「外出自粛をもうひと頑張り!」と言われておりますが、そろそろ春の便りが聞こえてきました。
かねて申込んでいたニコンカレッジの撮影実習で、今週は神奈川県松田に河津桜を撮りに行く予定でしたが、散々迷った挙句に直前になってキャンセルしました。「もう大丈夫じゃないか」とも迷いましたが、地元の静岡県では、緊急事態宣言発令地域へは出かけないで欲しいと未だに要請しています。ここまで頑張ってきたのだからと、ここは我慢することにしました。
写真仲間の月例撮影会も、先月は山梨県の山中湖、河口湖方面に行く計画でしたが、県境を越えるので止めました。
趣味の活動なんて、どうしても「不要不急」に分類されますが、趣味活動だってあんまり自粛していると健康面で支障が出ます。
撮影旅行を2ヶ月続けて中止するのは厳しく、今回は無理のない形を思案して2月18日(木)に出かけました。
行先は県内限定ということで南伊豆に、乗り合わせも7人の参加者に対して3台のクルマに分乗して密を避けました。
今回の狙いは「河津桜、菜の花、海」です。
2月18日(木)行程図
長泉町→伊豆中央道→修善寺道路→天城北道路→月ヶ瀬IC
→天城トンネル→
①河津町
→国道135号→
②白浜(尾ヶ崎ウィング、白浜神社)
→下田→
③下賀茂(道の駅下賀茂湯の花、菜の花畑)
④弓ヶ浜
⑤大瀬港(おおせこう)
→石廊崎→
⑥愛逢岬(あいあいみさき)
→妻良(めら)→マーガレットライン→雲見
⑦松崎
⑧堂ヶ島
→国道136号→土肥→船原トンネル→道の駅月ヶ瀬
→天城北道路→修善寺道路→伊豆中央道→長泉町
走行記録
朝6時に出て夕方6時まで、走行距離は223kmです。
実は熱心なメンバーはなかなか帰ろうとせず、この後に夕陽を狙いたいと言い出したのですが、さすがにそれは却下されました。
ところで、昨年もほぼ同じコースで2月23日に伊豆半島を回っています。(「
早春の南伊豆」)
この時期の南伊豆は、それほどに惹きつけられる魅力があるのです。
【①河津】
さて河津桜の本家と言えば河津町ですが、この町では何日も激論した上でまつりを今年は中止しました。「全国からの桜見物の自粛をお願い致します」とHPにも掲示しています。
見物自粛を求めている町内に入ったとしても、例年と同じ写真しか撮れないだろうと、今年はリーダーの提案で近くの山(伊豆キャンパーズヴィレッジ)に登り、上から眺めました。
川沿いの桜が満開です。
河津桜期間中の駐車場収入が無くなって、地方の小さな町はさぞや大きな痛手でしょう。
【②白浜】
河津から海岸線に出て、東伊豆道路下田区間を南下します。
とてもお天気が良いので、白浜の手前で海沿いの高台にある駐車場「尾ヶ崎ウィング」に立ち寄ります。
このトヨタCH-Rは今回珍しく参加したもので、あとはいつものプリウスPHVと我がBMW ActiveHybrid3の3台です。
光る海に伊豆諸島が浮かびます。
あの島はどこ?と思えば、
親切に案内看板が用意されています。
見えているのは利島(としま)と新島(にいじま)です。
白浜神社に初めて立ち寄ります。
海岸の岩に鳥居が立ち、波が砕けて絵になりました。奥は伊豆大島です。
海岸ではサーファーが頑張っています。
【③下賀茂】
さて、いよいよメインイベントです。
南伊豆町の「みなみの桜と菜の花まつり」は、例年より規模を縮小したものの2/10~3/10の期間で開催しています。駐車場で体温測定して、OKを確認したらタイトル画のワッペンをいただけて、これを服につけて桜と菜の花の見物となります。
青野川(あおのがわ)沿いに桜並木です。
もう満開。
定番の構図で、河津桜と菜の花のコラボ。
これだけでは、どうにもオリジナリティが無いので、
記念撮影中の女性を撮らせてもらったり、
人力車さんを入れてみたり、工夫しています。
こちらは菜の花畑。
こちらも菜の花だけでは絵になりません。
ちょうどやって来たバイクを入れさせてもらったり、
一緒に連れてこられたフクロウさんを撮らせてもらったり、なんとか変化を狙います。
【④弓ヶ浜】
CR-X乗りの旦那が、「弓ヶ浜で天丼を食っていきたい!」と強く希望したので、昼食は弓ヶ浜へ行きます。
駐車場に86がずらっと並んでいましたが、オフ会でしょうか。
せっかく食べた「伊勢海老天丼」ですが、あまりに腹が空いていて写真を撮らずにかぶりついてしまいました。
【⑤大瀬港(おおせこう)】
読み方は、沼津だと「おせ」ですが南伊豆では「おおせ」です。
山上の風車と港の漁船の取り合わせ。
港の外にある蓑掛岩(みのかけいわ)には、波が押し寄せています。
ここからは「海と波」シリーズです。
ダイナミックな海の動きです。
【⑥愛逢岬(あいあいみさき)】
去年来たときも海が荒れていて、なんとか東山魁夷風な写真が撮れないかと狙いましたが、イマイチでした。
再チャレンジしてみても、まだまだ手に余ります。
【⑦松崎】
松崎まで戻ってきたら、先頭のリーダーが突然右折するので、慌てて電話を入れて「お~い、どこ行くんですか~」と尋ねたら、「土産にさくら葉餅を買っていくよ」とのことです。
道楽ばかりしている身なので、家族への土産は必需品だそうです。
梅月園 桜田店(お店のHPより)
さくら葉餅(お店のHPより)
この「さくら葉餅」は結構有名だそうで、アスパラもテニス仲間に持っていったら大変喜ばれました。
【⑧堂ヶ島】
もう帰りを急ぐつもりだったのに、堂ヶ島では走るクルマからも、大荒れの海が見てとれます。
ずぶ濡れになりそうで、クルマから出る気にはならず車内から撮っています。
風が強く大荒れの海です。
この写真を撮っていたら、クルマはすっかり潮を被りました。
とても、そのままにできない状態ですが、帰ったらどこの機械洗車ももう閉まっていて、仕方ないので久し振りに自分で水洗いしました。ところが一夜明けてみたら、まだまだそこら中に潮を被った痕跡が残っています。もう自分でやる気力は失せてプロにお任せいたします。簡単なコーティング付で9,070円と大変な散財ですが、クルマへの愛情料だろうと割り切りました。
さて、自粛期間中のお出かけ話でしたが、県内限定ですからどうかお目こぼし下さい。
地元の文化協会でアスパラは委員を引受けていますが、自粛が言われたこの1年間で年寄りの文化サークルは4割も減ってしまいました。ステイホームで閉じこもりがちになった老人が孤立することが新たな問題になっています。
今回は平均年齢で75歳のグルーブですが、1日たっぶりリフレッシュして元気になりました。
Posted at 2021/02/20 23:54:31 | |
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