で最高ランクを得るために、主要機能の物理ボタン設置を必須とする」という実質的な縛りが始まっている。新型CX-5では、減点対象となる主要5機能(ウインカー、ハザード、ワイパー、クラクション、緊急通報)について、しっかりと物理的なレバーやボタンとして残されているため、安全評価の要件は満たしているようだ。

シフトは従来通りのストレートゲート。カップホルダーはMAZDA3やCX-30のようにシフト前方に配置され、スマホのワイヤレス充電スペースはアームレスト手前に設置されていた。

総評
今回は試乗まではできなかったが、新型CX-5は上級に「CX-60」が存在することもあり、室内空間を広げ、よりファミリーカーとしてのポジションを明確にして販売拡大を狙っているように思えた。

営業担当者さんは「ラインナップからディーゼルがなくなったことで、アピールポイントが減って心配だ」と漏らしていたが、現在トヨタのRAV4やカローラクロスなどが相変わらずの受注停止や長納期を続けている状況を考えると、CX-5の「納期1.5ヶ月〜2ヶ月前後」というのは強烈な武器になる。

ハイブリッド(燃費)を絶対条件とするユーザーはトヨタに流れるだろうが、車両本体価格やトータルの維持費、そしてこの納期の早さを天秤にかけたとき、新型CX-5の勝ち目は大いにあると感じる。

新開発の「SKYACTIV-Z」エンジンも待ち遠しいが、搭載されれば価格上昇は確実。そう考えると、手の届きやすい価格でDセグメントのSUVが手に入る現在の選択肢として、新型CX-5は非常に魅力的な候補に挙がってくるのではないだろうか。
Posted at 2026/05/22 20:15:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | スズキ | クルマ

プロフィール

「CAR GRAPHICの発売日に、本棚の行く末を考える http://cvw.jp/b/689666/49131197/
何シテル?   06/07 18:13
妙にこだわりのあるへんなやつですがよろしくお願いします。あまりうまくしゃべれません・・・・人付き合いが下手です。泣 最近、突然フォローの申請をされる方がおられ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2026/6 >>

 12345 6
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

1984.1.22 1984新田原基地航空祭(その1) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/08/25 22:12:25
アカデミー 1/72 F-22 ラプター 製作記 (Academy 1/72 F-22 Raptor building report)  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/01/07 15:03:29
WHAT DO YOU DRIVE? 
カテゴリ:マツダ関連サイト
2011/10/03 21:25:36
 

愛車一覧

マツダ CX-3 2代目 嫁の3 (マツダ CX-3)
2代目のCX-3 パワーアップされているだけに燃費は少し伸びないかもしれません。
マツダ プレマシー マツダ プレマシー
この車でも10万キロ突破したいなあ・・・・
マツダ CX-3 嫁の3 (マツダ CX-3)
嫁の車
日産 シルビア 日産 シルビア
オヤジの車を乗り回していました。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation