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2025年06月01日

あの頃も熱かった…1990年

あの頃も熱かった…1990年 今日から6月。6月といえば、普通は梅雨というイメージがあるのだが、私にはもう一つ、ルマン24時間レースということも思い出す。
今年は、1923年の初開催から今年で102年。「世界三大レース」のひとつであるフランス伝統の耐久レースが、6月11日(水)から15日(日)にかけて、ル・マン市内のブガッティ・サーキットと公道を組み合わせたル・マン24時間サーキット、通称サルト・サーキットで開催される。
今年は全部で62に上ったエントリーのうち、第93回大会の総合優勝を目指しプロトタイプで覇を競うハイパーカークラスには、全体の約3分の1以上を占める21台が名を連ねた。その大半はWECにフルシーズン・エントリーしている車両たちで、トヨタ、ポルシェ、フェラーリ、アルピーヌ、BMW、キャデラック、プジョー、そして今シーズンデビューしたアストンマーティンの計8メイクスが揃うという。
近年、国内メーカーからトヨタだけが参戦し、毎年検討をしている。昨年はあともう一歩のところでフェラーリに優勝を奪われたが…。
さて、このタイミングを狙ってか、「Racing on」から1990年のルマン24時間レース~特集 日産とトヨタの10の誤算~が発売された。
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若い方には全くこの時代の話はご存じないかもしれないが、かつての日本のメーカーがこぞってルマン24時間レースに参戦していた時期があったのだ。
今のスーパーGT選手権は多分にこのグループCと呼ばれるプロトタイプカーによる国内選手権の流れを汲んでいると思われる。

そのプロトタイプカーの中で一番安定した結果を残していたのがポルシェ956である。
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それを追ってイギリスのトム・ウォーキンショーが率いるシルクカットジャガー、
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そして1989年に世界選手権の強さをそのままルマンでも見せつけたシルバーアローのメルセデス、
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それトヨタと
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ニッサンが追っていた。
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↑アメリカのNPTIR90CK
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↑イギリスNME R90CK
しかし、メルセデスは1990年はルマンが世界選手権から外れたことを理由に不参加となり、日本勢にもチャンスが訪れたのである。
このとき、息巻いたのがニッサンである。いまでこそ、青色吐息の日産であるが、このころは、シーマ現象もあって国内市場の販売面でもモータースポーツでもかなりの勢いがあった。
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ニッサンはイギリスを本拠地として世界選手権(WSPC)に参戦していたニッサンモータースポーツヨーロッパ(NME)から2台、アメリカからニッサン・パフォーマンス・テクノロジー(NPTI)からも2台、そして国内のニスモから1台とここぞとばかりに悲願の優勝にかけてきたのである。予選はNMEのR90CKがトップタイムをたたき出し、ポールポジションをGET。このエンジンは当時850馬力(訂正1100馬力)を発生したらしい。しかし、このことがこのニッサンの3チームの悲運をもたらすのである。(以下のことはぜひ購入されるか、ネットで調べていただきたい)
当時の様子を雑誌で知って、このニッサンのグループCのスタイリングの魅力に引き込まれた私は、当時のWRCと同じように引き込まれていった。そして翌年1991年のMAZDA787Bの優勝に出会うのである。
今年はフェラーリが三度表彰台の一番上に上るのか、それとも5連覇を成し遂げたトヨタが再度6度目の優勝をするのか気になるところである。
ただ、もう難しいとは思うが、かつてのようにトヨタだけではなく、ニッサンやホンダ、マツダが参加し、しのぎを削ってもらいたいと思うのである。
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Posted at 2025/06/01 18:01:30

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この記事へのコメント

2025年6月1日 19:45
90年では有りませんが、91年(確か…)のSWC最終戦を
友人とオートポリスに観に行きました
たぶん787B最終年だと思います
まだナビも一般的でなかった時代、熊本ICです下りて
濃霧のミルクロードを走り上津江村へ
ザウバー・メルセデスのシューマッハの走りを堪能し、
シルクカットジャガーやプジョーを目の当たりにし、
大興奮の1日でした
コメントへの返答
2025年6月1日 20:12
それは焼鳥さん、すっごいレアな経験をされてますよ。あの時走行したベンツのC291はデビュー間もない車でしたし、それに乗っていたシューマッハは後のF-1界の皇帝ですし、そして787Bは最後でしたし、物凄く貴重な試合をご覧になってます。グループCもターボを廃止してNAエンジンに統一され始めた頃でしたもの。こんな凄い巡り合わせのあった試合を観戦されたことは苦労してあの場所に行ったかいがあったと思います。
2025年6月3日 14:32
ルマンは,あの頃の私たちの憧れのレースでしたよね。インディ500もありましたし,夜中中みていたものです。
シルバーアローのメルセデスが宙を舞ったのはこのあとでしょうか?
なんか映画のワンシーンのような気がしました。
コメントへの返答
2025年6月4日 6:27
私と同じように思われていたのですね。中にはF1だけに興味を持たれた方も多かったですから、同じように憧れを持つ方がおられてとても嬉しいです。
インディ500ありましたね!どのレースもあの頃は日本人ドライバーにもメーカーにしても追う立場でしたね。ベンツが宙を舞ったのはメルセデスのCLRというGT1カテゴリーというクラスの車でしたからグループCの終焉のあとだった思います。GT1クラスもグループCの再来と期待されてましたけど…。いまはハイパフォーマンスカーというクラスになっていますね。近年あのような事故がなかっただけに衝撃的でしたね。

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「@えみゅ~ さん、決まったんですね!当分落ち着かないかもですね。私も楽しみです。」
何シテル?   06/08 17:58
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