暑い日が続いていますが、それでも週2回のテニスはなんとか頑張っています。しかしその反動でしょうか、写真撮影とドライブは7/22に霧ヶ峰に行って以来、まったく休眠状態が続いています。もう花火を撮りに行こうとか、三島大祭りに出かけようなんて気力は全然湧いてきません。困ったものです。こんなことでは、折角のカメラもBMWも泣いているでしょう。
確かに8月なんて、太陽がカンカン照りで陰影のある写真は無理ですし、大気は湿気が満ちて遠望なんか利きませんので風景写真はろくに撮れないし、そもそも写欲が湧きません。師匠からは「夏は渓流撮りくらいかな」と言われておりますが、伸び悩みの生徒としては、少しは撮りに行く努力を見せないといけないでしょう。
重い神輿を上げて、昨日(8/20)は走ってきました。題して「天城渓流巡り」です。
8/20の行程図
長泉町→下田街道(国道136号)→
①伊豆のへそ(道の駅、村の駅)
→修善寺→県道12号→県道59号→
②萬城(ばんじょう)渓流
→県道59号→国士峠→湯ヶ島→国道414号→
③天城トンネル(水生地、旧天城トンネル、寒天橋)
→新天城トンネル→道の駅天城越え→湯ヶ島
→県道59号→持越鉱山→風早峠→西天城高原線(県道411号)→船原峠→
④西伊豆スカイライン
→戸田峠→西伊豆スカイラン延長部?→木負(きしょう)→沼津→長泉町
今回のコースの特徴は、山に上がったり下がったりですから、縦断図もご覧に入れましょう。
最高地点は、西伊豆スカイラインの達磨山付近です。
それでは順番に、
【①伊豆のへそ】
「道の駅」と「村の駅」が併設されていますが、「村の駅」ってなんでしょう。農産物の直売が主体らしいです。
立ち寄ったのは、単にトイレ休憩のためです。
ここに「村の駅」があることは知っていましたが、入口がわかりにくいので通り過ぎてしまい、立ち寄ったのは今度が初めてです。
【②萬城(ばんじょう)渓流】
ここで有名なのは萬城の滝ですが、今回は少し上流にある「小滝」に行ってみました。
タイトル写真がそうですが、林道の路肩一杯に駐めて遊歩道に入りました。それにしても誰もいません。
滝の上部で、水の流れを撮ってみます。
何かあっても、助けてくれる人はどこにもいませんので、苔の上で滑らないように細心の注意を払います。
苔の森に入り込んでみました。歩くのも、三脚を立てるのもえらく難しいです。
渓流のそばだから涼しいだろうと期待しましたがとんでもない。汗が噴き出てシャツはビショビショです。
【③天城トンネル】
萬城渓流を後にして、県道59号線で国士峠を越えます。
ここならば、他人様に迷惑をかけることなく、駆け抜ける喜びを存分に味わえます。ただし、運転は楽ではありません。
湯ヶ島に出たら左折して国道414号を南下、天城トンネルを目指します。
新天城トンネルの手前「水生地下」駐車場前を左折して、今日は旧道に行ってみます。
旧道は途中から未舗装になりますが、路面はしっかり固められています。なにしろいまでも現役の国道です。しかし、どう考えても歩行者優先です。ゆっくりと進みます。
水生地
ここから八丁池方面への登山道が分かれます。
そのまま旧道を進んでいくと、ほどなく旧天城トンネルが現われます。
左:トンネル北口(湯ヶ島側) 右:トンネル南口(河津側)
トンネルの説明板
なんと114年前の明治38年(1905年)に開通しています。
トンネル内部
100年以上も前に、よくもこんなに立派に作ったものだと感心します。
それではトンネルをゆっくり抜けてみましょう。
アスパラにとっても、トンネルを抜けるのは実に40年ぶりです。
トンネルを抜けて、河津側を少し下りると「寒天橋」に出ます。
ここから八丁池方面には、寒天車道が通じていますが、バス専用道であり自家用車は入れません。
11月以外は、バスも土、日、祝日しか運行しませんが、それでも自然保護のためですから自家用車は入れてもらえません。入口はしっかり鎖がかかっていました。
寒天橋付近で、川の流れを撮ります。
ここのすぐ下流には、二階滝があります。
帰りは新道側に出て、新天城トンネルをあっと言うもに通り抜け、湯ヶ島まで戻ります。
ここで左折して、再び県道59号線を走って、持越鉱山から風早峠に上がります。
【④西伊豆スカイライン】
風早峠を右折します。1999年に天城牧場で全国植樹祭を開いたときに、天皇陛下(いまの上皇様)にお出でいただくための行幸道路「西天城高原線(県道411号)」が作られました。西伊豆スカイラインの延長は自然保護のために凍結されていましたが、その計画線に沿って見事な道ができました。船原峠までは、この西天城高原線を快適に走ります。周りにクルマはまったくいません。
船原峠からは、いよいよ西伊豆スカイラインです。西天城高原線に比べると、建設年次が早いせいかカーブかきつく、それだけ走らせ甲斐があります。ここではコンフォートモードからスポーツモードに切替えて、一気に気持ちを集中させます。
それでは、一部分ですが西伊豆スカイラインの動画をご覧下さい。
船原峠→戸田峠間では1回だけ追越しましたが、あとはまったくマイペースで走れました。
戸田峠からの帰りは、左折して真城峠(さなぎとうげ)経由の県道127号線ルートと、右折して県道18号線で修善寺経由の二者択一になりますが、今回はもうひとつの隠れたコースを選択しました。
戸田峠の正面には、金冠山第2トンネルが不気味に口を開いています。バリケードで閉じられていることもあったり、通行できるのか心配になりますが、夏場である今回は障害物も無く入れました。西伊豆スカイラインを延長しようと工事を進めたらしいのですが、いまは沼津市に管理が移って、半ば放置されたような状態です。路肩は草が生え放題だし、枯れ枝、枯葉が堆積していて、往復2車線の道は走れるところは真ん中1車線分程度に狭まっています。しかし交通量は少なく(下りきるまでに1台も遭遇しませんでした)、線形も緩やかなため、結構快適に走れます。
興味のある方もいらっしゃるでしょうから、これも動画を用意しました。
真城峠経由の県道127号は、古宇(こう)で海岸線に出ますが、そこからは海岸の凸凹を丹念に辿るため
結構難儀する上、夏休み中は大瀬方面の海水浴客が溢れ混雑もしています。今回のルートは一気に木負(きしょう)に下りますので、慣れてしまえばなかなか魅力あるルートでしょう。因みに戸田峠→木負を今回は14分で走り抜けました。多分こちらの方が早かったのでは。
8/20の走行記録
昼に出ていって、存分に楽しんで、夕方のお茶にはぎりぎり間に合いました。
これから秋に向かって、徐々に体慣らしをしておきましょう。
Posted at 2019/08/21 19:55:16 | |
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