新潟県撮影旅行も3日目(11月11日(金))です。
最終日は撮影するだけでなく静岡まで帰らなければなりません。
しかし最終日の予定を決めるというのは結構難しいものです。
撮影に熱心な方は、粘って良い場面をたくさん撮りたいと思うのでなかなか切り上げようとしません。芸術を追究するにはこの粘りはたいへん大事なことです。一方でどちらかというと日和見な常識人は、無理をしないで余裕を持って切り上げようと言うので、そこで衝突が起こります。
実は今回も風景写真の鬼F先輩とアスパラが大喧嘩になりました。十日町地区を撮影した後、ぜひ秋山郷にも立ち寄りたいという先輩に対して、このあと静岡まで4時間はかかるから今回は諦めてくださいとアスパラが主張したので喧嘩になりました。やっと先輩を説得しましたが、「ここまで来ているのにもったいない」「このメンバーでもう二度とここには来られない」というお気持ちも良く分かります。「無理は禁物」という立場と「チャンスを前にして何故頑張らない」という立場には、もしかするとそれほど大きな隔たりはないかもしれません。
帰ってきたら先輩も「無理ばかり言ってごめんね」と仰有るくらいですから悪気は全然ありません。名人はチャンスを前にすると「我を忘れる」ようで、それが優れた作品を生み出す原動力だとアスパラも理解しており、終わってしまえば元のように仲直りしております。
【11月11日の行程図】
宿(小千谷)→国道117号→越後川口→十日町
→ほくほく街道(国道253号)
→松代(まつだい)→国道403号→
⑨星峠の棚田
→ほくほく街道
⑩儀明の棚田
⑪蒲生の棚田
→ほくほく街道
→(道の駅 まつだいふるさと会館)
→国道353号→
⑫美人林
→県道350号松代松之山線→県道80号松代天水島線
→松之山温泉→国道405号→
⑬越後妻有大厳寺高原キャンプ場
→国道405号→→松之山温泉→県道80号松代天水島線
→国道353号→県道49号小千谷十日町津南線→津南
→(津南観光物産館)→国道117号→豊田飯山IC
→上信越道→(小布施PA)→更埴JCT
→長野道→岡谷JCT→(諏訪湖SA)→中央道
→大月JCT→(谷村PA)→河口湖線→富士吉田料金所
→東富士五湖道路→須走IC→須走道路→新御殿場IC
→新東名→長泉沼津IC→長泉町
3日目最初の目的地は「星峠の棚田」です。近くの町である十日町にビジネスホテルが確保できなかったので、少し離れた小千谷に泊まっています。棚田の雲海が狙いですから、日の出までに現地に到着する必要があり、3日目も5時出発という早朝興業になりました。よく寝られたので体調は大丈夫ですが、起きたら外は雨が降っています。なんとも悪い兆候です。
チェックアウトして、雨の中を一目散に走っているうちに小雨なってきたのは救いです。
【⑨星峠の棚田】
飛ばした甲斐があり、6時に現地到着できました。
う~ん微妙です。雨は止みましたが雲海は湧かず、陽も射し込んできません。
遠くの谷に少し雲がたなびいています。
昨日は山古志で超絶景に恵まれたので、この程度ではテンションは上がりませんが、まあ仕方がないと諦めましょう。
近所の棚田巡りを始めます
【⑩儀明(ぎみょう)の棚田】
国道253号(ほくほく街道)の駐車場から見下ろせます。
【⑪蒲生(がもう)の棚田】
続けて近所の蒲生の棚田にも寄ります。
さすがにお腹が空いてきたので、ほくほく線まつだい駅にある「道の駅 まつだいふるさと会館」に行って、コンビニでそれぞれ朝食を買いました。
【⑫美人林】
朝食を済ませたら、次は美人林です。
ここはバスもやって来るような観光地です。
昨日の「天空のブナ林」は自生したブナ林でしたが、こちらは計画的に整備されています。
園内にある池で映り込みを狙います。
映り込んだ林と池面の落ち葉
【⑬越後妻有大厳寺高原(つまりだいごんじこうげん)キャンプ場】
いよいよ最後の撮影地です。
山の上のキャンプ場ですが、家の窓に板を打ちつけるなど冬に備えた準備中です。
冬の間は人を寄せつけないところです。
静かに雲が映り込んでいます。
さあ、あとは安全に帰宅するだけです。
まずは津南町の「津南観光物産館」で腹ごしらえです。
入って行くと「とんかつ つまり」の横断幕がかかっています。「とんかつ祭り」なのかと思ったら、「祭り」でなく「つまり(妻有)」です。妻有ポークという豚の熟成肉を使ったとんかつが有名で、さっそく「とんかつ定食」を注文したらこれがたいへんにおいしいくて、強くお奨めです。
帰り道をナビにセットすると、当然のように関越道→圏央道→東名が指示されます。しかし静岡県内で新東名の快適な走りに慣れている者には、圏央道というのは①狭い②トラックがやたら多い③トラックが威張っているという理由から避けたくなります。さらにいまは東名が集中工事をしているので、ここも快適には走れません。それならと上信道→長野道→中央道→河口湖線→東富士五湖道路経由を選択します。行きと違ったルートで秋景色を楽しみながら帰ってきました。
もう最終段階ですから、無理をしないでしっかり休みながら進みます。
豊田飯山ICで高速に入ってから、小布施PA、諏訪湖SA、谷村PAとこまめに休憩しながら走ります。
19時18分、長泉に帰着。
事故を起こしてニュースになることも無く、とにかく無事に帰りつきました。
心底ホッとしています。
走行距離は1,069km。よく走ったものです。
アクティブクルーズコントロール(ACC)を使って楽に走っていますが、これくらいが限界なようです。
到着直後はまだ元気なつもりでいましたが、どうやらこれは疲れを感じる体のセンサーが効かなくなっていたみたいです。
次の日もまだ元気でしたが、2日くらい経ったら疲れセンサーが復活してきて強烈な疲れを感じて、倒れるように爆睡しました。
楽しく有意義な撮影旅行でした。
今後もこの行事を続けられるように、頑張るところは頑張って、自制するところは自制して、バランスを取りながら人生を楽しんでいきましょう。
あ~ 楽しかったなぁ~!
以上で大遠征の報告を終わります。
Posted at 2022/11/16 20:47:55 | |
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