上高地に行ってきました。
きっかけはyomeさんのブログ「
帝国ホテルで山岳リゾート満喫♪ 」です。41年前に新婚旅行で滞在した上高地帝国ホテルだったので、このブログによって雷に打たれ、行く気になりました。
しかし、なかなかの人気です。新婚旅行はバルコニーのお部屋でしたし、yomeさんも「これから上高地帝国ホテルに行くときには絶対にバルコニー付きのお部屋をおすすめします。」と念を押されています。バルコニーにこだわりましたが空室が無く、ツインで手を打ちました。ところが数日前に一休を覗いたらバルコニー付の部屋が出ています。慌ててホテルに確認すると「確かにバルコニー付のお部屋ですが、ファミリールームでツインが2部屋の4ベッドなのでご案内いたしませんでした。」と言います。他にバルコニー付の部屋がないなら、もうこれしかありません。
41年ぶりということは、多分これが最後になるのですから致し方ありません。
いや~っ、しかし良かったです。
これは、ソファーに寝そべったときの景色です。
部屋からも、ベランダからも穂高が丸見えです。
yomeさん達のマネをしてルームサービスでお茶すれば、すっかり寛ぎます。
一体いくらかかったかなんか、とても口にできません。
一人で贅沢するのは気が引けたので、奥様の写真を連れていきました。
共犯者ができたので、何となく落ち着きます。
初めは朝早くに出るつもりでしたが早朝興業はつらくなり、これもyomeさん達のマネをして松本で前泊しました。
さらに折角ですから近くの休暇村乗鞍高原にもう1泊しましょう。
今回の行程(10月12日(月)~15日(木))
10月12日(月)
長泉町→長泉沼津IC→新東名→新富士IC→西富士道路→富士宮道路
→田貫湖→朝霧高原→精進湖→甲府精進道路→甲府南IC
→中央道→八ヶ岳PA→小淵沢IC→八ヶ岳エコーライン
→白樺湖→ビーナスライン→霧ヶ峰→扉峠→松本
10月13日(火)
松本→新島々→中の湯IC→平湯IC→新穂高
【①新穂高ロープウェイ】
新穂高→平湯IC→中の湯IC→
【②さわんど】
→(バス)→上高地
【③上高地】
10月14日(水)
上高地→(バス)→さわんど→
【④白骨温泉】
→乗鞍スーパー林道→
【⑤乗鞍高原】
10月15日(木)
乗鞍高原→乗鞍スーパー林道→白骨温泉
→松本IC→中央道→甲府南IC→甲府精進道路
→富士宮道路→富士南麓道路→裾野→長泉
出発 :10月12日(月) 12:53
帰着 :10月15日(木) 15:39
走行距離;617km
ETC利用履歴
隠居のアスパラではありますが、12日(月)はお受けした委員の例会があり、それを済ませてからの出発になりました。
夜は松本に泊るだけですから、先を急ぐことはまったくありません。
途中をいちいち引っ掛かりながら行きました。
富士宮市 田貫湖
有名な撮影ポイント 休暇村富士の前にあるデッキから
富士宮道路 朝霧さわやかパーキング
牧場の牛を入れて、道路から富士山が撮れるポイントですが、牛はいませんでした。
精進湖
これまたあまりに有名なポイントです。
雲が動いているので、待っていればいろんな雲が撮れそうですが、さすがに先を急ぎましょう。
中央道 八ヶ岳PA
南アルプスの夕景を楽しみました。
その後は小淵沢から八ヶ岳エコーラインを走り、白樺湖からビーナスラインを霧ヶ峰、扉峠と抜けたのですが、すっかり暗くなってしまい写真どころではありません。
松本はビジネスホテルでしたが、競争が厳しいのか随分値段が抑えられていて、GoToトラベルで補助され、地域クーポンまでいただくともう格安です。これで掃除もせずに快適な部屋で過ごせるのだから、独り身の老人には天国です。
【①新穂高ロープウェイ】
ホテルで朝食を済ませたら、すぐに出発。
一気に岐阜県側の新穂高ロープウェイを目指します。
上の方は雲がかかっていますが、ここまで来たので引き返せません。
登る頃には晴れるだろうと期待して、往復2,900円を払います。
下の駅「しらかば平」を出た頃はまだしもでしたが、
上の駅「西穂高口」では、この通りまったく視界はありません。
手ぶらでは帰れないと、駅近くの紅葉をやっと収めました。
【②さわんど駐車場】
次は上高地ですが、上高地にマイカーは入れません。
沢渡(さわんど)に駐車場がたくさんあって、連絡バスがその駐車場を回ってお客を乗せていきます。
いよいよ乗換えです。
いつもクルマで移動しているので、荷物をまとめるクセがありません。
キャリーバッグにカメラリュックと靴袋です。上高地を歩くにはトレッキングシューズが必須ですが、今夜泊る帝国ホテルのダイニングは登山靴では入れないので、別の靴が必要です。
乗換え時間が迫って慌てたために、ここで大チョンボ。トランクからカメラの三脚を降ろし忘れました。まあそれくらいは仕方ないでしょう。
【③上高地】
ホテルに着いたのは12時半で、荷物を預けカメラ片手に散策に出かけます。
さっそく女性陣にシャッターを頼まれました。
久し振りに中国人のグルーブです。まあ賑やかなこと。
河童橋のたもとから穂高を望む
新穂高では雲の中だったので心配しましたが、上高地は見事に晴れました。
前日から好天で、紅葉も一気に進んだとのことです。
ホテルに戻ったら、もう荷物は部屋に運ばれていました。
2ベッドルームではどちらかを無駄にするだろうと思いましたが、片方をリビングに、もう一方をベッドルームに使ったら、もう自分の家にいる快適さです。
部屋に入ってから陽が落ちるまで3時間ぐらい、ベランダを楽しみまくりました。
穂高の中腹に雲がかかります。
陽が傾けば、刻々と景色が変わります。
雲に隠れていた西穂高も、すっかり姿を現わしました。
日が暮れるまで写真を撮るのに戯れていましたので、夕食は第二グループで19時45分から。
yomeさんに脅かされていましたので、一応ジャケットを着てダイニングに。
さすがに写真を撮る雰囲気ではなかったのですが、ちょっとだけ。
焼き上がったローストビーフを各テーブルに見せて回った後、みんなの前でコックさんが切り分けます。
ジャーン。これが一人前です。
「どうぞお替わりして下さい」と薦められ、その気でいましたがとても入りません。
その前にたくさんの料理が出ていたので、お替わりを所望された方はいませんでした。
翌朝は4時半に起き、5時にホテルを出て大正池を目指します。
なにしろ真っ暗で、カメラリュックにあるライトを頭上に取付けます。
掲示されている「熊目撃情報」は、まさにこの場所で時間もドンピシャリです。冗談にもなりません。
熊除けの鈴も必須です。
大正池は期待外れでした。
晴天が続いていたので朝もやは現われず、焼岳にも雲がかかっています。
穂高側の朝焼けがせめてもの救いです。
田代池
帰り道は明るくなって林間コースは気持ち良く、どんどん元気になります。
すっかり腹が減って、朝食はお替わりしてしまいました。
朝早かったので、朝食後一寝入りして時間ぎりぎり11時にチェックアウトしました。
【④白骨温泉】
再びバスで「さわんど」まで戻り、愛車に乗換えます。
この時の安堵感、幸福感はなんとも言えません。やはり自分のクルマは落ち着きます。
昨年も写真クラブの仲間と白骨に来ましたが、その時は雨の中でした。
今回はすこぶる天気に恵まれています。
紅葉もぴったりです。
【⑤乗鞍高原】
もう一泊は、休暇村乗鞍高原。
コロナ感染対策が徹底していて、エレベータのボタンも綿棒で押すよう、たくさんの綿棒が用意されていました。
疲れたので夕方の撮影は、適当に切り上げます。
翌朝は最後の頑張りで、5時半に
写真を撮りに出ます。
まいめの池
これが大当たり。
昨年は雨の中で、何もおもしろくない水たまりだと思いましたが、今回はすばらしい。
どじょう池
大かえで
後ろに乗鞍を写し込むポイントですが、これはこれでお許し下さい。
最後は、まいめの池で知り合った元気なお嬢さん二人。
なにやら現地からライブ中継しています。
フォロワーがたくさんいる、
その世界では有名な方らしいです。
充実した4日間でした。
元気にしていても、少し単調な生活になっていたので、この旅行は刺激があり、とても収穫が多かったです。
きっと良い想い出になるでしょう。
Posted at 2020/10/18 19:37:56 | |
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