今日お昼から車を出してドライブに出かけていたら、テスラモデル3が目の前を走っていた。ついにこちらでもテスラを所有する人がいるようだ。
(トップ画像はレスポンスより)
さてテスラ3は、ベストカーによれば従来の車とが違ってエアコンやハンドル・ミラーの調整、ヘッドライトのモードの変更、運転モードの変更はタッチパネルなどで行われるのだそうだ。
私はスイッチやメーターやレバーがある方が嬉しいのだが、今後はだんだんといろんな装備が簡略化されるのだろう。
この前購入した「マツダ最強論」の中で興味あることが述べられている。第4章は「自動運転の限界点」という項がある。なんでも北米では「25年以内に人間に運転が禁止される」という意見が述べられ始めたという。果たしてそんなに早く実現するのだろうか?筆者は実現にはまだまだ時間と
いまや軽自動車でもACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)が搭載されるようになり、長距離の運転でもドライバーの疲労は軽減されるようになった。現在はステアリングを握って自分の行きたい方向へ操作するだけでいい時代になった。
だから、完全自動化という時代も近く見える…はずだが、どうもそうではないらしい。
ちなみに 自動運転のレベルとは以下の通りである。

これは、国土交通省が官民ITS構想・ロードマップとして打ち出したものである。(もともとはの自動運転の定義の出所は、アメリカのSAE(米国自動車技術会)だそうだ。)
これによると現在スカイラインの追い越しの自動運転が「レベル2」ということになる。また、今年の夏ホンダが「レベル3」の装備した車を計画中のようである。
こうしてみてくると「レベル5」の時代も、もうすぐという感じがするのだが、どうもそうではないらしい。
一つ目の理由として地球上の陸地は少しずつ移動しているのでナビでズレが生じると交差点では曲がれなくなるということが起きたり、古い道路が廃線となり新しい道路ができていたりするととこれまた支障が出るのだそうだ。つまりナビがいつも最新でなければならないということだ。
二つ目に、偶然にして事故が発生しそうな場合、自動車に搭載しているAIがどんな判断をするかという問題が起きるそうだ。例えば、クルマの前にいる人命を優先するか、それとも車に乗っている乗員の命を優先するか…。もちろんここでAIが両方の命を選択ができるかというのも判断できるか?もある。
また、カメラが天候が悪いときや雨の時のも同様にできるかということもその条件に入ってくる。
ただでさえ、自動運転の実験中の車が事故を起こしたという事例が数回報道されている。これも運転者に責任があるのか、また製造者に責任があるかなどは法の整備が遅れている。これらが解決されると現在の課題の一つの高齢者の事故がかなりのレベルで減少することは間違いない。
しかし、冷静に考えるとこのような装備は開発費がとんでもなくかかるわけでこれは必ずといって価格に反映してくる。そうすると高所得者だけが購入できる車になってきやしないだろうか。
今日は午後からドライブをしたわけだが、乗せられて移動するのも楽なのだが、操作して車を走らせるという楽しみがあってこそのドライブなのにそういう楽しみがなくなるのも困る。
はたして自動運転の実現は予定どおりになるのだろうか…。
Posted at 2020/01/27 00:24:07 | |
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