昨日(6月17日(金))はアスパラの71回目の誕生日でしたが、そんなことにはまったく関係なく写真クラブの月例撮影会が開催されました。参加者は7名ですが、高齢者ばかりのグループでは誕生日をめでたいなどと思う人はおりません。
元々6月は長野県に行く予定でしたが、撮影会担当のOさんが、7月になったら他に選択の余地無く長野方面に行くのだから、今月は長野でない方が良いのではと悩み始めました。変更して静岡県の中西部にしようと仰有るのですが、いやいや行先はOさんにお任せしていることだし、うっかり違う主張をしてハズレだったら困ります。
静岡県東部にいると富士、箱根、伊豆が近い上に、山梨、長野という超弩級の景勝地があるため、ついついそちらになりがちです。ですから静岡県の中西部に行くのはせいぜい年1回で、県内なのにまだまだ知らないところだらけです。もっと勉強しなければなりません。
【6月17日の行程】
長泉町→長泉沼津IC→新東名→藤枝岡部IC→
①蓮華寺池公園
→旧国道1号(県道381号)→
②蓬莱橋
→旧国道1号(県道381号)→金谷→
③金谷坂(旧東海道石畳)
→上倉沢公会堂→
④千框(せんがまち)の棚田
→旧国道1号(県道381号)→
⑤島田市ばらの丘公園
→野田IC→国道1号→大池IC
→県道40号掛川天竜線→森町→
⑥香勝寺(こうしょうじ) ききょう寺
→遠州森町SIC→新東名→長泉沼津IC→長泉町
出発 : 4時59分
帰着 :16時42分
走行距離:278km
今回は写真撮影というより観光名所巡りという感じになりましたが、実は①の蓮華寺池公園以外の5ヶ所はアスパラにとっては初めてです。本当に近くても知らないところばかりです。
【①蓮華寺池公園】
今回は状況視察という意味で立ち寄りましたが、残念ながら時期が悪いようで写欲が湧きません。来月以降なら蓮が撮れそうだと確認して、早々に次へ向かいました。
【②蓬莱橋】
今日は、旧国道1号、国1バイパス、新東名で大井川を行ったり来たりしましたが、皮切りは蓬莱橋です。
蓬莱橋は大井川にかかる897.4mの人道橋で、「世界最長の木造歩道橋」とギネスに認定されているそうです。
時代劇のロケに利用されることでも有名です。
通行料100円を納めて対岸に渡り始めます。目の錯覚でしょうか、3/4は渡っただろうと思う頃、足下に「ど真ん中」という表示が現われてびっくりします。なんと帰りも同じ感じで、「ど真ん中」を見落としたと思いながら戻ってくると、ずいぶん来てから「ど真ん中」が現われます。人間の感覚なんてそれくらい怪しいものです。
対岸の高台から橋を振り返ると、橋脚が意外に高いことに驚きます。これでは増水したらすぐに流されそうです。
【③金谷坂(旧東海道石畳)】
蓬莱橋の観光案内所にあったパンフレットで、次の目的地である千框の近くに旧東海道石畳があることを見つけました。
そこは金谷駅の近くで、多少迷いましたがやっと見つけました。
なかなか立派な石畳ですが、江戸から京都に向かうときにこんなところで険しい峠道を越えなければならなかったのは、ずいぶん難儀だったことでしょう。
地元教育委員会の案内板がありましたが、いまの石畳は平成になってから地元町民の奉仕で復元したそうです。ちょっとがっかりですが、430mも続く急坂の石畳には大いに難儀しました。
すっかり森の中です。
振り返ればたいへんな傾斜で、石畳は滑りやすくて苦労します。実はアスパラは3回足を滑らせて、そのうち1回はかなり危ういところでした。テニスで鍛えた体幹でなんとか持ち堪えましたが、もうここですっかり足が疲れました。
上に登ったら「すべらず地蔵尊」がありましたが、滑ることには昔からみなさん余程困っていたのでしょう。
【④千框(せんがまち)の棚田】
今回の最大の目的地はこの千框という棚田です。
ところが残念なことに、大分規模が小さくなってしまい、手入れもあまりできていないようです。
また光の加減は夕陽が良いようです。
地元の女性がいらして、「このアジサイの色が好きで撮りに来る」と仰有るので、アスパラも撮らせていただきました。
もっと田植え直後に来るべきだったと反省しましたが、場所を確認できたから良しとしましょう。
【⑤島田市ばらの丘公園】
再び大井川を渡って島田に戻り、次は「島田市ばらの丘公園」を目指します。
入場料は「500円かな、1,000円かな」と言っていたら300円でした。さすが公営施設です。でも高齢者割引はありません。
いろんなバラが咲き誇っています。少し盛りは過ぎていたようです。
いつも風景を撮ることが多いメンバーなので、花の撮影は難しいです。
花図鑑になってしまいます。
お昼は「ばらの丘公園」前にある「ばらの館」2階の中華レストランでした。
次の候補地は袋井の「可睡ゆりの園」でしたが、メンバーの中からそちら方面なら森町の「香勝寺」に行きたいとリクエストがありました。4万5千株以上のききょうが植えられていると聞いて、そちらに向かうことになりました。
新東名にするか国1バイパスにするか悩んで国1にしましたが、しっかり自動車専用道路で信号もない国1バイパスは、無料で快適に走れたので儲けた気分になりました。
掛川からは県道40号掛川天竜線ですが、途中で天竜浜名湖鉄道のディーゼルカーに遭遇しています。
【⑥香勝寺 ききょう寺】
香勝寺に着きました。
門の回りには、蓮の花がきれいに咲いています。
入るのに500円が必要ですが、庭はよく手入れされています。
ききょうですが、またまた花図鑑の写真になりました。
裏山を登るとまわりの景色が見渡せますが、お茶畑に囲まれています。
ここらは有名なお茶の産地です。
これで撮影を終了しましたが、帰りはお寺のすぐ横にある遠州森町SICから新東名に入れます。
静岡県に住んでいると新東名のありがたさを痛感します。県内を東西に移動するのなんて、まったく楽なものです。片側3車線な上に起伏もカーブも緩やかで、乗用車もトラックも整然と流れています。ACC(アクティブクルーズコントロール)を120km/hにセットしたら、ほとんど邪魔されることなく走り続けられました。
今後の高速道路はかくあるべしという理想形で、数十年後でも十分通用するでしょう。インフラ整備というのはこのように余裕があって欲しいものです。まったく恵まれた静岡県の道路事情には感謝しています。
Posted at 2022/06/18 23:01:49 | |
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