2016年11月03日
先日のブログで1.5XDが前期の2.0Sよりも良い数値を出してないことをアップしたけれど、今回この動画を見て考えを改めた。

まず1.5XDが素性のよい車ということがこの動画からわかると思うのだが、ぜひご覧いただきたい。結論から言うと一見この雑誌の企画のサーキットのタイムは決して良いタイムではない。(1分57秒あたりからアクセラです。)
確かにタイムはよくないのである。しかし・・・しかあしである。

車内からの映像を見ていると、ステアリングの動きが非常にスムーズというか、安定した操舵をしているのだ。もちろん、他の車はスポーツカーといってよい車ばかりだから、リアを流しやすくなっていたりハイパワーであるからと言えば、そのままなのだが。G-ベクタリグ コントロールシステムがかなり効いていると思われるのだ。まるで面白みのないステアリング操作。他の車はコーナーではやはりかなりステアリングの修正をしている。
ウェットでありながらも決して不安感を感じさせないアクセラ。
前回のブログでも触れたが、車は決して数値だけで語ってはいけない・・・・と思っている。
トップグレードではないから突出した車ではないけれど、安心して運転できる車であり、燃費や維持費の視点から考えても良い車だと私は思う。
サーキットでの走行は、非日常的であるがゆえに限界性能がわかる。限界が高いからこそ、良い車ともいえるのだが、だからと言ってリスキーな運転ばかりをいつも求められることはそうない。
どうしても車を語る時にトップグレードやスポーティーグレードの速さでその車を語りがちだが、本来は一番販売される売れ筋の車の出来が大切なのだと思う。ユーザーがこの車は運転しやすい、とか維持費が安いとか、運転していて楽しいとか・…。
マツダは以前から、CMでも突出した車であるよりも「凄く扱いやすい、安心して乗れる、そしてまた乗りたくなると言われることが褒め言葉」ということを言っている。(3分21秒あたり)
そう考えるとアクセラ1.5XDは車ではマツダが狙った通りの車ではないかと思う。
Posted at 2016/11/03 23:17:16 | |
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