先日の中古車を選ぶ際に気になった車がありました。
デミオシューティングスタースポルト という特別仕様車です。
この車、実は特別仕様車の特別仕様車という位置づけなんです。
ウィキペデイアによると
2011年6月9日にDEデミオは大幅な改良(マイナーチェンジ)をして、まず、13-SKYACTIVというグレードがマツダのSKYACTIV TECHNOLOGY第1弾として市場投入をされたのはご存知の通り。
しかし、このグレードはエンジンのスペースの関係でHIDを搭載できないという短所がありました。
そこで2012年12月13日、特別仕様車としてマツダ車では初採用となるLEDヘッドランプ(ロービーム/ハイビーム/ポジションランプ)を採用、そして、高輝度塗装14インチアルミホイール、本革巻ステアリング、ダークティンテッドガラス、LEDドアミラーウィンカー等を装備するとともに、パイピングを追加するなどデザインを変更した「ボーダーブラック」の専用シートを設定した特別仕様車「13-SKYACTIV SHOOTING STAR(シューティングスター)」を発売したのです。

そしてその特別仕様車「13-SKYACTIV SHOOTING STAR(シューティングスター)」を発売から約半年後の2013年7月11日、このモデルをベースに「スポルト」と「グレイス」というグレードを追加しました。

スポルトはデミオの1.5ℓのスポルトと比較すると13-SKYACTIVがベースなので走行性能はそれなり。
しかし、装備は先述のLEDヘッドランプにジェットブラックのLEDドアミラーとリアスポイラー、14inのガンメタ塗装のアルミホイールというてんこ盛りのモデルでした。

その後また約半年後、「マゼンタ」というエレガンスなモデルとスポルトをベースに「ダイナミックルーフ」と言われるストライプをルーフに入れたモデルを投入します。
燃費追求の13-SKYACTIVのモデルに比べるとその後のシューティングスターに始まる特別仕様車は装備を増やしただけの軟弱モデルに感じます。
しかし、よ~く考えるとこのモデル、今のDJデミオの特別仕様車にも通じる投入の仕方にも似ている気がするのです。
モデル末期でありながらも装備を整理しながら、特別仕様車を特化していくのはそれらと似ている気がします。
さて、少し、話がそれましたが、装備充実のスポルト。もともとの13-SKYACTIVは足回りのブッシュの見直しやサイドメンバーの板厚を厚くし変更、DSC(ダイナミック・スタイビリティ・コントロール)とTSC(トラクションコントロール)を標準装備しています。これは新世代(第6世代)のGベクタリングコントロールと似た考え方ではないでしょうか?そうなるとエンジン性能の数値では非力ですが、結構面白そうな車です。意外とコーナーでは立ち上がりにアクセルを踏めるのではないかという気がします。
私もベースグレードの13-SKYACTIVはディーラーで2度ほど試乗していますが、加速についてどうやら回してあげないといけないようです。じんわり加速よりもスパッと加速したほうがこの車に合っているようで、それまでの燃費重視の弱めの踏力よりもこの車は一気に加速するようにしても燃費に響かない性格のようです。そのため、フロントガラスの遮音性を高め、全体的にも静粛性を向上させているらしいのです。その辺はマツダらしい車作りと言えるかもです。 ギンギンに走る車ではないので車好きの人にすれば、つまらない車かもしれませんが、普通に走るには財布にも優しい車ともいえると思います。
当時13Cや13C-VはHIDやアルミを後からオプションで装着しないと今一つだったことを考えれば、この車はかなりのお得な車だったと思います。課題はまだこの車、中古市場にはあまりたくさん出回っていないというのが困りもの 。そして依頼者がこの車を気に入るかどうか…実際は私はただのオブザーバーなだけに決断に何一つを口をはさめません。果たしてどうなりますやら…
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デミオ | クルマ
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2018/12/02 09:14:31