しかし、LARGE群もさることながら、SMALL群のテコ入れはもっと必要ではないだろうか。
① BセグメントのMAZDA2・CX-3の販売強化 BセグメントのMAZDA2・CX-3は電動化(EV化)として開発が進められているとは思うが、ボルボやメルセデスが完全EV化を断念したことから、既存のSMALL群のアーキテクチャーを利用しながらも大幅なマイナーチェンジかフルモデルチェンジをしてもよいのではないか。また、CX-3のファミリー向けのSUV、例えばホンダのWR-Vやトヨタ/ダイハツのライズ/ロッキーのような効率重視のSUVの派生車種を展開するという方法もあると思う。そしてMAZDA2、CX-3のマイルドハイブリッドエンジンの搭載をしてもよいのではないか。欧州では以前よりSMALL群のマイルドハイブリッドエンジンは搭載されており、タイ生産のCX-3でも搭載を検討すべきではないかと思う。
② CセグメントのMAZDA3・CX-30・MX-30へのストロングハイブリッド搭載への前倒し。
すでにCX-5が新型になるであろうことは報道されており、次期CX-5はディーゼル搭載は無く、反対にマツダオリジナルのストロングハイブリッドを搭載することが報道されている。
現在MAZDA3はやむえないかもしれないが、せめて売れ筋のSUV群CX-30やMX-30での搭載は前倒しをしてもよいのではないだろうか?
③ ディーゼルエンジンについてのさらなる改良と存続
残念なことにMAZDA2の1.5ℓディーゼルは生産終了を迎えた。以前より短距離でのディーゼルはエンジンの煤が溜まりやすい傾向から改良が求められていたが、その改良は1.8ℓに排気量を上げることによって解決されてしまったように思う。そうではなく、やはり1.5ℓでのディーゼルの改良を勧めながら、MAZDA2やCX-3での搭載をする方法も選べたように思う。
また、MAZDA3でのディーゼルは2.2ℓを搭載せず、1.8ℓとし海外ではガソリンの2.5ℓターボとしてスポーツモデルとした。しかし、本来MAZDA3は以前からスポーティーなイメージが強いことや現行モデルのエクステリアデザインからも2.2ℓディーゼルエンジンの搭載を追加販売することで多少なりとも販売の増加につながるように思う。