過去に【スクープだより】でネタにした、現行MINIハッチバック(3・5ドア)およびコンバーチブルのLCI版が本国で正式発表されました。
2018年以来2度目のお化粧直しは、とくにフロントマスクが全体的に未来感を演出している一方で、グリル周りだけを見れば
明治カールのキャラクター『カールおじさん』のヒゲっぽいのを取って付けた雰囲気もあり、オリジナル
(BMC/モーリス/オースチン/ローバー)譲りのクラシカルでオーソドックスな顔つきに慣れ親しんだファンからしてみれば「ちょっとどうなの?」と思いたくなりそうな感じはします。私的にカッコ良くないとまでは言わないけれど、時勢を踏まえたパワートレーンの電動化が進むであろう次期型は、今回の路線を継承しそうな外観になるかと想像しているので、それを見透かすという意味では納得と言っちゃあ納得かなと思ってますね。
搭載エンジンについては“ワン”や“クーパー”の積むB38系1.5直3、高性能なJCW(ジョン・クーパー・ワークス)用のB48系2.0直4にスペック等の変更はありませんが、“クーパーS”用のB48系に関しては、最高出力が今回までの192hpから178hpに引き下げられたようです。恐らくこれはWLTP(C)モード燃費やユーロ6d規制に対応するためのパワーダウンと思われますが、この変更はすでにLCIを行っている同グレードのカントリーマン
(クロスオーバー)で一足早く取り入れられています。
なおディーゼル搭載グレードは、今回のLCI以前に英・独を含む一部市場で廃止された国と地域もあってかアナウンスは皆無でしたが、日本仕様はこれまでの販売実績等を踏まえ継続設定される可能性もゼロではないと思われます。
インパネ周りや安全機能も結構変わった点が少なくなく、また現行型の発表から7年経っていることもあるので、今回行った2度目のLCIは相当な気合いが入れられたことが想像できます。
ところで、先月末に行った
BMWジャパンのオンライン年頭会見で社長の口から告げられた
「3月(来月)2日のイベントでもっと多くのことをお話しする」とは、一体どういう意味なんでしょうか?恐らく時期的にこのLCI版の日本仕様に関する情報が主体だろうと思うんですがね…。
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Posted at
2021/02/09 06:15:01