まさか新車とこんなGWを迎えるなんて・・・
契約書に判子を押した2月には全く想像してもいなかった状況に、恨めしい気がしないといえば嘘になりますが、未曽有の緊急事態とあっては致し方ありません。見えない脅威と無力な自分たち。取り巻く状況を正しく俯瞰し、日々最善を尽くしていくしかないですよね。
ただ、適度な運動代わり・・・ではないですが、早朝の交通量の少ない時間帯にドライブ機会を設け、自らのガス抜きも兼ねて、Mazda3への慣熟をコッソリ重ねています。
基本、道中はどこにも立ち寄らず、ひとたび家を出ると2時間でも3時間でも走りっぱなし。(あ、今朝は撮影のため一度だけ降りましたけど^^;)
ここまでくると完全にクルマの運転が目的化するわけで、様々な操作に対する車両の反応を幾通りも探ってみたり、MIDの表示情報を多角的に検証してみたりと、非常に密度の高い時間を忙しく過ごしています。
ルート全長が延びるにつれて、起床時間も従来の6時が5時、そして4時半と早まっていて、なんとなく健康的な感じも(^^)。
さて、納車から5週間が経過したMazda3(X)。
トータルで800kmほど走った印象は、一言でいえば「
興味の尽きないクルマ」です。
性懲りもなくマツダ車ばかり乗り継いできた私ですが、少なくとも、アクセル操作と回転・トルクが見事にシンクロするツキの良いエンジンと、ISGの巧みなアシストで爽快にシフト操作が決まるマニュアルトランスミッションは、今まで味わったことのない"新感覚"。おまけに、これらは常に隣り合わせで見事なコラボを見せ続けてくれるわけですから、フレッシュな気持ち良さの相乗効果は絶大。このパワートレインだけでも、何物にも代え難い感動があると思っています。
一方、ハンドリングも多分に印象的で、過敏でも鈍感でもない絶妙な線上をトレースしながら、いつもピタッと決まる爽快さがあり、切り込むたびに新鮮な発見と感動があります。DJデミオにもBMアクセラにもなかった"しっとり感"とでもいいましょうか。
それに加えて、私が予想以上に感心したのがブレーキ特性です。過去にも、リニアなブレーキ特性を謳うクルマはありましたけど、このクルマほど、速度域や操作速度に依らず"踏み込んだだけ効く"特性が一定しているのは初体験。その分、ズボラな操作は許されず、毎回真剣に力を入れる必要がありますが、この一貫性や安定感はとても信頼が置けます。印象だけでいえば、かつてRX-7に装着していたサーキット用パッドに近いリニア感。でも、あちらは低温では殆ど効かないですからね(爆)。
というわけで、早い話、
"走る"、
"曲がる"、
"止まる"が全方位的に興味深いのです。どこにも凡庸なものや残念なものが紛れていないし、そればかりか、フィーリングとして高次元で調和されている感じすらします。
もちろん、気になる点が全くないわけではないんですよ。
Xエンジンはごく偶に一瞬ガクッとSPCCI⇔SIの切替え段差のような違和感を感じさせることがあるし、6MT+ISGの鉄壁のタッグも、MRCC定速走行時のシフトアップでは綻びを見せます。また、ドシッと安定したフロントに比べると些か落ち着かないリアの挙動も、まだまだ要改善に感じます。
でも、Mazda3は新しい世代の商品群のトップバッターであり、SKYACTIV-Xエンジンはまだ産声を上げたばかり。まさに熟成や発展はこれからであり、その期待分も含めて、現時点でこれだけの衝撃を与えたことの意義をしっかり理解し、その心意気に共感しながら、じっくり味わいたいと思っているところです。
あ・・・デザインの話を忘れてました^^;。
でも、カタチの良し悪しをもはや私が云々する必要はないですよね。WDCOTY受賞が代表するように、世界的に評価される優れたデザインであることは事実ですし、その一方で、強烈な個性と実用面の割切りが存在するため、決して万人受けする類のものでもありません。
そんな中、私はファストバックの魅惑のカタチ、シブいポリメタルグレーと艶やかなバーガンディー内装のコンビネーションが大のお気に入りなので、もう他には何も要らないです(笑)。
現に、カー用品店の商品棚を見ても全く触手が動きませんでしたしね。インテリアはこのままカタログ写真の状態を維持したいですし、エクステリアも、手持ちのMS-06ホイール投入を(当面は)我慢できるでしょう。
正直、先進性や心意気といった中身を買ったクルマなのに、望外なほど素敵な外見まで付いてきて・・・
と、今更ながらですが、極めて満足度の高いマイカーであることは間違いないですし、それを盲目的に選んだことも含め、全く後悔などしていません(爆)。
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隠れ家のMazda3 | 日記
Posted at
2020/05/04 20:41:12