• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

クリューのブログ一覧

2022年05月05日 イイね!

13DAYSを見て思う。

13DAYSを見て思う。ウクライナ侵攻のことがキューバ危機と繋がってブログに書いたけど、実は既に2月ごろからそのようなキューバ危機と比較しながらあちこちに専門家の記事がアップされていたようで…。本当、勉強不足。

また、キューバ危機も表面的なことしか知らなかったので史実とは違うとは言われていたけど「13DAYS」を見ました。本当ミーハーな私。

さて、キューバ危機はソ連のキューバに中距離ミサイルを配備しようとしたことが発端として言われるのだけど、それまでの2か国の様子を見てみるといろんなことが分かってきます。

1 キューバ革命の後に政府転覆を狙ったCIA主導のビッグス湾事件
2 その後もキューバ政府の転覆を狙った作戦計画の立案
3 ソ連とキューバのミサイル基地建設の開始

というのが直接的な流れです。

でも、実はそれ以前に西側も西ヨーロッパ、そしてトルコにも中距離核ミサイルを配備していたそうです。またアメリカ本土からも直接ソ連を狙える攻撃可能な大陸間弾道ミサイルを配備していたそうです。逆にソ連は対アメリカには劣勢状態だったことからソ連製でもアメリカを攻撃できる中距離ミサイルを配備しようとしたわけです。

では、今回ロシアはなぜウクライナに侵攻したのか。その理由を調べてみました。
一般的にはウクライナがNATOに加盟しようとしたからと言われています。
NATO…正式名称:北大西洋条約機構(NATO:North Atlantic Treaty Organization)のことです。中学校の時に覚えましたよね。でももう一つあったのを覚えている方もいると思います。それは
ワルシャワ条約機構(正式名称Warsaw Treaty Organization/Warsaw Pact Organization)です。実は既に解散しています。この二つの集団は集団的自衛権の考えから発足した軍事同盟でしたよね。
alt

図はウィキから
このNATOに加入するにはNATOが求める民主主義体制の基準があってウクライナはその条件にまだ満たないところがあるんだそうです。そのため、支持ができても加入はすぐにできないようです。さらに加入する側からすると民主主義諸国の一員と認められ、安定した経済成長を望むことができるという思惑からでした。そのため、旧東側諸国から加入した国がいくつも出てきたそうで、現在は30か国に及び、NATOの軍事費は、世界の軍事費の70%にもなる大きなグループになっているんだそうです。
実はロシアのプーチン大統領も就任当初はNATOに対して、否定的な感情をもっていたわけではなく、一時期はアメリカのクリントン大統領に「ロシアはいつNATOに入れるのか?」と尋ねたこともあったといいます。(NHKの記事より)

では、なぜ侵攻したのか?
旧ユーゴスラビアのセルビアの自治州だった「コソボ」では、1990年代後半、人口の大半を占めるアルバニア系住民がセルビアからの分離独立を求め、これに反対するセルビアとの間で激しい武力衝突が勃発したことがありました。いわゆるコソボ紛争です。そしてセルビアによる一般市民の大量虐殺「ジェノサイド」があったという批判が高まると、NATOは「人道的な危機を食い止める」として、1999年、初めて国連の安全保障理事会の決議を経ることなく空爆をしたんだそうです。この時、ロシアは国連安保で軍事介入を反対していたんだそう…。もちろんロシアも後になって介入をしているのですが‥‥

このことがロシアがNATOに対して直接的な脅威を感じたのではないかというのです。今まではロシアとNATOの間には緩衝地帯ともいえる国々があったのがウクライナがNATOに加盟してしまうと、周辺国家で紛争が起きると自国にも脅威が及ぶのではないか…。
だから、ほぼ関係の少ない日本に対して入国禁止をするようなことを取るのかもしれません。また、逆に自分を指示してくれないからこそ、周辺国家に領空侵犯をしてこの件について触れるなと言いたいのかもしれません。

そうなってくるとプーチン大統領の支持率が高くなるのもあながち嘘ではない気がします。(参考記事 NHK「そもそもNATOとは?なぜウクライナは加盟できない?」より)
NATOが歴史とともにワルシャワ条約機構が解散したことでそれまでの目的を失い、地域紛争という別な脅威に関わってしまうざるを得なくなったことが今回の進行に影響を与えたのでしょう。
alt


さて、13DAYSを見て思ったのは私たちにはメディアに公表されたことしかわからないという点です。もちろん、現在の状況に置いてNATOもアメリカも直接的な介入をしていません。それはロシアを刺激したくないからです。実際は様々な外交ルートや裏のルートを使ってはいるのではないかという気がします。それぞれの国の思惑があるため、キューバ危機のようにアメリカとロシアが直接的な対峙をしていないのであの時ほどの両国の動きは少ないのかもしれません。

しかし、フランスのマクラン大統領が積極的に動いていることを考えると様々な外交ルートを使って停戦を呼び掛けている国々がありそうです。

キューバ危機の時はフルシチョフは政府(ソ連中央共産党内部)の中で政権争いもあって失脚の恐れもあったと言います。またケネディもタカ派(武力衝突推進派)とハト派(武力衝突回避派)の間で判断に困ったようです。

現在のプーチン大統領はどうか…一般には「イエスマン」で固められている政府ですが、その「イエスマン」たちがそのままで良しと思っているでしょうか。何か考えているはずです。
alt

ケネディ大統領はあのときビッグス湾事件の失敗から、判断を一つにしないで、時系列ごとに様々な選択肢を用意して状況に応じてその中からベストと思われる方法をグループで判断をしていく方法をとったと言われます。

今回もそういった方法が取られて、いち早くこの戦いが終わることを祈りたいと思います。

Posted at 2022/05/05 21:35:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 時事 | 日記

プロフィール

「ベストカーぐらい買えよ!万引きするほどの雑誌じゃないだろ〜」
何シテル?   08/12 18:41
妙にこだわりのあるへんなやつですがよろしくお願いします。あまりうまくしゃべれません・・・・人付き合いが下手です。泣 最近、突然フォローの申請をされる方がおられ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/5 >>

12 34 567
8 910111213 14
151617181920 21
222324252627 28
293031    

リンク・クリップ

1984.1.22 1984新田原基地航空祭(その1) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/08/25 22:12:25
アカデミー 1/72 F-22 ラプター 製作記 (Academy 1/72 F-22 Raptor building report)  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/01/07 15:03:29
WHAT DO YOU DRIVE? 
カテゴリ:マツダ関連サイト
2011/10/03 21:25:36
 

愛車一覧

マツダ CX-3 2代目 嫁の3 (マツダ CX-3)
2代目のCX-3 パワーアップされているだけに燃費は少し伸びないかもしれません。
マツダ プレマシー マツダ プレマシー
この車でも10万キロ突破したいなあ・・・・
マツダ CX-3 嫁の3 (マツダ CX-3)
嫁の車
日産 シルビア 日産 シルビア
オヤジの車を乗り回していました。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation