前日の「
富士山麓で花を追う! 」」に続いて、4月9日(土)は「伊豆半島で花を追う!」となりました。恒例の写真クラブ撮影会です。
例会で行先を検討したときは「山梨県内の桜名所を訪ねる」だったはずですが、いまひとつ様子が分からないから「伊豆半島の桜」に狙いを変えたいと撮影会担当Oさんから連絡がありました。「伊豆半島なんかで桜がどけだけ撮れるのか?」と半信半疑でしたが、アスパラはいつもあなた任せで付いていくだけです。
ところがびっくりしました。こんなにいいところがあったのかと驚きました。そこは修善寺の奥の湯ヶ島温泉からさらに入ったところにある持越(もちこし)という集落です。大昔は金山として栄えましたが、1978年に起きた伊豆大島近海地震でダムが決壊してシアンを流出させるという、当時は大騒ぎになった鉱毒事故を起こしてすっかり名を売っています。そんなマイナスイメージの持越ですが、今回はまわり中が桜で、それがちょうど満開になっていて、まさに桃源郷でびっくりしました。長く沼津に暮らしているのに、こんなに見事なところがあるとはメンバーの誰も知りませんでした。近所でも知らないことがまだまだたくさんあるものだと、あらためて痛感しています。
何度も足を運ばれたOさんに感謝します。撮影会企画担当とはそれほど大変なお仕事です。
【4月9日行程】
長泉町→三島バイパス→下田街道→道の駅ゲートウェイ函南
→伊豆中央道→大仁南IC
→修善寺ニュータウン→県道18号修善寺戸田線→
①だるま山高原レストハウス
②戸田峠
→西伊豆スカイライン(県道127号)→
③船原峠
→西天城高原線(県道411号)→仁科峠→西天城高原牧場の家
→仁科峠→風早峠→
④持越
→伊東西伊豆線(県道59号)→湯ヶ島→
⑤あまご茶屋 天城湯ヶ島店
→持越→
⑥吉奈(よしな)
⑦東府や
→天城北道路→修善寺道路→宇佐美大仁道路(県道19号)
→田原野函南停車場線(県道135号)→
⑧瑞泉郷(ずいせんきょう)
→熱海大仁線(県道80号)→山伏峠→伊豆スカイライン
→韮山峠→富士見パークウェイ→富士箱根カントリークラブ
→南箱根ダイヤランド→丹那→熱函道路(県道11号)→函南
→大場・函南IC→伊豆縦貫道→三島萩IC→長泉町
出発: 5時28分
帰着: 16時47分
走行距離:155km
【①だるま山高原レストハウス】
下田街道、伊豆中央道から修善寺ニュータウンを抜けて、だるま山高原レストハウスに到着
この先、西伊豆スカイライン方面にはトイレがないので、ここは貴重な休憩場所です。
口開けは駿河湾越しの富士山を背景に桜を入れてみます。
【②戸田峠】
戸田峠の駐車場にクルマを置いて、手前の谷に降りていきます。
もっと光が変化することを期待したのにと、名人はご不満でした。
【③船原峠】
西伊豆スカイランの沿道はいまひとつ期待外れでしたが、船原峠の手前から下を覗いてみます。
山の緑の中に桜が点在しています。
そのまま西天城高原線(県道411号)を進みましたが、なかなか良いポイントは見つかりません。
仁科峠を越えて西天城高原牧場の家でやっとトイレ休憩です。トイレを拝借しただけで逃げるわけには行かないだろうと全員がソフトクリームを注文しましたが、疲れた体にはこれがとても美味しかったです。
【④持越】
再び、仁科峠に戻って次は持越に下ります。風早峠を右折して県道59号伊東西伊豆線の狭い屈曲路を進むのかと覚悟していたら、Oさんは風早峠で曲がらずにそのまま西天城高原線を進みます。「おいおい、また道を間違えたんじゃないか」なんてこちらの車内で悪口を言っていたら、大分進んでから案内板に行先も書いていない方に入っていきます。「一体どこへ行くんだろ~」と心配していたら、ずっと往復2車線の道のまま持越まで下りてしまいました。
いつの間にこんなに改良されたのでしょう。でも地図には獣道のようにしか表記されていません。この道を知ったら、もう県道59号なんかで苦労する気にはなりません。
さて、ここからはあっちを向いてもこっちを向いても、見事な持越の桜です。
花見の基準がぐっと上がってしまうほどです。
【⑤あまご茶屋 天城湯ヶ島店】
もう桜に窒息しそうになって湯ヶ島に下ります。朝が早くてすっかり空腹なので国道414号との交差点にある「
あまご茶屋 」に入ります。
あまごのづけ丼 1,650(税込)
お店HPでの紹介
秘伝のタレに漬け込んだ紅姫あまごの大きな切り身と黄金色に輝くあまごのイクラの親子丼です。 しっとり脂ののった身と口の中でプチプチはじけるイクラはここでしか味わえません。
大変珍しい黄金イクラの増量をご希望の方はご相談ください。(追加料金)
自家栽培の本わさびをのせてお召し上がりください。
臭みがなく、とてもおいしい「あまご」でした。
昼においしいものを食べさせることまで、いつのまにか撮影会企画担当のお仕事のようです。なにからなにまでお世話になります。
【⑥吉奈】
食事の後は再び持越に戻り、今度は山を越えて吉奈に入りました。
ここがまた良かったです。
静かな山里で、私たちグループの他には誰もいません。
奥の奥の奥というロケーションで、都会の方だとここまで届かないのでしょう。
花を独占して撮れるなんて、もう贅沢の極みです。
【⑦東府や】
吉奈は温泉があり、吉奈温泉と言えば「東府や」さんです。
有名な高級旅館でありながら、太っ腹でお庭は外来者に開放されています。
本館の屋根と裏山です。
【⑧瑞泉郷】
すっかり満足して、月ヶ瀬ICから天城北道路に入って帰路についたと思ったら、先導するOさんは途中で方向を変えて宇佐美大仁道路(県道19号)に入って亀石峠の方に向かいます。「お~い、どこへ行くんだよ~」と電話を入れたら、「瑞泉郷に寄っていく」とのお返事です。アスパラは行ったことがないところですが、撮影会企画担当はこれでもかという程てんこ盛りにして、大サービスしてくれます。
広い園内に桜が見事ですが、なんとここにも客はいません。
これでやっていけるのかと思ったら、MOA美術館で有名なMOAが自然農法・自然食活動を実践する場として運営しているそうです。
これでやっと一日が終わりました。
どこも桜があふれているのに、周りに人はいませんでした。
撮影会企画担当Oさんに大いに感謝した楽しい一日です。
Posted at 2022/04/11 19:19:27 | |
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