キョーリュウのブログ一覧

久しぶりに母校のキャンパスに足を踏み入れました。
卒業後、2度目?　いや、3度目?
耐震補強がされていたり、新しい建物が建っていたりと、
卒業時と違う所はもちろんあったものの、
全体の雰囲気はそのまま。


この日は卒業生向けイベント「ホームカミングデー」でした。
すでに第25回とのこと。でも、実際にこの日に行くのは初めて。
行こうと思ったきっかけは…。



いま日本で最も忙しいかもしれない、アニメ映画「君の名は。」の監督、新海誠さんのトークショーが行われるから。
新海監督とボクの出身校が同じだったとは、このイベントの告知を見て初めて知りました。

まずは同監督の数年前の作品、「言の葉の庭」を鑑賞。
同監督作品の特徴の1つである、アニメとは思えない美しい映像は、この作品でも十分に堪能できました。
物語を多く明かすことはもちろんしないけど、自分の行き方を見つけようと、大人になろうと背伸びしてる高校生くらいの年頃の姿が、ボクみたいな歳では、
「青いなあ。」
と感じつつも、あの頃よ、もう一度、なんて思っちゃったりして…。
「君の名は。」にも登場する、ゆきちゃん先生の、苦しかった頃が描かれていて、あの笑顔にはこんな過去があったのかと。

その後に行われたトークショーでは、クリエイターという肩書でいんでしょうか、同じ大学出身の川田十夢さんとの対談、という形式で進められました。


※顔を出していいのかわからないので、トリミングしました。

その中で特に印象に残ったのは、新海監督自身、アニメーション監督として生きていこうと決断したのは35歳の時、それはすでにいくつかの作品を発表した後だった、ということ。
監督自身、彼の作品の主人公たちと同様に、自分のあるべき姿について悩んでいたのか…。

会場からの質問に監督自身が答える、というコーナーでは、ボクも知りたいと思ってたことを、他の方が聞いてくれました。
それは、「鉄道」が登場する場面が多くの作品に見られるので、鉄道に何か思い入れがあるんじゃないか、ということ。
それに対し、監督の口からは、電車という箱の中にいる間だけは孤独から解放されるとか、遠くへ連れて行ってくれる道具とか、電車が走る街の風景が好き、というような回答。
うーん、鉄分はそれほど濃くないということか。

とにかく、映画もトークショーも、満足できるイベントでした。

キャンパスからの帰り道…。



まさか、今は亡き多摩テックに行こうという人は、もういないだろうけれど…。


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