皆さんもご存じのとおりマツダが来春からデミオベースのEVのリース販売をすると発表しました。
他メーカーと比べると遅い!かもしれません。
ただ、トヨタ・ニッサン・ホンダに比べると会社の規模が違いますし、三菱はバックにグループ企業があります。このことからすると当然かもしれません。
ただ、こうなるとEVの心臓たるリチウムイオン電池がカギになりますが、まだリース販売ということから考えるとこのリチウムイオン電池のコストが高いからでしょう。それに当分の間、リチウムイン電池もまだ開発しているメーカーも少ないですし、まだコストは高いことからも一部の企業のみ供給ということも生じるでしょう。そうなるとリチウムイオン電池の安定供給を見込めたとき、マツダも本格的に市場に打って出るというのではないかと思います。
マツダの予想では純粋なEVは2020年においても市場では市場全体のおいてもまだガソリン車に比べてまだ販売量は少ないとみているところからも、この10年の間に基礎研究やコストなどを間に合わせようしているのではないでしょうか。
そして、他のメーカーのように急いでいないのは他の課題があるからだと思います。それは日産が今実際に直面していること、つまり「インフラ」、電気を供給する場所です。それは
(ガイアの夜明けをご覧になった方はおわかりですね。)
「先んずれば人を制す」ですが、それにかかるコストは大変なものになります。一企業でこれを整備することがまず、不可能ですし、国家的なプロジェクトか、巨大企業何社が参入して初めて整備できるのではと思います。さらに大きな課題として現在のガソリンの販売をしている企業はどう見ているのか…。参入するのか?各地方の電力会社は?まだ始まったばかりで今後はまだ将来像が見えません。もし電気をガソリンのように商品として販売するとなると電気に値段がつくわけで…その市場での価格競争ができるのか?…
また、現在の電気の充電は時間を要しますから、そうなるとこの時間短縮を考えた商品も考案されるでしょうが・・・これも規格が必要ですし、コストもまた不明瞭。そうなると自動車屋のマツダとしては遅くてもインフラが十分に行き渡ってから乗り出しても大丈夫と踏んだのかもしれません。そしてそれよりも今販売できるガソリン車を充実しておきたいのでしょう。
以前マツダも
ボンゴEVを販売していたということもあるので何かしら技術はあると思います。まだ、マツダは遅きに失してはいないと思いたいです。
Posted at 2011/01/25 23:10:03 | |
トラックバック(0) |
mazda | ニュース