ドアミラーの修理が部品の入手に時間がかかった上に、修理を始めたら予定より日数がかかり代車が長くなり、やっと明日は愛車ActiveHybrid3が戻ってくるという4月25日(火)に捕まってしまいました。前回捕まったのはいつだろうかと過去ログをチェックしてみたら、なんと7年前2016年の同じ4月25日でした(「
その日は写真クラブの月例撮影会に行き、伊豆・天城で深緑を撮ったその帰り道です。代車のBMW X2も借りてから12日目ですから、もうすっかり馴染んで快適に走らせていました。
ここで計測していたそうです。先輩は測定員に気づきましたが交通量調査と思ったそうです。アスパラは先輩の車にくっついていたので測定員なんかまったく気づきませんでした。
その先「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」向かいのスペースがサイン会会場でした。
赤旗を持った警官に進路を塞がれ先輩の車が引き込まれます。「あらあら」と思っていたらアスパラも誘導されてしまいました。
警官「スピード違反です。免許証と車検証を持って来てください」
アスパラ「私は前の車についていただけだよ」
警官「関係ありません。制限速度をオーバーしています」
なんとなく、この辺から対応が気に入らなくなってきました。
机の前に座ったら若い女性警察官です。
青切符と納付書を作成してから
女性警察官「22キロオーバーです。気がつきませんでしたか」
アスパラ「制限速度は超えていたかもしれないが、70キロを超えていたという感覚はありません」
女性警察官「機械で測りましたので間違いありません」
アスパラ「その測定器は直近ではいつ較正(こうせい)されましたか。」
女性警察官「・・・・・・・」
ここで体格の良い男性警察官が加わってきたので、
アスパラ「並んで走っていて私は捕まったのに何故すぐ後ろの車は捕まらないの」
男性警察官「違反していませんでした」
アスパラ「いい加減なことを言うなよ。測りませんでしたと正直に言いなさいよ」
男性警察官「・・・・・・・」
次々捕まえて、有無を言わさずどんどん処理しているとしか思えません。
青切符が用意され
女性警察官「ここにサインしてください」
アスパラ「どういう意味のサインなの」
女性警察官「告げられた違反を確認したということです」
アスパラ「確かな測定だったと理解できていないのにサインなんかしたくない」
ちょっと緊張が走ります。
女性警察官「否認案件としての手続きになりますが、よろしいですか」
脅かしてきましたね~。
アスパラ「納得していないのにサインできないでしょう」
女性警察官が上司を呼んできます。
上司「供述調書を作らせていただくのでお時間いただきますが、よろしいですか」
仲間を待たせているし、アスパラのクルマには長老ご夫妻を乗せています。
アスパラ「一旦、年寄りを送ってからにしたい」
上司「それでは、後で三島警察署においでください」
と話がつきました。
長泉町に帰って解散してから、ひとりで三島警察署に向かいます。
やはり緊張しますね。
警察署に着いたら、まずトイレを済ませて臨戦態勢です。
交通課に行くと「こちらへ」と奥の小部屋に案内されます。取調室です。
座ると先ほどの上司が対応します。部屋の外には若い警察官が座って話を聞いています。
次々いろんな警察官が覗くし、現場でも威圧的だった男が覗きにきて一言二言毒づいていくし、なんだか総出です。
始まる前にまずスマホを預からせてくれと言われました。録音や撮影をされると困るのです。
さっそく供述調書を書き始めますが、なかなか上手にまとめてくれたのには感心しました。
もっともできあがった供述調書を「コピーしてください」とお願いしましたが「これは捜査資料なので渡せません」と拒否されました。
アスパラの供述は
①22キロオーバーの72キロだったと言うが、測定の信頼性が確認できない。
更に上の係長が出てきて、
・測定器は年1回検査を行なって検査証が出る。今回は2月にやっている。
・今日も取締り前と取締りが終わってから音叉を使って精度を確認してOKだった。
と説明してくれました。
・そういう説明が何故現場の警察官ができないのか。
違反を通告する立場なんだからそれくらいできるように教育はしておくべきでしょう。
・2月に確認した測定器の合格証を見せていただけないかと求めたところ、
本部で一括管理しているのでここにはないとのことでした。
それもおかしな話です。私らには車検証を常に携行しろと求めているのに。
・今日の取締り前後の確認したというデータを見せて貰えないかと言ったら、それもダメでした。
口で説明するだけで、エビデンスを示さないのは、その程度ででまかり通っているのでしょうね。
②あんなところで取り締まって安易に反則金を稼いでいるのはおかしい
制限速度でパトカーを走らせるとか、注意看板を立てるとか抑止に向けてもっとやれることがあるはず。
正直言って安易に稼いでいるとしか思えない。今日の取締りを決めた方の見識を疑う。
係長は「住民から取締りの要望もあるので」と言いますが、「私の家の前の30キロ制限の道を取り締まってくれと何回お願いしても難しいと言ってやってくれない」と返したら「まあやれるところからやるというところはありますが」と苦笑していました。
段々和やかな会話になり、かれこれ1時間もアスパラの思いの丈を聞いていただきました。
「さて、これはどうしましょう」と納付書に話題を移したら、払うかどうかは自由意志ですのでどうぞご判断くださいとのことでした。
「貴重なご意見をたくさんありがとうございました」なんてヨイショされながら警察を後にしました。
仮納付の期限は5月2日です。さてどうしたものか。
ここで払わないと次は「通知書」が送られてくるようです。反則金の15,000円に送付費用が800円くらい追加されるそうです。それでも納付しなかった場合は刑事訴訟手続きになりますが、裁判で言いわたされる罰金は反則金と同額なようです。そりゃそうでしょう。
反則金を払わずに罰金を払うと前科になりますので、青切符を渡された方の98.5%は罰金を避けて反則金でお終いにしています。でも実はアスパラは既に前科者です。大学生の時(50年前)に環七で27キロオーバーで捕まり、当時は25キロ以上は裁判所行きだったので、交通裁判所で罰金を申し渡されました。ただ履歴書等に交通違反の前科は書く必要がないそうで、一度も前科として書いたことはありません。その後50年間の生活で不利益な扱いを受けたことだってありません。
現役の方と違って時間はありますし、二度と無い機会ですから検察庁に出向いた上で裁判所にご判断いただくという経験もちょっと興味があります。ブログネタだと疑われるかもしれませんが。ただ罰金15,000円程度という微細な案件なので、検察庁はいちいち訴追なんかしないという話もネットにはありました。
いつもだったら「あ~やってしまった。ごめんなさい」と思うのですが、今回は前後の車に挟まれて走っていたアスパラに非があるのだろうか、またこんな安易な取締りが許されるのかと、まだしっくりこないでいます。