先日のカートップ9月号はシビック、カローラスポーツ、インプレッサスポーツとアクセラスポーツといったCセグメントの1100㎞ツーリングのよる五味康隆氏とマリオ高野氏による比較記事であった。
またベストカーでは9月26日号は水野和敏氏によるカローラスポーツ、インプレッサスポーツ、アクセラスポーツのやはりCセグメントの比較記事(水野和敏が斬る!)であった。
(なお、トップの画像はベストカーウェブより)
ベストカーがなぜシビックを外したのかはわからない。あまりにも突出しているからか…それとも他の理由があったかは分からない。
この二つの特集は装備は外して、乗り味や室内のパッケージから比較をしているものだ。
なお、インプレッサは2.0i(S&L)
カローラスポーツは1.2TG
アクセラは 1.5XD
エンジン出力は
インプレッサスポーツ 154ps 20kg‐m
カローラスポーツ 116ps 18.9㎏‐m
アクセラスポーツ 105ps 27.5㎏‐m
で ほぼ出力は似通っている。(シビック 182ps 22.4㎏‐m)

さてシビックを除いて3台中どちらの記事でも評価の高いのはインプレッサスポーツであった。特に足回りの良さが評価されている。それは水野氏によれば剛性の高さやプラットホームの作り込みがよいという。
しかし、長所だけではなく短所もやはり両誌から指摘されていて、ステアリングの中立付近の曖昧さがマイナスになっていた。

では、カローラスポーツはと言うと、両誌ともハンドリングの素直さが長所。しかし、両誌の食い違いはロードノイズで五味氏はロードノイズ&タイヤノイズが大きいとしているが水野氏は適度に抑えられているという。 開発側からの視点と評論家としての視点の食い違いだろうか?しかし、言えることはロードノイズは多少なりとも車内の響いてくるということだろう。

アクセラスポーツはというと両誌の指摘はシートが滑りやすいということ。生地の見直しが必要とある。しかし、マリオ高野氏はホールド性が良かったとしている。この広報車どうもXDのLパッケージ車でレザーシート仕様だったと考える。また、高野氏は運転をせずに判断したとなれば、ホールド性はよいという判断したのも納得ができる。
水野氏は短所のない優等生の車と評価し総合力ではカローラスポーツと同等している。従って、採点は同点。一方五味氏はアクセラスポーツの中速から高速にかけての振動を指摘。五味氏は以前も経験しているだけに個体差ではなく、モデルが持っている短所ではないかとしている。この短所がなければ印象はよくなるのだそうだ。

ただし、装備を考慮しての比較記事もあって、カートップーウェブでの比較記事では実用性の高いインプレッサスポーツ、走りの演出のアクセラスポーツ、カローラスポーツは両車の中間的な印象としながらも、アクセラの設計の古さを指摘。カローラスポーツの魅力は上質な操舵感とコネクッテッドとしている。
さて、アクセラが他車よりデビューが早く、既にモデル末期であることを考えれば、デビューが新しい他車と思っていたほど差が開いていないというのは、モデル自体の素性が良いことや大幅改良の効果ではないだろうか?
来年の今ごろはアクセラはこれらのライバルと比較される時、どのような評価が出るのだろうか?

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2018/09/02 23:50:29