遂にダイハツの国内全工場が稼働停止となりましたね。
ダイハツ工場勤務の社員のみならず、下請け、孫請、さらには搬入/搬出業者、近隣商店など、様々な人々が多大な影響を被る事態となってしまいました。
それだけ、今回の認証不正問題は深刻な問題な訳ですが…
ホントにダイハツだけなんでしょうか?
まぁ、
ドイツの某”国民車“メーカーも何やらやらかしていそうですが…。(汗)
私がダイハツの内部事情など知る由もないので、あくまでダイハツとは関係の無い、某メーカーの開発者の戯言と思って頂きたいのですが…
データの改ざんや捏造は、どこのメーカーでも多かれ少なかれやっていると思います。(爆)
今回のダイハツの件でも証言があった、納期必達のプレッシャーはどのメーカーにもありますから。
そもそも、最初に計画される開発工程は大抵タイトなもので、遅延発生は避けられません。(注:タケラッタ調べ)
開発計画によると「商機を逃さない為には〇年〇月のリリースが必要」なのだそうですが……それ、開発リソースを考えて言ってるのかよ!?
あ、ヤバい、個人的な愚痴が入っちゃった。(汗)
まぁ、そんなこんなで、大抵の案件は開発中に遅延が発生するものなのです。(注:タケラッタ調べ)
それでも、タケラッタが経験した開発(※)は、遅延が発生した場合(どう頑張っても遅延のリカバリーが出来なかったものに限りますが)開発工程の見直しが行われました。
とは言え、自チームの遅延は報告し辛いので、ギリギリまで頑張りましたけどね。(笑)
深夜残業でのリカバリーや、納期の間際には徹夜もやりました。
しかし、中には進捗報告の場で、未完了の項目数を偽っていそうなチームも…。(汗)
ただ、そんなデータの改ざんや捏造もマイルストーンを乗り切る為のもので、とりあえず工程は進めてもらって、こっそりと前工程の残作業も並行して行おうとしているのです。
もっとも、報告を受けた側から「次回の報告時には取り戻せよ!」って指示があるのですが…。(←バレてるしw)
※:なお、その開発は自社製品(=他社との兼ね合い無し)の為、工程見直しをし易かったって話もある。
再びダイハツの件です。
今回の認証不正も、始めは内部的なマイルストーンを乗り切る為の改ざん、捏造だったのかもって思いました。
「とりあえず、次工程に進んでもらって、その間に遅れた分を取り戻そう」
そんな事を続けている内に、社内に閉じた工程内では収まらなくなった。
「とりあえず、認証はもらって、量産までに辻褄を合わせよう」
社内でやっていた事を、そのまま社外が絡む場にも持ち込んでしまった、そんな気がします。
当然ながら、社内/社外を問わずルールは守るべきものですが、社内はともかく、さすがに対外的なルール破りはアウトです。
認証申請に間に合わないのであれば、リスケジュールすべきだった。
ただ、もし「認証申請に間に合わないから」というだけだとしたら、量産開始時には辻褄を合わせているんじゃなかろうか。
ダイハツとは無関係の、イチ開発者の願いではありますが、量産までにはキッチリ間に合わせ、品質上問題の無い製品に仕上げていて欲しい。
っていうか、エンジニアだったら そんな未完成の製品を世に出したりしないと思うのですよ。
だから、正規の手順を踏んでいないのは問題ですが、市場に送り出された車たちは、きっと品質を満たしている筈…
第三者委員会による調査の過程で、ダイハツは車両の安全性能や環境性能が法規を満たしているかどうか、社内で技術検証や実車試験を行ってきた。検証結果やプロセスの妥当性は、第三者認証機関のテュフ・ラインランド・ジャパンが確認した。
やっぱり、そうだよね。
技術者として、問題がある商品を世に送り出したりしない……
その中で、「キャスト」(トヨタ向けは「ピクシスジョイ」)について、側面衝突試験で評価される「乗員救出性に関する安全性能(ドアロック解除)」が法規に適合していない可能性が判明した。衝突後に外からいずれかのドアを開けられることが要求されるが、全てのドアが閉まって開放できなくなる現象が発生したという。
………。
ホントにダイハツだけなのかな?(汗)
Posted at 2023/12/26 23:20:34 | |
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