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イイね!
2020年07月05日

楽は楽でも

楽は楽でも 「楽チン」だけど、あまり「楽しく」はなくて(-.-)。

一体何の話かといいますと・・・私がMazda3で高速道路を2時間ばかり走行してみた率直な感想、なのです。

ええっ?
あれだけXの走りを絶賛していたのに??


アハハ^^;
ま、それも無理はないんですよ。

今回の走行は訳あって、終始クルーズコントロール(MRCCの一部機能)任せにした6速固定の定速巡航。ゆえに、X-6MT車の魅惑のシフト操作を繰り出しながらツキの良いエンジンを味わう機会もなければ、右へ左へとステアリングを操作しながらリニアで奥深い旋回の妙を味わう機会もなかったわけですから。
あ、でも・・・
例えば、矢のように突き進む抜群の直進安定性だとか、不快な挙動知らずの快適な乗り心地だとか、それに代わる美点の発見や再認識があったなら、掲題のような消化不良には至らなかったはずですが、残念なことにそれらに関しては、むしろ我が家のビアンテやアクセラXDの方に軍配が上がりそうな雰囲気でして(-_-;)。
もっとも、Mazda3の走行距離がまだ2,000kmに満たないことや、私自身の慣れや習熟が不足している点は差し引く必要がありますけどね。

さて
そんな窮屈な思いをしてまで私が今回検証したかったのは、SKYACTIV-Xの高速巡航燃費

既報の通り、加減速が頻出する街乗りのシーンでは、明らかに従来型のガソリンエンジンを上回る燃費パフォーマンスを見せてくれるXですが、全体的に低めでクロス気味に設定されたギア比が、高速巡航時の燃費にどの程度影響を与えるものなのか、正しくその傾向を把握しておきたかったのです。納車直後の家族ドライブでも、高速道路より郊外路での好燃費が目立ってましたからね。

但し、当面は遠出の計画もないし、そもそも偶の休日にはタスクが山積している現実もあって、今回は苦肉の策で、GW中にこっそり繰り返した早朝プチドライブの特別版を企画。
朝4時半に起き、山陽自動車道~中国自動車道を経由する左回りのルートで、山口、広島、島根の三県を跨ぐテスト走行を敢行したのです。
ただひたすら有料道路を定速巡航し、燃費を検証するという、委託試験や有料モニターでもない限りは二度とやりたくない退屈で誰得なドライブ。折角なので記念にお土産のひとつでもと中国道のSAに立ち寄るも、早過ぎて売店が営業してないオチまでついてしまい(T_T)。

んな前例のないテスト走行はやはり、芳しい感触を残してはくれませんでした。
ま、元から高い期待はしてなかったのですけどね。

今回は日曜の早朝で通行車両が少ないチャンスを生かし、瀬戸内の大動脈である山陽自動車道においても、制限速度プラス5~10km/hという意欲的な速度設定にチャレンジ(笑)。(日中だったら結構迷惑かも)

すると、6速でのエンジン回転数は
 ⚫110km/h時:2,650回転
 ⚫100km/h時:2,350回転
 ⚫ 90km/h時:2,150回転
と、やや高めの値であることが判明。
これだと、120~130km/hペースで流れている状況では、常に3,000回転前後をキープしなくてはならない計算になります。
Mazda3は静粛性に優れるため、この高い回転数が騒音に結び付くことはなかったのですが、角度が立ち気味なタコメーターの針をいつまでも見せ付けられるのは、精神衛生上あまり好ましくありません^^;。

それよりも、後で諸元表を見て驚いたのは、2.0LのSKY-X車の最終減速比と6速のギア比が、1.5LのSKY-G車のそれらとほぼ同じだったこと。Xは最大トルクで5割増、最高出力では6割増の余力を誇るエンジンだというのにです。せめてあと1速、オーバートップ的な巡航ギアが欲しいところですねぇ。

と、すでにこの段階で、おとなしく高速巡航をしようにも、ギア比の関係で高めのエンジン回転数を強いられる点が確認されたわけですが、さらに私の懸念を現実に近付けたのは、道路の起伏や前走車に合わせた速度維持の意外なまでの不器用さ。

まずは、前走車の速度が安定しているのに、その背後で不要と思える程に頻繁な加減速を繰り返してしまう"イライラ癖"で、これは納車直後の高速走行で早々と露呈済み。ホント、我が家のCX-3(6AT)のさり気ない速度調整に比べ、あまりにガサツで驚きましたからね。
今回はそれに加え、アップダウンの激しい中国道で、一定速度の維持に思いのほか手を焼く様子が見てとれたのです。
あ、誤解のないようにいうと、余程の急坂でもない限り、ずぼらな6速固定であっても、失速せずに指定速度を維持してはくれます。ただ、その際の非効率さは、後述する区間燃費の推移からも一目瞭然だったし、エンジンの控えめな喘ぎ方からも明白でした。

ある瞬間、30km/L超で縦軸の目盛りを振り切ったかと思うと、次の瞬間にはその半分にも満たない12~13km/Lレベルまで急低下。暫くするとまた縦軸を振り切り・・・と、まるでon/offスイッチのような極端な変動を1分置きに繰り返し、高速巡航にもかかわらず平均燃費値が一向に上がっていかないのです。
ここら辺り、通常のアクセル操作であれば、前方の起伏の変化を適宜把握して、予め勢いを付けて楽に登り切るとか、オーバースピードに陥る前に早めにアクセルを抜くとか、自然と効率的な走り方を目指すものですが、生身の人間の細やかな判断や調整を機械に求めるのは、土台無理というものなのでしょう。

結局、こうしたマイナス要因の累積も含めて、2時間の高速走行中に表示された平均燃費は18km/L付近で頭打ち。
GW中、早朝の一般道で連日マークした19~20km/Lのレベルに及ばなかっただけでなく、禁欲の定速巡航中、身体的な疲労と引き換えに溜まり続けた私のストレスは、想像を超えるものでした(-_-;)。

ま、Xの6MT車で爽快な走りを存分に味わい、かつ、それに見合った健全な燃費パフォーマンスを求めるのであれば、安易な機械任せはご法度ということですね。
たとえ幅が広くて単調な高速道路が相手であっても、車線の枠内で究極の手動運転を楽しんでいくのが一番!ってことです(^^)。

ハイ。
これこそが、壮大な有償テスト走行を通じて得られた貴重な知見。まさにプライスレスな教訓でした(笑)。


ちなみに・・・

もしも今、私一人で数日間にわたる超ロングドライブに出掛けるとしたら(有り得ないけど)、そのお供に選ぶマイカーは?

その時の気力や体力の状態にも依るかと思いますが、総合的に判断すると、絶賛動態保存中のアクセラXDが最有力候補になるかもしれませんねぇ^^;。
(間接的に再評価されて良かったね)
ブログ一覧 | 隠れ家のMazda3 | 日記
Posted at 2020/07/06 22:45:03

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