物理はゴムシールからの漏れだが、実際の寿命は電解液の劣化と絶縁膜の状態で漏れ電流が増えた時点で寿命だ。
で、低z長寿命品と耐久品では全く意味が違う。
バカ共には一切理解できないことだろうが、まず低z長寿命品種は一般品では
すぐ寿命を迎える高リプル印加状態で性能維持時間が長いことを意味していて
一般電解での使用環境では特性的にも寿命的にも短命だったりする。
要はこの図の示すように、一般品と低z品ではインピーダンスが最低になるポイントが違う。
大体どの低z品も10kHz~100kHz時が基準のリプルとインピーダンスがかかれていて、
120Hz時は0.5~0.8倍程度の耐リプル特性になる。
これは高い周波数に特化しているため低い周波数域ではインピーダンスが高い事に起因する。
一般品はACを平滑後の50-120Hz用にできているため、その周波数域は低い方が都合が良い
低z品は元々の目的がスイッチング回路の平滑用のため10k~250kHzで最も
インピーダンスが低いことが求められる。
この違いによる。
よっても1kHz以下のリプル帯域しかないBEATあたりのECUでは標準品じゃないと
いみねーのよ。
Posted at 2020/12/31 11:06:17 | |
技術放談 | 日記