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2017年07月08日 イイね!

さらば、180センチ。

さらば、180センチ。いやぁ~
残念だけど私はそこまで背丈がなくてねぇ・・・

って、そもそもイイ歳した大人の身長でサラバはないっしょ(笑)。

ハイ。
お題の「180センチ」とは、画像からお察しの通り、我が家のビアンテの「全高」のことですね^m^。

では、なぜに「さらば」か?
そのためにはまず、2年前の夏に施した、とあるモディファイのことから説明しないといけませんね。

新車を予約購入して以来、アルミホイール交換やダークガラスフィルム施工などを除き、基本的にはメーカー純正仕様を保ってきた、我が家のビアンテ。
そのビアンテが迎えた三度目の車検の時、急に私が何を思い立ったか、スプリング交換によるローダウン化を施したというのが、2年前の初夏の出来事でした。

満7年が経過したミニバンをわざわざローダウン化した目的は、決して見映えや走行性能の改善ではなく、足腰の弱った母親の乗降性改善でした。
本来ならミニバンの特等席であるはずの2列目席。
ところが、私の母は近年の足腰の衰えにより、スライドドアの足元周りのちょっとした高さがネック化し、すっかり乗降困難な状態になってしまっていたのです。
そこで、ビアンテの中で最もステップやヒップポイント高さが低い助手席シートを最後の砦として、アプローチ性の改善に万全を期す意味で、個人的にはあまり好みでない「ローダウン化」に踏み切ったわけです。
もし万が一、母親がその助手席にすら容易に乗降できない事態となれば、マイカー唯一の三列シート車として、三世代の6名乗車という最大の使命が果たせなくなるわけで、ある意味ビアンテにとっては死活問題となる大ピンチでもありました。 

果たしてその結果は・・・

たかだか3センチ程度のダウン量ゆえ、劇的な高さ変化には至らなかったものの、少なくとも傍で母の様子を見ている限りでは、従来よりは幾分スムーズに乗り降りできるようになった感じで、以来2年間、助手席を母の専用席として、幾度となく総勢6名での外出の機会を設けることができたのでした。
この点からすれば、まさにこのローダウン化(183センチ→180センチ)は成功したといえるでしょう。

しかしその反面、私がずっと悩まされることになったのは、激しい突き上げをはじめとする明らかな乗り心地の悪化と、半年以上にもわたって続いたリアの車高低下でした(-_-;)。
とくに前者は、スプリング交換直後の印象といったら、もはや最悪の部類と言えるものでした。
ま、当のドライバーは主犯格の人間として我慢できるとしても、元々乗降に支障のなかった家族にとって、ローダウン化はただただ快適性を低下させる迷惑千万なもの。段差の乗り越えが大きなショックに変換されたり、路面のアンジュレーションに思いのほかクルマが揺さぶられるたびに、家族に対する申し訳ない気持ちに苛まれたものでした。
ただ、これらの弊害もスプリング交換の半年後くらいから徐々に改善の兆しが見られたのと、私や家族が慣れてきたこともあり、交換直後の超ネガティブな印象はほぼ解消。ギリギリながら「許容範囲内では?」とまで思えるようになってきていたのですよ・・・
引越しをするまではね^^;

そうなんです。
皮肉なことに、カーライフ環境の抜本的改善と両親の生活支援の強化を狙って新居へ移り住んだことが、忘れかけていたローダウン化の負の側面を再度、あぶり出す結果になったのですね。
つまり、すぐ目の前に住む両親をビアンテで連れ出す機会が大いに増えた分、ドライバーの私が乗り心地に気を遣う場面が激増し、より大きなストレスと対峙するハメになったのです^^;。

中でも決定打となったのが、実家のすぐ裏を走る幅広の産業道路でした。
この幹線道を右折しながら横切る際、港湾エリアを行き交う無数の大型トラックが刻んだ深~い轍を1本1本踏み越えていくたびに襲ってくる、途轍もなく激しい縦揺れと横揺れ。
毎回、このひっくり返りそうな激しい揺れを少しでも抑え込もうと、スピードやステアリングを慎重にコントロールしてみても殆ど効果はなく、全くお手上げの状態だったのです。
このため、何処へ出掛けるにせよ、決して乗り心地が良い部類ではない現在のビアンテの運転に細心の注意を払い、6名乗車の快適なドライブをなんとか演出してきても、その最後の瞬間、帰宅の数十秒前に出現する悲しい大揺れで、全てを台無しされた気分になるのです(+_+)。

そんなわけで、転居から3ヶ月を経て、母の乗降性と乗り心地全般という2つの観点であらためてローダウン化の総合評価を下せば、以前の「ギリギリ許容範囲内」との判断は撤回せざるを得ず、今回の車検を機に何らかの乗り心地改善策を織り込むことは、半ば当然の流れとなっていました。

ただ、最後まで悩んだのはそのメニュー。
満9年を控え、ビアンテのオドメータが5万キロ近くに達していたことから、今回は純正ダンパーの新品交換を規定路線に。その上で、現在のローダウンスプリングをどうするか・・・
換言すれば、乗り心地改善を新品ダンパーだけに託すのか、それとも、同時にスプリングも純正に戻す安全策を繰り出し、母親の乗降性低下には一旦目を瞑るか・・・。
今を遡ること2年ちょっと前、ローダウン直前の純正状態からの進展度合い考えると、何ともやるせない気分にもなってしまいますが、私が出した結論は、ダンパーとスプリングの同時交換(純正化)でした。

もし私たちに十分な時間があったなら、まずはダンパーをリフレッシュし、ローダウンスプリングに汚名返上のチャンスを与えるのが、手堅い選択。それで乗り心地が十分改善するかどうか見極めてから、スプリングの純正戻しを検討しても、決して遅くはないからです。
ただ、残念なことに現在の両親の健康状態を考えた場合、時間的猶予はあまりないように思え、私には少しずつステップを踏む時間が惜しかったのですね。
よって今回は乗り心地改善が図れる確実な方策を採ることを優先し、母親の乗降性が元のレベルに戻ってしまうことに対しては、手すりの追加やステップの設置等、高さ調整とは別の方法で可能性を探ることにしたのです。

丸2年の現役生活を最後に、このままガレージの肥やしになるのが濃厚な赤いローダウンスプリング。でも私には、購入が失敗だったという思いは全くありません。
目的に応じた部品選びの大切さを再認識する、とても良い経験ができたと考えています。

お帰り! 183センチのビアンテ^m^

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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