先日9年ぶりにBT-50の全面改良が行われたことが発表された。トップ画像は比較するための現行モデルの画像である。
今後は今年の後半からオーストラリアから販売がされるという。
従来までの販売地域はオセアニア、ASEAN、中南米、中近東、アフリカなどを中心であったことから、今後も同様に行われると思うが…。
MAZDAにとって、仕向け地専用モデルの開発は負担が大きい。そこで今回はいすゞからのOEMモデルであることはご存知の通りである。このOEMのベースモデルはいすゞD-Maxというモデルである。比較用に上段D-Max、下段BT-50としてみた。なお、画像は
こちらから エクステリア


リア
インテリア

そしてBT-50

これからもわかるようにかなりMAZDAの魂動デザインに近づけていることがわかる。エクステリアだけではなく、インテリアにおいてもステアリング・インパネとかなりベースモデルから変更されている。いすゞの工場ではかなりパーツ点数が増えているにもかかわらず、MAZDAの要請に応じたのはいすゞのタイの工場(泰国いすゞ自動車) での生産に余裕があるからかもしれない。この工場はホームページによると年間36万台の生産規模があるようだ。そして、この工場でD-Maxを中心に生産が行われていることから、BT-50もここが生産の拠点になると思われる。ちなみにMAZDAの防府工場が年間41万台、メキシコ工場が年間25万台の生産能力があることを考えるとかなり大きな工場であることが予想できる。従ってベースモデルと共通部品が多ければエクステリア・インテリアのパーツの違いがあっても取り付けが同様にできるのであれば、負荷は少ないのかもしれない。
後は日本への導入があるかどうかだが…。輸入車であることやサイズがかなりおおきいこと(全長×全幅×全高 5,280mm×1,870mm×1,790mm)ことからも一時的なヒットはあっても継続販売が困難になる可能性もある。冷静に考えると難しいのではないだろうか。
追記
調べてみるといすゞとマツダがこのBT-50について両社が合意したのは2016年7月であった。その時のプレスリリースを見ると販売地域は北米を除く世界各国とあった。
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Posted at
2020/06/21 08:08:57