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2021年04月03日

SUVブームがなぜ続くのか・・・

SUVブームがなぜ続くのか・・・ みんカラを始めた頃はミニバンブームの終盤だった。あの頃はまだ、こんなに周囲にSUVが走り回るとは思わなかった。

ネットで調べてみるとSUVブームの火付け役は初代ハリアーだそうだ。それまでパジェロやハイラックス、RAV4、CR-VといったRVブームはあったのだが、高級車カムリ)のプラットホームを使ってクロスオーバーの要素を盛り込んだ車がハリアーだったという。(RAV4やCR-V、スバルフォレスターが北米市場でヒットして、その後欧州高級車メーカーが参入したようである。)
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それはポルシェカイエンやランドローバー・レンジローバーもほぼ同じようなコンセプトとして販売された。これらの車が90年代辺りにデビュー後、様々なメーカーが参入してきたようだ。
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当時の日本はRV(レクリエーショナル・ビークル)ブームが始まっており、その中でステーションワゴンブームが一段落してミニバンブームに移行しつつあった。そんな中、2010年により庶民的な車がデビューする。
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ニッサン ジュークである。斬新なデザインと万人に受けいれられる排気量と価格。決してチープなイメージにはならず、アグレッシブなクーペライクなこのデザインは、きっとほかのメーカーにかなり影響を与えたのではないかと思う。このジューク以降SUVはさらに普及したと思う。
調べると国内では2014年以降にSUVの販売増加、欧州・北米市場では2015年以降にSUVの販売増加、中国市場では2005年と2015年と比較すると10倍以上の販売台数の増加あったそうだ。

SUVとはスポーツ・ユーティリティ・ビークルの略称である。ウィキによれば
現在一般的にSUVと呼ばれるものは
ピックアップトラックの荷台に「シェル」と呼ばれる居住・荷室空間を作ったもの→ 本来の意味でのSUV

地上高を高くしたりラダーフレーム構造を採用したりするなど、本格オフロード(悪路)走行向けに設計された四輪駆動車 →「クロスカントリー車」(クロカン)

モノコック構造で1.と2.のようなSUV風の外観を持つ車、またはセダン・コンパクトカーなどのボディを大きめ又は高めに設計した車 →「クロスオーバーSUV」(CUV)
と3種類に分類されるという。現在一番多いのが3番目のCUVである。

私たちの世代はスポーツというと一般道での走行性能なのだが、SUVでのスポーツは悪路の走破性のスポーツなのだそうだ。

では、なぜにSUVは売れ続けるのか?
SUVの長所とは
①「見通しが良いから運転がしやすい」

② 「車高が高いためオンロード走行でも駐車場や踏切などの段差や傾斜を気にせず走れる」

③ 「4WDのため天候や路面状況に左右されない走行性能」


④ アウトドア風の普段の生活感を感じさせないデザイン

きっと他にもブームを支える理由があると思われるが、主なものはこれら4つではないかという。
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反対にこれらの理由からセダンが廃れた理由が見えてくる。
セダンの短所とは
① フロントやトランクの長さから見切りが悪い。
② 駐車場などでの段差や傾斜からバンパーを擦ってしまう。
③ 車高が低いことから冠水の際は、動けなくなる。
④ 大型セダンでは裕福なイメージを感じさせるが、小型セダンになるとスポーツ性のないモデルはチープさを感じさせる。
⑤ セダンが走りに有利になる分、高性能を要求される。平凡な性能は魅力がない。

では、SUVの短所とは何だろうか?
① 車高が高いことでカーブでのロールが大きくなる。

② 他車種に比べ大きくなるため、重量が増加し燃費が悪くなる。

③ タイヤが大きいため、維持費が高くなる。

④ 価格が同クラスのコンパクトカーやセダンより高く設定される。
の四点が考えられる。
しかし、
① 車高のロールはミニバン世代や軽ハイトワゴンに慣れている人であれば、そう不安にはならないのではないか?
② 燃費はハイブリッドやダウンサイジングターボである程度、他のジャンルの車と同等程度には向上していると思われる。
③ タイヤの大型はセダンなども大型化しているのであまり変わらない。
④ たとえ価格が高くても、メーカーの様々な方法でリースやローンなどで定額の支払いをしながら利用することができる。

など短所が他のジャンルと変わらないレベルまで解決しているように思う。その結果、メーカーは利益を生みやすい(価格設定を高めにできる)SUVに移行していることからメーカー側にしても購入する側にとってもwinwinの状態にある。

また、この経済的な面ではなく人間の心理面でこのブームの背景があるという人もいる。それは「ドレス効果」というものだそうだ。 
ドレス効果とは、私たちは相手の着ている服装によって、その人のお願いや主張、意見を受け入れるかを判断しているという心理現象のことだそうだ。

その車に乗る事によってオーナーの主張が周囲の人に受け入れられるかということだ。一つ目がフロントのデザインや大きさで車の大きさを主張するもの、二つ目が本格的なオフロード車に乗っているというドライバーの優越感だという。(実際はほとんどのユーザーが悪路の場面で頻繁に使うユーザーはそう多くないはずだ。)
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以上のことからSUVが主流となる所以であるらしい。これらのブームの理由を見ていくと以前デートカーが流行したことと似ていると思う。デートカー、つまりスペシャリティーカーということもあったが、簡単に言えば2ドアクーペだ。生活感がなくデザインに優れ、走行性能は他のジャンルの車よりも本格的(?他のジャンルより劣っている車もあったが)を連想させることで若者に受けた。確かC-HRがデビューした時にそのポジションをセリカと同じスペシャリティーカーであるという記事を見たことがある。 そう考えると車の形こそ違えど、実はこのブームの本質はデートカーブームの再来とも受け取れる。

現在、SUVはブームから、今や確実にジャンル、むしろ主要ジャンルとして昇格したのではないかという人もいる。
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RVブームに見られたステーションワゴンブーム、またミニバンブームは去ったもののまだまだ購入する人は確実に存在する。ブームは終わったが車種が少なくなっても存在しているのだ。となれば、SUVが大量にあふれ、多くの人が違った車に乗りたいと思った時にはまた新しい車が注目されるという気がする。ということを私は繰り返し言い続けているのだが…果たして?
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Posted at 2021/04/03 20:47:08

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この記事へのコメント

2021年4月4日 19:06
こんにちは。
このSUVブーム、アメリカだけで終わるかと思ったら世界的に広まって案外長く続いてますね。
たぶん推測ですが、日本でも広まった一番の理由としては、
>①「見通しが良いから運転がしやすい」でしょうか。
CX-5を試乗したときに、これなら平気と思わせた感想がこれでしたから。(結局、諸般の事情で乗り換えませんでしたが)
他の理由も全て該当してるかと思います。

短所の①については最近の性能の向上でクリアしてるかと。
②は省燃費ブームの割には良く広めたもんだなと。
③については、雪国には単純に冬タイヤの負担増に響くのでキツいですわ。
(その反面、積雪時には最低地上高が+に作用されますが)

>SUVが大量にあふれ、多くの人が違った車に乗りたいと思った時にはまた新しい車が注目されるという気がする。

実は、わたしもコレに一番期待しています。

・・・とは言いつつ、全然その次世代物が出てこなかったら、一番の最右翼は表題のカローラクロスなんです。サイズ的に嫁も使うのに一番手頃かなと。果たして国内に出てくるか。

コメントへの返答
2021年4月4日 22:58
こんばんは ありがとうございます。(^^)/
本当、全世界的にブームになっていますね。SUVの乗りやすさは高齢化社会では限定的ですが、腰をかがめずに乗り込むことができるというのも理由かと思いました。でもこれだけ普及するというのはそれだけこの形がいいと思う方が多いということですよね。

短所のロールについても軽自動車のあのハイルーフタイプが走るのですから、足回りについての開発が以前からするとよくなっているということですものね。エンジンも省燃費ようにかなり進んでいるだけにデメリットになるものが少なくなっているのが事実だと思います。

また、アウトドアの生活と言ってもオンロードのみという人も多いのですけど、ムードを感じたいとか流行と違う車に乗る事に抵抗があるという人もいるでしょうから、それぞれの事情もあってこのブームが継続しているのでしょうね…。

ミニバンブーム、ステーションワゴンブームもコンパクトカークラスにまで普及すると終焉が近づいてきたように思います。

果たしてあと何年続くのでしょうか…。

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「この手の話って信じていいのかな?"『Zガンダム』リック・ディアスの命名には駆け引きがあった? 「ガンダム試作計画」でぶつかり合う思惑" https://l.smartnews.com/m-lmO8LMQ/VezrVs
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