前日の湯河原梅林で勢いがついたのか、続けて2/21(木)は河津町に出かけました。
毎年恒例であり、もう何年続いているかというほどですが、この時期になると河津桜の本家本元である河津町に足が向いてしまいます。
それにしても、ここのところ静岡県内では「河津桜が満開」と繰返し報道されています。河津桜まつりは2月10(土)〜3月10日(土)までですが、その間の人出は200万人とも言われて、渋滞対策の話題なんかがいろいろ提供されています。海岸線の渋滞対策に「
伊豆スカイライン通行料金割引キャンペーン」とか、伊豆急伊豆高原駅にクルマを置いて電車で行く「
河津桜まつりパーク&トレイン切符 」なんてプランも紹介されました。伊豆東海岸の渋滞対策に、これは良いかもしれませんね。しかし、私の住む長泉町(三島の隣)からでは、天城峠越えの一本道しかなく、早く出るくらいしか対策はありません。
2/21の行程表
①河津で河津桜
②南伊豆下賀茂で河津桜
③伊豆西海岸を駆け抜ける
④戸田(へだ)で高足蟹
いささかアスパラの定番になっていますが、欲張った内容です。
朝7時にを出発しましたが、通勤渋滞で大仁(おおひと)までは難儀しました。新たに開通した天城北道路はもちろん利用します。
新天城トンネルを抜け、
河津七滝ループ橋を下り
毎年お世話になる、河津町役場前の駐車場に8時36分到着。ここのお爺さんは今年も元気です。
9時開場のはずなのに、20分前には既に2/3の枠が埋まっています。とにかく駐車場所を確保できてホッとしました。
まさに満開。毎年来ていますが、こんなに見事な咲きっぷりは初めてです。
桜の厚みを感じていただけますか。
それでは、咲きっぷりをご紹介します。
河津桜原木
1955年頃、このおうちの方が河津川沿いで芽咲いているさくらの苗を見つけ、庭先に植えたそうです。
ここから河津桜が始まりました。
役場の桜
河津町役場玄関横の桜は「役場の桜」と呼ばれます。
河津町役場は花見の期間中、庁内のトイレを観光客に開放しているので、アスパラは毎年利用させて貰います。
もっともいまは、至るところにきれいなトイレが整備されましたので、心配ありません。駐車料金を¥700も取る効果でしょう。
涅槃(ねはん)の桜
涅槃堂近くにあります。
アップでも1枚
涅槃堂(ねはんどう)
河津桜を見に来る度に、ずっと気になっていた涅槃堂ですが、今回初めて立ち寄りました。
堂内ではガラス越しに涅槃像があります。「どうぞお写真をお撮りください」と、いたっておおらかな対応です。
11時前に駐車場に戻ってきましたが、ご覧のように入場待ちの車列ができていました。まだ出場するクルマは少ないので、順番待ちはたいへんです。
河津に続いては、もうひとつの河津桜ポイント南伊豆下賀茂温泉を目指しました。
道の駅 下賀茂温泉湯の花
こちらはすでに、メインも予備も駐車場は満杯です。まったく入れそうもありません。
車窓から楽しむだけにしました。
さて次ですが、2月はカニ好きのアスパラ奥様の誕生日があるので、「お祝いにカニを食べさせろ」と今年も強いご要求があります。
伊豆半島西海岸を北上し、戸田(へだ)へ高足蟹を食べに向かいましょう。
マーガレットライン 子浦(こうら)付近
国道136号線の妻良(めら)の少し先にある子浦から雲見までの区間は、1972~83年にかけては道路公団が所管する有料道路「南伊豆道路」でした。愛称がマーガレットラインですが、伊豆半島にドライブ網を築くために、こんな時期にこんなところまで立派な道が造られています。当時のモータリゼーション熱がいかに高かったかと感じられます。
マーガレットライン 雲見
国道136号 まもなく松崎
国道136号 松崎の北、堂ヶ島付近
左下に旧道が見えますが、免許取り立ての学生時代に来たとき(昭和40年代)と比べ、松崎~土肥の間は見違えるほど整備されました。当時は入り江をひとつひとつ回っていたのに、いまでは2車線のトンネルで真っ直ぐぶち抜かれています。
伊豆半島をドライブすると、沿道にたくさんの河津桜があって楽しめます。
県道17号線 土肥-戸田
土肥からは国道を離れて、ワインディングな県道17号に入ります。
の一(のいち)食堂
やっと戸田に到着しました。そのまま港の真ん前にある馴染みのお店、「の一食堂」に入ります。まったく飾り気のない、実質本位のお店です。
高足蟹との記念写真
蒸された高足蟹です。関節を折って、引き抜くだけで、きれいに肉が出てきます。それがなんとも気持ちいい。
下田でお店に電話を入れてカニを確保しておき、30分前松崎付近を走行中に再び連絡すると調理が始まり、到着後は待たずにカニが出てきます。カニをご注文の場合はあらかじめ連絡してくださいとお店から言われています。
二人がかりで完食。
家内の誕生日祝いですから、私はお相伴させていただいたという立場です。
いや~っ、良く食った!
戸田(へだ)からは、そのまま県道17号で海岸線を進みます。
整備されたとはいえ、海岸線の崖上を走る細い道はなかなかスリルがあります。
「煌めきの丘」から見下ろした井田(いた)の集落
菜の花で「井田」の文字が書かれています。
山の向こうに見えるはずの富士山は、今日は姿を見せません。残念!
煌めきの丘 河津桜の前に立つアスパラ奥様
県道17号 大瀬(おせ)付近
ここでも河津桜が目を楽しませてくれます。
2/21の走行記録
朝7時の出発、帰着は16時半。
走行距離は196km。
花を楽しんだのか、写真撮影を楽しんだのか、はたまた走りを楽しんだのか、食い道楽だったのか。
まったく的が絞れていない、とても欲張りな一日でした。
Posted at 2019/02/23 21:26:10 | |
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