2022年07月03日
いったいどうなるのだろう‥‥6とSMALL群…
先日、特許庁にトヨタのクラウンらしき車の申請があったようである。
密かに一部のマツダファンが予想していたクラウンとマツダ6の姉妹車構想はどうやら外れたようである。
やはり以前から噂されていたFF化なってシャシーはカムリと共用たなるという。クラウンの伝統の一つがまた切り捨てられることになりそうだ。また、SUV風セダンもデビューするという。思えば、トヨタの先代のアクアやホンダのフィットがSUV風に化粧直しをして販売していたこともあった。

さて、そうなるとマツダ6がどうなるかである。現在セダンや車高の低い車の需要は大変厳しい状況になっている。SUVの利便性や今後のEVとしてのバッテリー搭載を考えると現状のセダンのスタイリングはかなり困難である。先日のCX-60が発表されたがYouTubeの「RIDE NOW」では現在のままではLARGE群のシャーシではセダンにしたときにバッテリー搭載はできないという。

これらのことから、マツダ6は消滅するのかという予想が出てもおかしくない。ただ今後、SUVのプレミアムモデルにおいての利益はそれなりに上げられると思う。しかしながら、全世界的なPHEVやEVの生産に対してご存知の通り、バッテリーの比率が高ければ高いほど原材料の入手が難しくなり、生産がストップし、納入が遅れることになる。ところが内燃機関の比率が大きいとそこまで生産を止める必要なくなるわけだ。そこにマツダの勝機があると私は見ている。

そうなると、他社から流れてくる客がCX系列を購入すると利益が上がってくる。そして開発費の余裕ができれば、マツダ6をいかようにも開発できるのではないだろうか?ましてやマツダ6をFR化としなくともFFのままであれば、これまでと同じように「6」「3」「2」と開発が可能になる。クラウンでさえ、FFとなるのだ。マツダ6がそのままFFでもおかしくない。
それでは、ドイツ車のようなモデルと対等には渡り合えないという声もあるかもしれないが、世界的に自動車メーカーはFFになろうとしている。
仮に、FRにすることができれば、さらにマツダの評価は上がり、躍進することだって考えられる。要はセダンの需要の冷え込みに対してすぐ前の利益を考えるか、数年後のブランド力強化の一つとして投入するかで舵取りは変わってくると思う。
ちなみに5月に行われたマツダの決算説明会では、大躍進の決算であったという。営業利益が、前期の88億円から当期は1042億円へと1184.1%という飛躍だったそうだ。これだけの営業利益が上がれば、マツダはさらに開発コストを抑えることなくつぎ込むことができるはずだ。

さて、マツダデミオ改めマツダ2がデビューしてから既に8年になる。あちこちからはトヨタからのOEMになるとの噂が聞こえてきた。しかし、どうだろう、それではかなり遅きに失してないだろうか?ヤリスのデビューから既に3年近い。OEMであれば、新型が出てから1年ぐらいたっての投入ならまだわかる。状況が変わったと言えばそれまでだが、時間が経ちすぎていると思う。もちろんメーカーの都合であるのでハイエースのようなパターンもあるにはあるのだが。もし、OEMを投入するとなるとトヨタディーラー全店とマツダのディーラーとの価格競争になりかねないし、多分にトヨタが値引き率を高くし、マツダで購入する人は減ることが考えられる。
それよりはマツダの純粋な車であって魅力的なモデルであることの方が購入する人も多いのではないだろうか?ましてや、内燃機関のみの車の販売停止まであと8年もあるのだ。Bセグメントを購入する層は、ある程度安価で維持費があまりかからない車を購入したいと思う人が多い。走行距離がそう多くなく、近距離での使用が多いとなると高いハイブリッドで納期まで時間がかかる車よりは一月程度で乗れる車の方が魅力的ではないだろうか…。

ネットではシャシーをコンパクト化するには開発費がかかるため困難という記事もあるが、現在のDJは知る限り、BN/BMアクセラと同じSKYACTIV-CHASSISの構想でのコンポーネンツのため、現在のマツダ3を縮小するのは決して困難さ付きまとうかもしれないが不可能ではないと思われる。さらにオーバークオリティだとしてもそれは後に長所となるはずだ。
さらに先日発売された、スクープ雑誌ではマツダ2はさらに来年2月に商品改良されるという。エクステリアの変更なのか、それとも装備の充実なのかまだわからないようだが、さらに2024年まで販売は継続されることになる。ということはマツダはこのクラスを諦めてはいないともいえる。6のように需要が少ないのであれば、コストをかけないかもしれないが、まだまだ需要があるとみているわけだ。
まだ、終わったわけではない。物価の上昇は今後もまだまだ継続するだろう。さらには半導体の供給が安定しない限り、まだ自動車の販売の難しさはあると思われる。私は某社のBセグメントのハイブリッドの車とマツダ2をそれぞれ試乗した時に普段乗りで装備に満足しながら、購入価格が低いマツダ2の方が魅力的だと思った。マツダ好きだからだろうと言われるとそうかもしれないが、アルミホイールはないわ、ステアリングは樹脂、インテリアも質感もいまいちに感じたのも事実である。あとはどこに基準を置くかで車選びがきまるのではないだろうか?
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mazda | クルマ
Posted at
2022/07/03 12:38:53
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