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タケラッタのブログ一覧

2020年01月09日 イイね!

昔の名前の車たち(トヨタ編 その6)

昔の名前の車たち(トヨタ編 その6)年末ぎりぎりに249.9万円で売りに出された、元愛車のM5くんですが、年明け早々に売れたようで、カ○センサ○で掲載終了になっていました。


うーん、委託販売にすれば良かったなぁ。(汗)






さて、連載企画に戻ります。


トヨタで名前をテーマにした場合、これに触れない訳にはいかないでしょう。


「C で始まる名前」


クラウン、コロナ、カローラ、カリーナ、セリカ、センチュリー、チェイサー、クレスタ、カムリ、etc...。


“頭文字D” ではありません、“頭文字C” です。(笑)


クラウン、コロナあたりは偶然かもしれませんが、カローラあたりからは狙って名前を付けてますよね。






最近でこそ、ヤリス(YARIS)のように C で始まる事に拘らなくなりましたが、昔はソアラ(SOARER)が出てくるまでは、基本的に C で始まる車名でした。


スプリンターやスターレットなど、無くはなかったものの、スプリンターは元々カローラ・スプリンター、同様にスターレットはパブリカ・スターレットと、サブネームとしてつけられた車名だったのです。


ロータスのような小規模なメーカーならともかく(ロータスは「E で始まる名前」です)、トヨタのような世界一を争うようなメーカーで『C縛り』の名前なんて、よく続くなぁと思ったものです。


この「C で始まる車名」、実はダイハツもトヨタに倣っていたんですよねぇ。


シャレード、シャルマン、クォーレ……今は1車種も残っていないところが、「昔の名前」のテーマにふさわしい気がします。(笑)






トヨタは、「C で始まる車名」以外にも名前に拘りを持っていました。


それは冠です。


クラウン(王冠)や、コロナ(光冠)、カローラ(花冠)、カムリはそのものズバリですね。


ただ、さすがに『C縛り』よりも難易度は高かったようで、後が続きませんでした。


もっとも、国内では未導入ですが、海外生産モデルで、二代目コロナをベースにしたティアラって言う車があったのですがね。






最近は、ワールドワイドな名前を付けようとすると、色々と制約が多くなり、C-HRのような名前も多くなってきました。




レクサスやマツダのように、全車種アルファベットや数字だけというブランドもありますけど、人によっては覚えにくいと感じる人もいるかも……。


「名は体を表す」ということわざもありますし、その車にふさわしい名前を付けてあげて欲しいです。(ちなみにレクサスLSになる前の『セルシオ』は、ラテン語で「至上、最高」をいう意味です)








メーカーが拘ってつけた名前の意味、考えてみてください。


あなたの愛車の名前には、どんなエピソードがありますか?
Posted at 2020/01/09 23:26:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | 昔の名前の車たち | 日記
2020年01月08日 イイね!

昔の名前の車たち(トヨタ編 その5)

昔の名前の車たち(トヨタ編 その5)ジュリアの納車日が決まりました。


来週の水曜日、1/15に納車であります。


土日でなく、平日になったのは、陸運局に行く必要があるからですって。


そりゃ、名古屋からの往復は2度もしたくないでしょうからねー。(笑)






さて、連載企画に戻りましょう。


トヨタ編の5回目は少し変化球で、名前は変わらず、車の中身が変わったケースです。



トヨタ カムリ。


現在でも販売されている、トヨタの大型FFセダンですね。


少し詳しい人なら、北米で最も売れているセダンだと言う事をご存知でしょう。


(ちなみに、北米で一番売れている乗用車はRAV4)


しかし、カムリがデビューした時は、今とは全く違う性格の車でした。


それは、正式な名称にも表れています。


セリカ・カムリ




セリカのオーナーが家庭を持ち、後席の居住性の良いセダンを欲した時の車として、セリカの4ドアセダンとして企画されました。


まあ、トヨタとしては、このクラスのセダンとしてカリーナやコロナも有ったので、どちらかと言えば当時のセリカ販売店であったカローラ店向けにセダンを用意するという意味が有ったのでしょう。





2代目としてモデルチェンジした時点で大きくコンセプトが変わり、トヨタの最上級FF車となりました。



この代から兄弟車ビスタも登場、FFであり、ホイールベースが2600mmあった為、当時のトヨタの最上級車だったクラウンよりも室内スペースが広いクルマでした。


ただ、あまりにも飾りっ気が無かった為、国内での販売成績は奮いませんでした。





3代目(FFとしては2代目)は、当時売れまくっていたマークⅡに似たデザインを纏って登場します。



また国内市場向けに4ドアハードトップもラインナップし、V6エンジンを積んだカムリ・プロミネントも追加するなど、質実剛健といった印象の先代から、良くも悪くも世俗に塗れた車になりました。(笑)





4代目は、大ヒットしたセルシオのテイストを持ったスタイリングとなりました。



4代目のトピックスは、国内モデルと輸出モデルが分けられた事でしょう。


国内モデルは5ナンバーサイズに収まっていましたが、輸出モデルはワイドボディとなりました。(国内にはセプターの名でワイドボディの車も販売されました)


そして、4ドアハードトップのワイドボディは、北米ではレクサスESとして発表、国内ではウィンダムとなったのです。







5代目は、特徴の無いのが特徴とも言える代でした。



バブル崩壊で、ワイドボディ化は見送られ、同時にV6モデルのカムリ・プロミネントは消滅。


ただ、北米では今更5ナンバーサイズに戻せる筈もなく、国内とは全く違うモデルが投入されます。


そして、そのモデルが逆輸入っぽく導入され(←生産は国内)、5代目カムリと併売する形でカムリ・グラシアとして発売され、その後 しれっと6代目カムリとなるのでした。(笑)







その6代目カムリとなる時点で、姉妹車関係を解消したのが5代目となるビスタです。




セダンとしては異例なまでに高い1500mmを超える全高や、全車コラムシフトを採用するという、ミニバンテイストな車でした。(当時のトヨタは、オーパやナディアといった、前例にとらわれない新たなセダン像も模索していた時期でした)


思い切ったコンセプトを持たせた実験的な車ではありましたが、市場での評価は芳しくなく、この代でビスタは消滅(2003年)、また、2004年にはビスタ店もトヨタオート店と統合される形でネッツ店となり、ビスタの名前は完全に消滅しました。(タイトルの『昔の名前』にビスタが当て嵌まるので、タイトルに偽り無しです)





ビスタ消滅後も、カムリは北米でベストセラーカーの地位を確立していた為、7代目、




8代目、




9代目と代を重ねていきます。




ただ、北米での販売ボリュームがあったが故、代を重ねる度に国内販売は軽視されている感が強くなっていきます。


北米では、9代目がフルモデルチェンジ並みのマイナーチェンジを行っていますが、国内導入は見送られました。








その流れが変わったのが10代目の現行車です。




トヨタの販売会社統合を見据えた車種整理によって、マークXが生産終了することもあり、国内でも販売の主力となるべく力の入ったモデルチェンジとなりました。







5代目から6代目への混乱や、7~9代目の国内販売の低迷を経て、再び国内でも主力モデルと期待される車になったカムリ。


『昔の名前の車』にカテゴライズされないように頑張れよ!
Posted at 2020/01/08 23:33:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | 昔の名前の車たち | 日記
2020年01月06日 イイね!

昔の名前の車たち(トヨタ編 その4)

昔の名前の車たち(トヨタ編 その4)昨年末、仕事が多忙になってきたために休載させて頂いていた連載シリーズ「昔の名前の車たち」ですが、年明け後、仕事も落ち着いてきたので再開する事とします。


え? 休載した割に、毎日ブログをアップしていたし、連載シリーズの事を忘れてたんじゃないかって?


そ、そ、そんな事ありませんってばっ!(←何、焦っている?)








トヨタ編の4回目は、レクサスに変わった車たちです。


レクサス、現在は日本でも展開している、トヨタの高級車ブランドです。


しかし、レクサスが登場した理由の1つは、当時の日米自動車摩擦によって、対米輸出の自主規制を強要されたメーカー側が、減らされた台数分を、利益率の高い高級車にすべく登場させたものでした。


そう、レクサス ブランドはあくまで北米対策だったのですよ。


トヨタだけではなく、ホンダはアキュラ、日産はインフィニティブランドを展開しました。(計画が実行される事はありませんでしたが、マツダにもアマティ・ブランドを展開する計画があった)


そして、レクサスブランドのフラッグシップがLS400でした。



元々、北米用に開発されたLS400ですが、バブル景気に沸く国内市場にも投入され、セルシオの名で販売されました。


北米のレクサスは、このLS(セルシオ)とES(ウィンダム)の2車種で始まりましたが、その後、GS(アリスト)




IS(アルテッツア)




そしてクーペの SC(ソアラ)という車が導入されていきます。




ああ、RX(ハリアー)も忘れてはいけない車です。









さて、レクサスブランドでの車名と併記してある車名で分かる通り、レクサス店を展開していなかった国内では、別の車名でデビューしているのです。(ソアラのみ、モデルチェンジですが)


アリストやアルテッツァは、レクサスの金看板が無くても売れましたし、ハリアーは国内市場でも大ヒットしました。(ソアラのみ、先代までのイメージが無くなってしまった為か、販売は低迷しました)


そして、北米でレクサス ラインナップに含まれる車の中で、国内で一番売れたのは……やはりセルシオでした。


セルシオという車名に、絶対的なネームバリューが付いたにも拘らず、トヨタは国内でもレクサス ブランドを展開する事になりました。


セルシオ、アリスト、アルテッツァ、ソアラの車名が消え、ハリアーも一時期消えました。


レクサス ブランドの強化とは言え、セルシオ、アリスト、アルテッツァが無くなってしまった事は、果たして良かったのでしょうかね?


セルシオ程ではありませんが、アリストやアルテッツァは、走り屋さん達にも好評で迎えられていました。


それに対し、現在の GS や IS は下手したら月間販売台数2桁に沈んでしまいます。





国内でも ES が導入され、GSは ES に収れんされると言う噂も有り。


しかし、もし GS が “アリスト” のままだったら、もう少し売れていると思いますよ。


そもそも、LSが大きくなり過ぎたので、GSがジャストサイズって言う人もいると思うのですがねー。







今は LS すら、以前ほどの勢いがありません。


レクサスも SUVブランドに変わっていってしまうのでしょうか?
Posted at 2020/01/06 23:40:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | 昔の名前の車たち | 日記
2019年12月17日 イイね!

昔の名前の車たち(トヨタ編 その3)

昔の名前の車たち(トヨタ編 その3)トヨタは車名を大事にするとちょっと前のブログに書きました。


繰り返しになりますが、クラウンは現行車で15代、カローラは12代と代を重ねています。


但し、それは、売れていればこそ。


売れない車はいつまでも作り続ける訳にはいきませんから、売れない車は消えていくのです。


それはトヨタとて同じ事。


トヨタにだって短命に終わった車はたくさんあります。


今回は、そんな『マイナー』な車たちです。







まずは、少量生産を前提とした車。


企画からして実験的だった WiLL。


かぼちゃの馬車を連想させる WiLL Vi を覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

alt

WiLLに関しては トヨタだけではなく、日本の異業種による合同プロジェクトとして発足したもので、商品の全てが「WiLL」のブランド名とオレンジ色のロゴで統一されていました。

alt


参加企業は、トヨタの他、花王、アサヒビール、松下電器産業(現パナソニック)、近畿日本ツーリスト、コクヨ、江崎グリコと、まさに異業種によるプロジェクトだったのですが……、正直、トヨタの車しか知らないっす。(汗)


WiLLブランドでは、WiLL Vi の他に、WiLL VS



WiLL サイファが作られました。



そもそもが、大量に売る事を考えた車ではない為、トヨタにしてみれば売れなくても痛くも痒くもなかったかもしれませんが、まあマイナーな車ですよねー。







そんな、少量生産車の始まりは、この車。


トヨタ セラ


当時、日産が Be-1 や Pao、フィガロ といった『パイクカー』で人気を集めていて、トヨタもその路線の車を出す事にしました。


その目玉となったのがガルウィング・ドア。


実用の対極にある、まさにパイクカーだったのですが、当時のトヨタは真面目すぎました。


日産が、パイクカーを限定生産としたのに対し、トヨタはセラを希望するお客様が全員購入できるようにと、限定生産にはしませんでした。


限定=入手困難となれば欲しくなるものの、いつでも手に入るとなると逆に欲しくなくなるユーザー心理ゆえ、セラは売れませんでした。(セラは5年間で約15,000台、日産のパオは1年間で約30,000台)


WiLLは、そんなセラの教訓があってか、販売期間は短めでした。(特にVi は1年間だけだった)






少量生産を前提とした車ではなく、ガチで短命に終わった車もあります。


ヴォルツ



オーパ



ナディア



iQ



いずれも、実験的な車ではありましたが、不発に終わり、後継車が開発される事はありませんでした。






モデルチェンジはしたものの、後が続かなかった車も。


サイノス



bB


どちらも、初代は売れましたが、二代目は初代の勢いを継ぐことが出来ずに終わりました。






また、カテゴリー自体の人気に陰りが出て消えていった車も……


カルディナ



ウィッシュ



アイシス



イプサム


これらの車は一時代を築いたので、マイナーとは呼べないかもしれませんね。


上記の車たちに共通するのは、ライバル車が築いたカテゴリーに後出しジャンケンで参戦した車たちです。


レガシィ・ツーリングワゴン、ストリーム、オデッセイ……。


自分で開拓したカテゴリーではないので、拘りを持つ事無く撤退できたのかもしれません。(汗)






一方で、拘りを持って何度となく挑戦したのがセダンカテゴリーです。


プログレ



ブレビス



ヴェロッサ



マークⅡ・チェイサー・クレスタの3兄弟を解体した後も、執拗にセダン復権を目指したトヨタでしたが、思惑通りには進みませんでした。





トヨタでは、マークX や エスティマ の生産終了が決定し、プレミオ、アリオンも風前の灯。


どんどん、『昔の名前』になっていきますねぇ。
Posted at 2019/12/17 23:45:18 | コメント(3) | トラックバック(0) | 昔の名前の車たち | 日記
2019年12月16日 イイね!

昔の名前の車たち(トヨタ編 その2)

昔の名前の車たち(トヨタ編 その2)連載シリーズ「昔の名前の車たち」、再開です。




トヨタ編 その2は、名前に関して旬な車です。


次期ヤリス。


3代続いたヴィッツと言う名を改め、ヤリスに改名する事になりました。


もっとも、海外では初代ヴィッツの時からヤリスを名乗っていた為、世界統一名を名乗る事にしたといったところ。


その点では、最近のマツダ車の車名と同じですが、ヤリスの場合はちと事情が異なります。


現在、トヨタはWRCを戦っていますが、このマシンが YARIS WRC。



そう、ヴィッツではないのですよ。


好成績を挙げても、国内ではダイレクトにPR出来ない。


以前にも、トヨタではそんな展開がありました。


1997年から トヨタは国内では販売していないハッチバックのカローラでWRCを戦いました。



1997年のテスト参戦を経て、1998年から本格参戦したカローラWRCは、最終戦のラリーGBで、ゴールまでわずか数百メートルの地点でまさかのエンジントラブルが起きるまでは、ドライバーズ、マニュファクチャラーの両タイトルをほぼ手中に収めていたのですが……。(←要はチャンピオンを獲れなかった)


翌年、マニュファクチャラーズタイトルこそ獲得しましたが、F1挑戦を機にその年を以ってワークス活動から撤退。短い活動期間もあって、国内でカローラのWRC活動の注目度は高くありませんでした。


今回のヤリスWRCによるWRC参戦は、豊田章男社長の肝入りですから、そう簡単には撤退しないでしょうし、ヤリスに改名するのが得策と判断したのでしょうね。







そんな、次期ヤリス、現行のヴィッツは、パブリカを祖としていて、今まで、スターレット、ヴィッツと2回改名している、トヨタのメインストリームとしては珍しい車です。


ちなみにパブリカでググると、“もしかして” でこちらに飛ばされます。



もはや『パブリカ』は誤検索ワードなんですね。orz


パブリカ



「大衆車」を意味する英語「パブリック・カー」を由来とする造語。


水平対向2気筒エンジンは、スバルより前に出した国産初の水平対向エンジン搭載車でした。


意欲的な車ではあったものの、コスト意識から装備の貧弱さも目立ち、顧客は軽自動車へと流れてしまいました。


この時の苦い経験が、カローラ登場時の「隣りのクルマが小さく見えます」という、ライバルより立派に見える車作りの礎になったのかもしれません。


パブリカは、モデルチェンジして2代目も作られましたが、ユーザーはそのカローラに流れました。









2代目生産中にパブリカ・スターレットとして登場したのが、後に後継となるスターレットです。




スタイリッシュなクーペを持つKP47で印象に残っているのは、富士フレッシュマンレースなどのTSクラスのレース車です。



当時、サニーの独壇場だったTSクラスに風穴を開けるべくトヨタが取ったのが、OHVだった3KエンジンのDOHC化でした。



後にその事を知った私は「おいおい、エントリークラスのレースでそこまでやるのかよ!?」と思いましたが、本気になった時のトヨタの徹底ぶりを思い知ったのがこの時でした。






パブリカの生産が終わり、正式に(?)トヨタのエントリーカーとなったスターレットは、スタイリッシュなクーペベースの車から実用的な2BOXスタイルとなりました。



既にFFが一般的になりつつある中、スペース効率に不利なFRを踏襲しますが、そのことが却って走り屋には受けます。


そんな風潮を察してか、トヨタもCMでスターレットの走りを強調。





当時のTTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)の総帥、オベ・アンダーソンが『悪魔の梯子段』と呼ばれるワインディングロードを駆け抜けていくCM。


たった1.3ℓのOHVエンジンの車とは思えない走りですね。


スターレットは、FF化されてからも、ターボモデルを追加するなどスポーティな車であり続けました。







そんなスターレットが、世界戦略車であるヴィッツに変わったのが1999年。



この変更は、モデルチェンジ以上の意味が有りました。


そのコンセプトの違いから、スターレットの継続販売も検討されたようです。


しかし、トヨタは新しいコンパクトカーに賭け、スターレットだけではなく、ターセル、コルサ、カローラⅡをも廃止します。


ヴィッツは大ヒットし、プラッツ、ファンカーゴを加えた3車種は日本だけではなく、ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーも受賞しました。




個人的には、ファンカーゴという車も評価していて、後継車が作られなかった事を残念に思っています。


造り続けていれば、今も独自の人気を誇るルノー・カングーのライバルになれたのにと思うのですがね。







さて、サラッと流したターセル・コルサ・カローラⅡにも触れておきましょう。


FF化に慎重だったトヨタは、最多量販車のカローラはFRのまま作り続け、その一方でターセル・コルサという新車種でFF化に挑戦したのです。



ただ、トヨタ初のFF車は、現在一般的なエンジン横置きのジアコーサ式ではなく、縦置き方式を採用しました。


SUBARUの水平対向とは違い、通常の直列4気筒エンジンで、しかもエンジンの下にデフがあるという二階建て方式であった為、ボンネットが高いスタイリングになってしまいました。


この縦置き&二階建て方式は、カローラⅡを加えて3兄弟となった二代目にも踏襲されました。



一部で『トヨタ ファミリア』と揶揄されるほど、大ヒット中のマツダ ファミリアに似ていましたが、CMキャラクターにジョン・マッケンローを起用したカローラⅡはヒット車となりました。


ちなみに縦置きFFというと、SUBARUがそうであったように四輪駆動化が容易です。


その利点を生かしてスプリンター・カリブと言う派生車も生みました。




3代目になると、一般的な横置きFFに改められ、と同時にスポーティモデルにはリトラクタブルヘッドライトが与えられました。




ターセル・コルサ(・カローラⅡ)で面白いのは、ホイールベースが初代の2,500mmから、2,430mm、2380mmと短くなっていった事ですね。


新しくなる度に車体が大きくなるのが普通なのに、逆に短くなっていったのですから。(但し、車の大きさ自体は小さくなったわけではなく、幅は広くなっていっています)


ターセル・コルサは5代(カローラⅡは4代)に渡り作られましたが、前述の通りヴィッツ登場によって生産を終了しました。


ちなみに、最終モデルのグレードに VIT-Z というグレードがありました。


既にヴィッツ(VITZ)の登場を予告していたんですね。(笑)







新しく登場するヤリスには、パブリカ、スターレット、ターセル・コルサ・カローラⅡ、そしてヴィッツの名を引き継いでいくのです。

Posted at 2019/12/16 22:27:17 | コメント(1) | トラックバック(0) | 昔の名前の車たち | 日記

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