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2024年07月13日

マツダ2 ディーゼルエンジン廃止に寄せて

マツダ2 ディーゼルエンジン廃止に寄せて ご存知の通り、マツダはついに1.5ℓディーゼルの廃止を決定した。その理由は、実路走行試験(リアルドライビングエミッション RDE)という、路上走行を含むディーゼル車の排ガス試験の強化されるからだという。これまで試験室内のローラ台上で実施していた試験を、実際に路上を走行して計測することになるのだそうだ。そして、これまでは台上試験の2倍までの値が許容されていた実路走行試験だが、今後は台上試験値の1.1倍までとかなり厳格化されるという。そのため、既存エンジンでは、10月から継続生産車に適用される排ガスの実路走行試験に適合が難しく、改良コストが見合わないと判断したとのこと。
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振り返ると2014年2月にコンセプトモデルが発表され、その中で1.5ℓディーゼルが搭載されることも発表された。
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さらに衝撃的だったのは、BSのテレビ番組ワールドビジネスサテライトでデミオの開発の模様が放送されたことだ。その中でコンパクトカーでありながら2.5ℓクラスのトルクを発揮するディーゼルエンジンは燃費とともにかなり魅力的に見えた。
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マツダは、きっとディーゼルの特性は都市部ではなく、長距離を走行する、あるいは高速道路を移動をする欧州を念頭に入れていたのではないかと言う気がする。つまりグランドツーリングカーとして資質をもたせたのではないか?国内でも、ディーゼルエンジンを購入するユーザーは長距離移動を主とする生活する人が多かったからだ。
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しかし、燃料代が高騰していく中で、ハイブリッドエンジンの車と同じように捉えられ、マツダの描いたユーザー以外の燃費を意識する短距離ユーザーまでが購入する事態になったのではないか。結果、短距離故に煤が溜まることが増え、エンジントラブルに繋がる事例が多くみられるようになった。そのため、マツダは週に何度か長距離運転することを勧めるようになった。
 その頃、同じように1.5ℓディーゼルエンジンを搭載したCX-3が課題をある程度解決する方策を取るために、排気量を1.8ℓに変更。さらに同じエンジンを搭載していたアクセラもモデルチェンジでMAZDA3では1.8ℓに排気量をアップ。
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 1.5ℓのディーゼルを搭載するのはデミオ/MAZDA2だけになった。時代はSUVブームのためきっとCX-3、CX-30などのディーゼルを選ぶ人は多かっただろうが、MAZDA2は近距離を主としたガソリンを選ぶ人が増えたのだろう。
マツダとしても今後は内燃機関をよりカーボンニュートラルに適応させるとなるとダウンサイジングではなく、ライトサイジングという視点に変わったのだろう。
1.5ℓをという小さい排気量よりは煤を含めた様々な課題を解決できる排気量はもっと大きい方が優位だと考えたのではないだろうか。
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さて、気になるのは今後のポストXDである。欧州ではトヨタヤリスハイブリッドのOEMモデルであるが、国内ではどうだろうか?
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欧州では徐々にCX-5の在庫販売になりつつあるという。また関係者が既に次期CX-5を見たという証言もあるようだ。ということは2ℓ程度のストロングハイブリッド完成しつつあるのではないか?今年度末には次期CX-5がデビューすれば、SMALL群にもプラットホームである程度の共用ができればCX-30やMAZDA3を搭載すると考える。しかし、世代として最古参のMAZDA2はきっとモデルチェンジをし、この2ℓのストロングハイブリッド搭載する可能性はあると思う。デビューから10年もあれば、次期モデルのエクステリアやインテリアのデザインは、かなり検討されているのではないかと思う。

今年度はまだモデルチェンジはしないだろうが、コンセプトモデルを発表し来年あたり、新しいMAZDA2がストロングハイブリッドを搭載してデビューするのではないか・・・そんな気がする。
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Posted at 2024/07/13 22:45:42

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この記事へのコメント

2024年7月13日 23:23
こんばんは…😅 日本にトランプさんみたいな総理大臣が居たら、ディーゼルは廃止にならない様な気もしますよね……😅 単純にエネルギー効率やら燃費だけを見れば、トヨタのストロングハイブリッドが優位なのは分かります。。それでは……それを造る時の環境負荷はどうなの?と言う話題にはなりませんし……それでは「廃棄するときの環境負荷は?」と問われても、殆どが海外へ輸出されるでしょうから…「知ったこっちゃない!」と言う事なのだろうと思っています。。😓 
 バイクの世界でも、排気ガスの対策が、元を取れないから…との理由で50ccの原付きは消滅してしまう事が確実になりましたね……😓 50ccの軽い車体だと気軽に乗れた方でも…125ccとなると…車体重量はかなり増えます……😅小柄な方や女性…年配者……そのような方に…仕方ないから…「重いけど…乗るならコレしかないから…」と言ってるようなもので……😓
 そもそもの排気ガスの基準が厳し過ぎるのでは?とも思います……😓
 こういう記事を見聞きする度にトヨ〜◯の圧力と言うのか、、政界…日本を動かす力を持ってるんだろうな……と感じでしまいます…😓
 別件ですけど…トラックでディーゼル車がすす焼きしながら走ってる後ろを走ると…とてつもなく臭い匂いがします……😓 通常は排気ガスはクリーンかもしれませんけど……すす焼きの時に…マフラーは触れない程に、高音になり…燃料を焚いてフィルターを熱して燃やして……とっても臭い匂いをケムリを吐き出して……(笑)😆 「これって……本当に環境に良いの?」って思ってしまいます……(笑) 
 排気ガスの試験が通るように…悪い物は全部フィルターに蓄えて……「すす焼き…」と言う時間に溜め込んだ有害物質を吐き出す……😅 多分……すす焼き…の際の制限基準ってそんなに無いよね?と思います。。😓
コメントへの返答
2024年7月15日 7:38
おはようございます。
なんかタイムリーな方が大変なことになりましたね。ま、あの方も口だけみたいなこともあるので信用ができないところがありますが。

さて、マツダは欧州と中国と北米が主戦場ですから3地域が電動化に舵を切ってなるとディーゼルは国内の他アジアに販売をできるかというとコストがかかってしまうのでしょう。ましてやディーゼルの排気量としては煤の出にくい領域が狭い1.5はマツダとしてもタイミングを見てやめたかったのではないかと。
マツダという小さなメーカーではフルラインナップはなかなか難しいのではないかと。
多分ある程度解決の糸口はあったとは思いますが開発しても2030年あたりは主要国は電動化ではなけれは販売できないことを考えるとある程度の内燃機関は残しながら様子を見ながら、理想より現実路線で自社の利益を優先したと思います。
2024年7月15日 14:58
当社へのご来社ありがとうございます
概ね考えていることは似てるつーか
ユーザーが直接見聞きできない
MAZDAの中で同時進行的に
いろいろなことが起こっていることだけは
間違いないと思います

MAZDA内製ストロングハイブリッドは
日本国内市場での競争力を考えると
絶対に不可欠だと思われますし
コスト面で上級車種と共用化は
あってもおかしくない話だと考えて
自然…いやいやいや必然だと思います

で…こんな中でも次期MAZDA2ハイブリッドは
YarisOEMだと言い切っている人もいるようです
尤もこれは欧州地区での販売権確保のためであり
フランスで生産されているのが周知の事実
この話をを日本国内に持ち込むのには無理がある
YarisシリーズやAQUAを製造する岩手のキャパを
考えるとここでMAZDA2のOEMは難しく
せいぜい技術供与までが限度だと思いますが…

どっちにしろ次期モデルと電気に舵を切った
こう考えていい時期になったという感じです
コメントへの返答
2024年7月15日 19:35
こちらこそ
コメントありがとうございます。
マツダは小さいだけにある程度の予想ができると頃がありますものね。
その昔1.6ℓでトヨタとホンダが競っている間に1.8ℓを投入したこともありますし、ファミリアからアクセラにモデルチェンジした時も、一気に排気量を上げてクラスアップしましたから、今度もそんな予感がします。また、マツダのライトサイジングの考えからしても小さい排気量よりもボディの重さとのバランスを考えて排気量を上げていった方が良いと考えているかもと思ってしまいます。
その一例がMAZDA2の2ℓ搭載ではないかと考えます。2025年からはBEVのプラットホームを本格的に導入となると、低床のMAZDA2はストロングハイブリッドの方がバッテリーの位置もちょうどいいという気もします。そして次期CX-3はバッテリ―搭載にも余裕があるでしょうからBEVになることも予想できますよね。

私もヤリスのハイブリッドも本来はマツダが罰金を逃れるためにトヨタからOEMしてもらったわけで本来の理由を知らない人たちが国内投入を言っていると思います。
いずれにせよ、マツダのこれからが楽しみですよね。

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