*wikiからもってきた図
熱効率等の点から潰えたかと思われている方式が未だに出て来たりする。
「対向ピストンエンジン」
が、その例だ。
その名の通り2つのピストンが1つのシリンダー内に向かい合わせて稼働するモノだ。
要は現在ではこの構造による全体のロングストローク性、容積変化が大きいことを
利用してるわけだ。
んで、これは19世紀末には実働機が作られ、実用では第二次大戦期のドイツの高高度爆撃機
等のエンジンとしてJunkersがjumo20xシリーズを作り自社の航空機に乗せている。
*wikiから拾ってきたJumo205のカット
当時ガソリンエンジンでは過給による燃焼制御が出来ず、2stディーゼル機関だったりするという。
*別に構造的には2stでも4stでも、ガソリンでもディーゼルでも可
ちなみに船舶用や車両用もこの当時から有る。
根本的には過給器付けての運用前提で大出力を得るってことだったようだが。
二次大戦後は単ピストンのGM陣営のユニフロータイプエンジンに押されて消滅したかにみえて
派生やら奇想天外な奴やらになって生き残り、燃費問題でまた出てくるという。
奇想天外エンジン「Napier Deltic」なんつーもんもある(とっくに現役引退しとるが)
基本概念的には古いのだが、現在の技術と構造の持つ特性を生かし、新しいモノにすると
この構造のエンジンは2014当たりにも新規に作られている。
Posted at 2017/08/25 20:05:05 | |
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