実は先週から既に試乗会が始まっていたのですが、やっと時間に余裕ができてディーラーに行ってきました。
今回に試乗車はCX-30 20S PROACTIVE Touring Selection。
内装はかなりシックで高級感あふれるもので、まさに大人というイメージ。これはMAZDA3と共通するところ。乗った感じは以前C-HRと似てバスタブに入った感じでドアの高さが少し高く感じました。なので頭上空間はそこまで狭い思いません。
また、何となくプレマシーとほぼ同じ高さから運転するような感じの視点になりました。リアシートに回るとやはりフロントシートとの間は広いとは思いませんがCX-3に比べると膝回りに 余裕があります。

エクステリアではやはり話題のウィンカーとポジションライトが目を引きます。また、サイドとリアの湾曲した面は思ったほど気にならず、離れてみるとそうかあという感じ。従って画像で見るとうねりが強調されるのか、大きめに感じていましたが、実際はそうでもないという印象でした。
そして今回「ほう~」と思ったのがヘッドライトのレバー。プレマシーの頃は「AUTO」は一番奥にあって、普段は自分でライトを点灯するというものでした。そしてDEデミオ以降、「AUTO」が「OFF」の次に設定されて点灯することがすでに「AUTO」ですべて任せられるようになっていました。しかし、今度は「AUTO」が常時になっており、「OFF」すると「AUTO」に戻ってしまうようになっています。「OFF」にするためにはレバーの先端のスイッチを触るようになっているとのことでした。
そして今回風の強いだったので体験できたのですが、ワイパーのウォッシャー液がワイパーから直接噴射するようになっていること。これは新鮮な体験でした。
さて、シートポジションを合わせて公道に出てみました。実は同じエンジンのCX-3に乗ったとき、アクセルを踏むとエンジン音が唸るイメージがありました。この件は河口まなぶ氏もそれを動画に中で指摘していたのですが、今回CX-30については同じエンジンでも全く違う印象になりました。さらにいわゆるエンジンの吹き上がりはとてもスムーズで、ディーゼルとは違い気持ちよく回ります。

静粛性はMAZDA3と同様に静かの一言。乗り心地は柔らかすぎず、硬すぎず。CX-3の方が硬く感じます。交差点で少し素早く、ステアリングを切ってもロールは抑えられ、不安を感じませんでした。「3」と同様強めにブレーキを踏んでもダイブはおされられ、安定方向。ヘッドupディスプレイの高さも、デミオやアクセラよりも高めになり、非常に見やすい位置になっていますのでインフォメーションは自然に視界に入ってきました。
乗り終えて思ったのは、
「これ以上何を求めることがあるだろうか」ということ。気持ちよく加速するし、車内は静かだし、オーディオの音もいい。運転してロールの不安も少なく、乗り心地もいい。何か飛び道具のような性能を求める人にはつまらないでしょうが、総合的に高いレベルでまとめられている車なので不満はないのではないかという気がしました。そしてディーゼルより、ガソリンモデルの方がとてもいい車のように思えました。高速道路でのトルクフルなディーゼルのフィーリングも悪くはありませんが、むしろそんなフィーリングよりも好感を持てた気がしました。
ただ、一つ気になったのは、助手席のドアミラーの見え方。なんとなく、ドアの下にミラーの一部が隠れるか引っかかる感じになるのは、まだCX-3の方が見やすいかなという気がしました。はたしてシートポジションを上げてしまえば、気にならないとは思います。
きっと車にあまりこだわりがなければ、満足することは間違いない車だと思います。
ライバルのごつごつ感のあるデザインのC-HR、フルモデルチェンジ間近でクーペスタイルのヴェゼル。そしてプレーンにデザインされたCX-30。
ライバルには凌駕できるものがあるとは思いますが、果たして市場はどう動くのでしょうか?CX-30ヒットしてくれたらいいですけどね。
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CX-30 | クルマ
Posted at
2019/10/12 23:49:04