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2024年06月08日

不正はよくないけれど… 

不正はよくないけれど…  今月3日、ダイハツの認証試験制度の不正問題を発端に国土交通省が、各メーカーに国土交通省が内部調査を依頼して報告されたのが今回の不正である。

表面的には、ダイハツの場合と同様なイメージを受けがちであるが、少々内容が以前と違うところもあったりする。

特にトヨタやホンダの場合は、実際の法規より厳しい条件で試験を行い、その数値を報告したとか(トヨタ/ホンダなど)、エンジンの性能試験において固定された部屋の中では、走行状態と違い室内の温度が上がるため、エンジンの補正がかかるので、その補正をしないようにソフトを書きなおした(マツダ)といったような、現在の国土交通省の性能試験の矛盾が見え隠れするような内容に思えたのだが、どうだろうか。
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自動車という製品はもとより、多くの工業製品は、日に日に進化しており、10年もたつと大きな性能の違いがでてくるものであるし、また製品に対する要求度も上がってくるものである。しかし、規定が変わらないというはやはり自動車という製品の劣化にもつながってしまう。
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かつて、NHKで国内で販売する自動車と輸出する自動車に安全に対する装備の差があったり、輸出国では販売できない車を国内で販売していたことを指摘されたことをきっかけに、エアバッグの標準装備化が図られ、衝突安全ボディを各車が投入されてきた。また、衝突実験の公表についても排気ガス規制についても北米の法規や欧州の法規をを手本に見直された経緯がある。





当時は自動車先進国たるアメリカ合衆国や欧州に追いつけ追い越せとそれらを目標としてきた日本の自動車メーカーだったが、今もって他国の方が先進的な考えであるのも、制度が遅れるのはお役所仕事だからだろうか。

日本の工業は、繊維業、造船業、鉄鋼、家庭電化製品と世界のトップを誇る企業が多くみられたが、今日本を支えるのは自動車産業であることは言うまでもない。しかも、今も日本がトップを走っているわけではなく、EV先進国たる中国や韓国にも先を越されつつある。そのためにも国土交通省が今後のことも考えながら制度の見直しや新たな制度を考えていくべきではないだろうか。

制度を守らないのは決していいことではない。しかし、制度が産業を育て行くようにしていかなければ、今後の日本も危うくなっていきそうな気がする。
ブログ一覧 | 自動車産業 | クルマ
Posted at 2024/06/08 22:53:05

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