• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

S4s (AL-5ホワイト)のブログ一覧

2022年01月30日 イイね!

FF式暖房機トラブルⅢ

昨日の事ですが、天候も非常に良く温かい信州松本でした。

そこで、剪定を終えたブドウの木に肥料をやろうと、スコップと鍬を持ち出して葡萄畑を掘り返そうとしましたが、地面の表面から3cm程スコップが刺さったところで、その先は凍土と化していて掘り下げることが出来ず、あえなく玉砕して撤退、掘り返しはあきらめました。
と言う訳で、地中は冬の真っ最中だったのですね!

本題で、暖房機の続きです。

前回までは、FF式ストーブの制御基板の故障で、手持ちの新品基盤に交換して動作する様になりましたが、それでももう一台の同じ型式のff暖房機も使用している事から、もしまた壊れたら困ると言うことで、同じメーカーの少し新しい型のFF式暖房機(中古品)を、ヤフオクで見つけて購入したところまでUPしました。

実はこの先の話がありまして、新たにブログUPしたと言う訳です。
中古で購入したFF式石油暖房機ですが、いろいろ面白い事が分かりまして、その殊に付いての話です。
実は、もう一台落札されない物が出品者に残されていましたので、出品者にお願いして再出品してもらいまして、そちらも購入してしまいました。
と、言う事で、CORONA FF-3510GSが2台我が家に在ります。





ここで改めてFF式石油ファンヒーターに付いての仕様を説明しておきます。
FF式とは、普通石油ファンヒーターといいますと、ホームセンター等で多く売られているタイプは、室内の空気を使用して石油を燃焼させ、排気ガスも室内にまき散らします。
従来の石油にガラス織芯を浸し、毛細管現象で吸い上げた石油に点火燃焼させると言う石油ストーブと同じで、暖房している部屋に燃焼した排気ガスをまき散らすのには変わりません。
一方FF式石油ファンヒーターは、室外から燃焼用の空気を強制的に燃焼室に送り込み灯油を燃焼させ、排気ガスも室外へ排気する方式を、FF式ファンヒーターと言います。
この形式は、室内の空気を排気ガスで汚染しませんので、部屋の空気を入れ替える等の必要がありません。
その様な訳で、エアコンの暖房と同じ事ですから、寝室でも安心して暖房が可能と言うわけで、我が家では3台を使用しています。
(2台が、CORONA製・もう一台が三菱電機製)
三菱電機のFF式石油ファンヒーターは、30年くらい前から性能が優秀で、故障が少ない事で、定評があるメーカーです。

FF式石油ファンヒーターには、2種類の燃焼方式があります。
ガス化式とポット式が有りまして、ポット式は廃油ストーブ(自動車修理工場等でよく見る)と同様の燃焼方式で、燃焼のさせ方は、ポット(受け皿)へ灯油をそのまま流量制御しながら流し込み、燃焼用送風機で空気を送ります。
初期点火方法を説明すると長くなりますから、この説明は別の機会にします。
点火すると燃焼室の温度が上がり、流し込んだ灯油がガス化して燃焼用送風機の送る酸素が加わり、燃焼します。(一番簡単な送油量だけで燃焼制御)

一方ガス化式の燃焼方式は、気化器へ石油を制御しながら送り込み、気化ヒーターで加熱してガス化させます。
ガス化した石油を燃焼筒へ送り込み、燃焼送風機で酸素(空気)を送り込み燃焼させます。
どちらも、電磁ポンプで灯油を燃焼質へ制御しながら送り込む事には違いはないのですが、ポット式は燃焼室の温度で灯油を気化させる受動式気化方式燃焼で、ガス化式は、強制的に制御しながらガス化させている違いがあります。
車と同じで、キヤブレター式と電子制御のインジェクション見たいなものですかね?

以前から使用しているFF-326GYと、今回中古で購入したFF-3510GSでは、制御方式が、大きく変わっていました。
FF=326GYでは、ヒステリシスカーブ型の温度制御であるのに対し、FF--3510GSでは、設定した温度をあくまで維持する方式の温度制御へと進化していました。

FF-326GYでは、25℃に設定しておいた場合、センサー温度が27~28℃位まで温度が上昇して設定温度を超えてから、いったん燃焼を停止(消火)します。
センサーで測定した室温が、24℃位まで下がると火力を調整しながら再点火して燃焼を始めます。
その繰り返しで、室内温度調整します。
もちろん、火力は常時制御をしていますが、温度差が3~4℃の差があり比較的大まかな制御の様に思います。

一方FF-3510 GSの場合は、運転中は消火しません。
常時燃焼させ続けておき、細かな火力調節で室温を維持させていて、ピッタリ設定した温度を維持していて、運転音がとても静かです。
進化を見て取れますね。
それと共に、FF-326GYの様に点火や消火を繰り返す事で、パーツの消耗や故障率が高くなることを考慮して、燃焼させたままの制御方式に変更した進化は、お見事です!
FF-3510 の基盤からは、FF-326GYの故障原因であるSSR(ソリットステートリレー)が消えていました。(SSR=TOSIBA-TLP3520)
代わりに、FF-326GYに有ったデジタル時計表示や、現在室温と設定中の温度表示機能がFF-3510GSから消えて、なんだか寂しいフロントパネルが残念です。
フロントぱねるのコントロール部は、でっぱりの無いFFー326GYが好きなんですけれどね。

と言うわけで、現在使用中のFF-326GYの代替え予備機が2台増えましたので、リビングや寝室のストーブが壊れても、10数分の時間で復帰可能です。

FF式暖房機トラブルは、もう一件UPします。


Posted at 2022/01/30 13:26:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | メンテナンス | 日記

プロフィール

「便利な物は、危険と隣り合わせ! http://cvw.jp/b/1493884/47750467/
何シテル?   05/29 11:54
AL-5ホワイトです。よろしくお願いします。 S4sのハンドルに変えました。 (LOTUS・ESPRITの車種グレードが、特注オーダーモデルS4sです)
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/1 >>

      1
2 345 678
9101112131415
16171819202122
2324252627 28 29
30 31     

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

嘘つき? 知ったかぶり? 自慢?。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/06/16 13:42:48

愛車一覧

スバル フォレスター エアブレーク (スバル フォレスター)
普通に気に入り買いました。
スバル レオーネツーリングワゴン スバル レオーネツーリングワゴン
スバル レオーネツーリングワゴンに乗っています。
ランドローバー ディスカバリー ランドローバー ディスカバリー
V8i-3.6Lモデル 本国モデル(ローバージャパン正規中古車) この固体は、本国で登 ...
スバル アルシオーネSVX スバル アルシオーネSVX
ジョルジットジュージアロー(イタルデザイン)のアルシオーネSVXの最高級グレード 最も ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation