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2024年02月23日

MAZDA2(ガソリン)VSヤリスハイブリッドVS新型スイフト 2/24追記

MAZDA2(ガソリン)VSヤリスハイブリッドVS新型スイフト 2/24追記 偶然にして最近この3台に乗る機会があったので印象をもとに比較をしてみたい。ただし、個人の偏った経験や印象もあるのでそこはご了承いただきたい。

普段から触れることができるのはMAZDA2、レンタカーで乗ったのがヤリスハイブリッド、ディーラーで試乗したのが新型スイフトである。
エクステリア(スリーサイズ)について
エクステリアは3台ともほぼ拮抗していて大きな差が無いように感じる。ただし、MAZDA2は4mを超える全長のため、フェリーなどの移動の際は運賃が変わる。
詳細を一覧にしてみた。
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数値だけでみるとMAZDA2が大柄であるが、乗ってみると差はあまりないいという気がした。運転する分にも差はなく、取り回し云々はほぼ変わらないと思う。
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インテリア(シート、メーターパネルetc)
シートのフィーリングで意外に良かったのはヤリスハイブリッドである。ヘッドレストがシートの背面に繋がっているのでどうだろうと思っていたが、背もたれがハイバックになり包み込む印象があった。柔らかさではMAZDA2である。腰を包み込むようなフィーリングでヘッドレストがきっちり頭部を後ろから支えるのは、MAZDA車特有の座らせ方である。反対にシートの座面の硬さできちっと座らせるのスイフトであった。沈み込みが少なくランバーサポートでしっかり支えるのはスポーツシートのような印象がある。真逆の印象で座ったときにずっぽりと風呂に入ったようになるのがMAZDA2である。スイフトはウィンドウ下部が低いのか、視界が広がっているように感じた。ヤリスハイブリッドは中間というところか。
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また、運転席のドアノブについて見過ごしやすいところで、印象が薄く自然に操作できるのは、MAZDA2とスイフトである。ヤリスハイブリッドはウィンドウスイッチが上部にありドアノブがその下にあるため、慣れないと探すことになる。またウィンドウの操作は意識して腕の位置を上げて操作するような感じがあった。
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スイフトも似ているところがあり、ドアノブは上部、ウィンドウスイッチは下部にあることから操作はしやすいように思えた。
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MAZDA2は上記のようにあまり癖のない分素直に操作がしやすいようにい思える。

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リアシートは一番印象が良いのはMAZDA2である。シートが平板ではなくそれなり腰を支え、安定できるような出っ張りがある。それはヤリスハイブリッドも同様である。しかし、ヤリスハイブリッドは後部座席に座るとかかとが手前に引けず、強制的に前へ出すような感じあるのに対してMAZDA2は幾分余裕がある。
 また、スイフトは明らかに平板で運転席と同じような印象である。ただ、支える出っ張り少なく、ゆったり座るというよりも近距離なら大丈夫というような感があった。

運転席のメーターや操作感
運転席に座って印象がいいのはMAZDA2である。必要なインフォメーションをセンターの画面、あるいはメーターの中に表示する。速度とナビの進行方向についてはヘッドupディスプレイに表示する。
ヤリスハイブリッドは、様々なインフォメーションをメーターの中央に表示する。しかし、表示の見方分かりやすいが、運転中にある程度注視する時間が長くなるような気がする。ナビ画面はそれなり大きいが、運転に関するものはMAZDA2の方が多い。
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画像は商品改良前。現在は横長に広がっていることからより視線に対する圧迫感はない。
スイフトは3車の中では、センター画面が一番大きくナビの表示は見やすい。だからといって運転がしにくいわけではない。ナビは見やすいという長所である。しかし、運転に必要な情報はこの画面に出るのはあまりなく、メータークラスターの中である。
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ステアリングスイッチについては運転に集中できるのはMAZDA2である。スイフトは以前のトヨタやホンダのようにステアリングのボタンが集中していないので自然には触れないと思う。ヤリスはステアリングスイッチがMAZDA車のようにスポークに集中していることから運転に集中できるんだろうと思う。
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走行フィール
乗り心地の面から言えばMAZDA2がやさしく、突き上げ感が少なく振動が少ない分上質に思える。ヤリスハイブリッドは突き上げ感がそれなりに拾うところがあるが、不満にはならないと思われる。この2車に比べスイフトは凹凸を拾うことから、スポーティ感があると思う人も多いだろう。
加速(低速から中速にかけて)については、やはりヤリスハイブリッドである。モーターによる加速がぐいぐいとあり、その軽い車重と相まって、シグナルグランプリでは決して引けは取らないと思う。活発な3気筒を一番感じるのはスイフトである。トルク感もりもりの加速は決してワンクラス上の車とも互角に思わせるところがある。その点MAZDA2はさすがに110psとはいえ2車に比べると今一つだと思えた。

しかし、一定の速度になるとこの印象が変わってくる。MAZDA2はエンジン音がかき消されるようにかなり静かな室内空間を得られるのである。ヤリスハイブリッドはタイヤのノイズが室内に入ってくるし、スイフトはエンジン音は最初から確実にエンジンの回転に合わせて聞こえてくる。ヤリスハイブリッドはモーター走行の時はロードノイズだけだが、エンジンが回ってくるとそのエンジン音は速度に関係なく入ってくる。
この違いはカタログでの最終減速比からも見て取れると思う。
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スイフトは最終減速比が大きく、ヤリスハイブリッドは小さい。ヤリスハイブリッドの場合、低中速はモーターで加速するため、エンジンの負担が少ないため、ハイギアードである。しかし、ハイブリッドはモーターでのアシストが高速道路ではあまり効かないこともあって郊外モードの方が燃費が良いようである。スイフトは排気量が小さいためローギアードである。エンジンが高回転になり、モーターとのアシストもあって加速が良いのがこの数値からもわかる。1.2ℓでありながら1.5ℓのMAZDA2と遜色なく走れるのは、このローギアードの設定であるからだと思われる。したがって加速時の室内に侵入してくるエンジン音は結構聞こえるのもこのためだ。
MAZDA2は、それらの中間である。
このことからどちらかというとスイフトは市街地や郊外主体と考えられる。また、ヤリスハイブリッドは全般的にそつなくこなすことができるが、郊外の方が燃費が良いようだ。MAZDA2はその中間ということも言える。MAZDA2はアシストはないが、排気量はスイフトに比べ、そこまで回さずに加速ができる。
(以上 2/24追記)
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では、3車について印象を一言で表す
と燃費と加速のヤリスハイブリッド、スポーティ感の演出のあるスイフト、グランド―ツーリング可能なMAZDA2と言えると思う。言い換えると、特に燃費を気にするあるいは維持費を抑えたいというのであれば、ヤリスハイブリッドであろう。とにかくエンジン音や加速を楽しみたいというのであれば、スイフトであろう。そしてMAZDA2はスイフトとは真逆で大人の車ということになるように思える。
3車ともクルーズコントロールを装着できることを考えれば、長距離云々の差は燃費と疲労感が気になる事だろう。そうなるとヤリスハイブリッドはうまくまとめられていると思う。スイフトは振動を拾うことやエンジン音から疲労度は高いと思われる。それに比べMAZDA2は先述の通り優しい乗り心地でエンジン音も走り出せば、静かになることを考えれば疲労度は少ないのではないか。
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したがって3車の選び方は、それぞれ人によって変わるだろう。車の満足感は人それぞれであるから、スタイリング重視、維持費重視、運転フィール重視、使用感重視と多岐にわたる。自分の使用頻度や走行シーンを思い描きながら購入をされることをお勧めしたい。

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Posted at 2024/02/23 10:35:31

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この記事へのコメント

2024年5月23日 12:58
こんにちは

YouTubeで観られる3車比較より面白く、
「感性の近い人は居るもんだな」と感心しながら拝読いたしました。

仰る通り、マツダ2は大人な小さなクマランドツーリングカーだと思ってます。
比較の3車で、1〜3人で一泊旅行するのにはベストだと思います。
(ドライバーが適切なドラポジをとると運転席の後は狭すぎ、助手席はドラポジ関係ないので少し前に出して、後席のスペースを取る。で、3人がマックスという考え方)

6年ちょっと前にレンタカーの当時デミオ13Gを
高松で営業開始時間1番で借り、営業終了までに返します。という約束でスタートして高知まで1人で行った事があるんですが、目的地で 
「昨日返すの止めようかな、延長出来るか相談の電話入れてオッケーならどこかに泊まるかな?」
それくらい長距離が楽しかったのを覚えてます。
13なので初期のもの、それもレンタカーグレードでです。
結局次の日の事を考えて徳島経由帰ったのですが。
DJ型、出た当初からとても良いクルマでした。
繰り返されてきた年次改良で雑味が取られ、より洗練されて現在に至ってる。
そんな印象です。
シートは2019年の改良でアンコの素材が変わって、上級機種の骨盤を立てるコンセプトが導入されてますし。ムチムチで押し返したら戻ってくる感じと骨盤の支持は最高だと思います。
後席にもそのムチムチ感は感じられ、オマケのシートという印象は全くありません。
設計年度が古い?
日本のモータージャーナリズムは何も良く分かってませんね。

YouTubeの「うなどん」さんなんかは今頃になって初めてMTディーゼル乗ったみたいではしゃいでました。

そう、運転してはしゃぐ声が出るクルマなんだと思いますよ。
コメントへの返答
2024年5月23日 23:05
こんばんは
コメントありがとうございます。私の稚拙な記事に対して評価をしていただき大変感謝しています。

さて、自動車に対する印象というのは人それぞれに違いがあるので同じように感じる方がいてとても嬉しいです。
DJ型は以前から何度か試乗を繰り返してきましたが、デビュー当時はワンクラス上の車の感触がありましたし、また、G-ベクタリング コントロールが搭載された頃にはさらに上質な乗り心地を感じるようになりました。
また排気量がアップされることによってエンジン音がかなり抑えられ、巡航速度での静粛性も良くなったことで、以前のファミリーカーとはまた違う車に感じました。その後高圧縮エンジンで雑味の消え静粛性ももアップしたことを考えると、他車のとの違いを感じますよね。

そのような経緯を考えるとレンタカーでも納得されるような車だったでしょうし、もっと乗っていたいと思わせる車だったのでしょう。


しかし、今後は内燃機関としての時代は終焉の方に向かっていくことを考えれば、マツダ自体がどう舵を切っていくのかが気になります。電動化へ移行するにしてもMAZDA2のクラスの存在価値は変わらないと思いますから、コンパクトサイズでの電動化されたMAZDA2になったときはどんな車になるのだろうと思うと楽しみでもあります。

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「ないない!@#焼鳥」
何シテル?   04/27 14:53
妙にこだわりのあるへんなやつですがよろしくお願いします。あまりうまくしゃべれません・・・・人付き合いが下手です。泣 最近、突然フォローの申請をされる方がおられ...
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