午後からCX-3のフューエルフィルターの交換に行った。その際に先日デビューした1.5ℓの15S Touringの試乗の機会を得た。
結論から言えば「これはいける！」である。
先日販売された「MAZDAFANBOOK」でも「driver」誌でも、そして、木下隆之氏の動画でも既にこのモデルについて高評価であったのが、やはり、その通りだった。
エクステリアについては変更はないと思う。しかし、運転をしてみると、ディーゼルにない魅力があった。
まず、一度鞭を入れると、乾いたエキゾースト音が響き、その音は車好きには溜まらないと思う。だからと言って凄く速いというわけではない。しかし、アクセルに合わせて排気音や加速感が伝わるのは、その車の魅力になる。
ライズ・クロスビーのような1ℓターボとは違うダイレクトな加速感はCX-3ならではと思う。ディーゼルのときはディーゼル特有の音を奏でながら豊かなトルク感のある加速、2ℓはガソリンならではの余裕のある加速、1.5ℓは乗る楽しみのある加速 と表現できると思う。
また、2ℓガソリンモデルでのエンジン音の違和感は、今回は感じることがなかった。逆に1.5ℓでは、エンジン音が心地よく、車好きに好まれると思う。
だからといって、ずうっとエンジン音が入ってくるわけではなく、一定速度（60㎞/h）に安定すると、ほとんど音は聞こえなくなるのだ。
また、交差点でオーバースピード気味に侵入しても不安が少ない。きっとフロントが軽いためだと思う。そして鼻先を向けやすく、ロール感が少ない。また、16inのタイヤのためか、乗り心地が硬いということはなく、程よく上質のある乗り心地だった。
燃費は今回の試乗でのマツコネの表示では14.6㎞/ℓだった。
CX-3をそれぞれのエンジンから、それぞれのモデルを言葉で例えると…
ディーゼルモデルはロングツアラーとすれば、
2ℓガソリンモデルはラグジュアリーカー、
そして1.5ℓガソリンモデルは、ライトなスポーティーカー
というフィーリングに思った。
もし、CX-3を購入するとき、それぞれの特性から
高速道路を使ったり、長距離走行の頻度が多いのではあれば、ディーゼル
普段のタウンカーとして使う頻度が多いのであれば、1.5ℓガソリン
余裕のあるパワーと上質性を求めるのではあれば、2ℓガソリン
ではないだろうか。
他のメーカーのライズ・クロスビーと比較するとどうか。
公平な比較は難しい。それは営業マンが助手席に乗っていたため、同じようなアクセルの踏み方をしたわけではなかったからだ。
この両車は、1ℓの割に加速がよく、タウンカーとして決して不満のない車だと思った。
でも、CX-3は普通にアクセルを踏んでも「車も自分も喜んでる」ようなフィーリングを感じた。だから、乗っていて楽しいと思わせる車だ。
また、インテリアも上級モデルに準じているところもあるので、ライズやクロスビーよりも劣ることはない。むしろ、上質に感じるので一クラス上の車に思えてしまった。
このCX-3 15STouringの弱点はモデルのデビューが古いということだが、ライズのメーター表示や、クロスビーのライフスタイルのアクティブさは、確かに魅力的だが、車本体の楽しさは決して劣るどころか、上回っていると思う。
8月25日追加動画
最大のライバルはヤリスクロスだが…果たしてどのような車なのだろうか…。
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CX-3 | クルマ
Posted at
2020/08/02 22:47:25
CX-3 15S Touring 試乗 いいぞ、これ！ 8/25追加動画あり
午後からCX-3のフューエルフィルターの交換に行った。その際に先日デビューした1.5ℓの15S Touringの試乗の機会を得た。
