2022年06月05日
若かりし頃、私はサニー(B13)に乗っていた。まだ独身で暇さえあれば、サニーを出しては、ドライブを楽しんでいた。しかし、気が付くと1年で3万キロを超え、4年目になると10万キロを超えた。そのとき、マイクロロンというオイル添加剤が目に留まった。早速地元の契約工場を見つけ投入を依頼した。
効果はというとむしろエンジンフィールが変化し、加速感がとてもよくなった。また、その数年後、サニーが高速道路でオーバーヒートをしてオーバーホールをしたが、その時のようなエンジンフィールは二度と感じることがなかった。
サニーを降りてプリメーラワゴン(P11)に乗った。当然、小遣いを貯めてマイクロロンを入れた。しかし、全く効果を感じなかった。理由が分からなかった。その頃は結婚をしていたので嫁のミラにもモリブデン系の添加剤を投入した。一つにはエンジンフィールの向上とエンジンの耐久性を考慮して投入だった。エンジンフィールは特に大きな変化はなかった。
その頃に小遣いに余裕ができるようになり、プリメーラワゴンにそれまでのカストロ―ル製鉱物油オイルからたまたま、レプソル製化学合成油系オイルを投入した。その時明らかにエンジンフィールが変わった。その時オイルによってエンジンフィールがかなり変わることを学んだ。
その後、プリメーラワゴンからプレマシー(CREW)に乗り換えた。オイルはかなり小遣いをひっ迫し始めたので純正オイルを販売店からのチケット購入に変えた。その頃、シュワラスターの「ループ」が販売されるようになり、燃費向上を目的に投入するようにした。エンジンフィールは特に大きな変化はなく、燃費は気持ち上がった。この頃からエンジンオイル添加剤について疑問が沸くようになった。。
また、嫁もデミオに乗り換えたが、ZJ-VEMのミラーサイクルエンジンということもあって、本来の性能を発揮できるよう純正オイルを指定した。それから、デミオの走行距離が伸び始め、10万キロを超えたころ「モーターレブ」を投入し始めた。しかし、その頃からエコエンジンのオイルが添加剤投入後、ゲル状になるという現象がネット上で上がり始めた。
この頃から添加剤が怖くなった。ネットで調べていくと、オイル漏れなどのトラブルも報告されていた。
今回、SKYACTIV-Dの動画はそのトラブルと共通することから我が家の車には添加剤の投入を控えようと思った。今までも何度も添加剤をエンジンオイルと一緒に入れようと思ったが、価格やタイミングがずれて、投入はしていない。
現在、使用しているのはワコーズがOEMでニッサンに収めている「PITWORK 燃料系洗浄剤 F-ZERO」のみにしている。それも頻繁に使用するのではなく、エンジンオイル交換前の燃料を満タンにするときに限定している。
これも確かな効果を目にはしていない。気持ちで「落ちているといいな」ぐらいのきもちだ。現在嫁のCX-3は10万キロを超えたが、まだ煤によるトラブルははない。ただ、高速9割のため、煤がたまりにくい環境である。もちろんこの1.8ℓは対策がある程度進んだものであるから煤でトラブルは発生しにくいとは思う。
エンジンオイル添加剤は確かに効果があることも認めるし、否定はしないが、純正オイルでエンジンを開発していることからデーターにないものや調査されていないエンジンに投入するにはリスクが大きいと思った。効果についてはこのページを見ていただくと信頼のおける添加剤もあるようだ。
これは私の場合であって私の家族の車に使用環境からメンテナンス上必要なしと考えただけで、オーナーによっては必要と思って添加剤を投入して効果があれば、使用を継続することもよいと思う。
今後内燃機関は終焉を迎えるとは思う。それまでこの添加剤の効果についての謎は解決されることはないと思う。それは使用する車の違い、環境の違い、燃料との関係、ドライバーの感覚などから効果のあるなしは違いがあるからだ。
もし、EVの時代になっても補器類のカスタマイズが進むだろうし、ユーザーの満足感も違ってくるだろう。それ添加剤と似たことがおきるのではないだろうか。
Posted at 2022/06/09 23:07:00 | |
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