またもや素人の妄想ですが、この新型コロナウイルス(以下コロナ)蔓延の状況下で結核とインフルエンザ?って感じですが、コロナって結核とインフルの「悪いとこ取り」な気がしてならないっす。
端的に言うと、
(蔓延性、潜在性・内因性再燃、感染経路)=結核、(感染力、抗体・免疫の出来にくさ、発症してからの悪化速度)=インフルエンザだな、って感じてます。
私はぜーんぜん医学知識を持たないド素人なので、ネット上の情報とかで結核とインフルエンザの特徴とかふるまいとか調べてみると、
・結核-----------------------------------
富山県新川厚生センター
「多くの高齢者が過去に結核菌に感染しています。そのとき体の中に入った結核菌は、身体の持っている抵抗力つまり免疫力によって押さえ込まれます。そのため、菌は肺の中におとなしく潜んでいます。これを「休止状態」といいます。しかし、高齢化や病気などでその人の抵抗力が衰えると、それをきっかけに菌が暴れだし、発病することがあります。これを「内因性再燃」と呼び、最近はこのようなケースが大変増えています。」
「たんの中に結核菌がでるようになった患者が咳やくしゃみをすると、直径数ミクロンという小さななしぶきが飛び散ります。この結核菌を含む小さなしぶき「飛まつ核」は、しばらく空気中に漂い、近くの人がそれを吸い込む事で、感染の機会が生じます。」
国立国際医療研究センター病院
「海外に目を向けると、結核は、世界人口の約3分の1が感染し、毎年1,000万人近い人々が発病する、まさに現代の病であり、エイズ・マラリアと並ぶ「世界の3大感染症」の1つに挙げられています・・・国内での外国人の結核発病者の割合は増加しており、20歳代では実に約4分の1の患者が外国籍となっています。」
「現在、日本の結核患者の約半数が高齢者ですが、都市部では20-30歳代の比較的若い世代の発病が目立ち、新しい都市文化を象徴するインターネットカフェ、ゲームセンター、カラオケ、サウナなどといった不特定多数が集まる場所での感染事例は絶えることがありません。」
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・インフル-----------------------------------
朝日新聞デジタル
「麻疹ワクチンは、通常は一生に2回接種すればほぼ十分な免疫がつくのに対し、インフルエンザワクチンは毎年接種しなければなりません。このようなワクチンは他にはありません。毎年接種する必要があるのは、インフルエンザウイルスには多くの型があり、また、非常に早く変異するためです。去年に流行したインフルエンザウイルスと、今年流行しているインフルエンザは、型が変わっています。なので、昨年にワクチンを接種したりインフルエンザにかかったりして免疫がついていても、今年も感染してしまうのです。」
↑「通常は」って書いてある通り、はしかは現代では感染した後やワクチンにより免疫を獲得した後、抗体価が減少し続けて再感染したりすることもあるそうです。
医療法人社団医新会
「インフルエンザウイルスは増殖のスピードが速いため、症状が急速に進行します。したがって、具合が悪くなったら、単なるかぜだと軽く考えずに、早めに医療機関を受診しましょう。インフルエンザは発症後すぐに適切な治療を開始することが重要です。」
医療法人 すがお内科クリニック
p54にタイトル画像(院長が公開されているPDFを引用させていただきました)の通り、8時間毎に100倍(=1個のウィルスが24時間で100万個)になるとのこと。
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つまり、コロナの性質がまだ解明されないながらも、報道される例えば「高齢者」「再感染」等キーワードによる各種の特徴からこれらの結核、インフルに近しいと思われる類似性から見て、早くコロナいなくならないかな~~なんて夢のまた夢の話で、結核やインフルが現代でも身近に存在しているのと同様に、決してそれは無くなるものではなく、今後は周囲にコロナウイルスが存在していること、もしくは自身が保菌している可能性があることを前提として、ワクチン等の開発も進むものの抵抗力が弱くなっているときに運悪く感染・発病し重症化したら致命的である可能性も踏まえ、どう生活して行くか?だと思います。
働き方だけではなく、産業構造まで変わり得る状況についてはまだ混沌としていて答えは出ないと思いますが、3密の条件となる不特定多数の人が同じ空間に集合する形態を取る業種(カプセルホテル、ネカフェ、電車、バス、コンサートホール、ライヴハウス、飲食店、貸会議室、体育館(屋内運動場)、パチンコ、ゲームセンター、居酒屋等)は営業形態の変化が必要であったり、特に距離が近かったり大声を出したり息が激しく出る場合(接客のある飲食店、ライヴハウス、体育館)等は従来形態での営業継続は困難なので変化ではなく根本的な見直しが必要になってくると思います。
一方、その前提となる人とコロナウイルスが到達するバランス・平衡点の答えは前回Blogでも紹介させていただいた札幌医科大学の
トラジェクトリー解析で1抜け、2抜けした台湾、タイ、中国、韓国あたりの今後の感染者推移で少し分かると思います。
要は、一旦抜けたように見えるこれらの国(下のグラフで下に垂れ下がっているように見える国)が、その後どう言う国策のもとに、どう生活したら、どうなるのか?の結果が今後判明すると予測がしやすいと思います。
※
トラジェクトリー解析は、コロナウイルスの伝搬を分子運動と捉え、分子運動力学の観点から見て収束・発散の傾向を時間軸を取らずに表現した手法です。詳細はググって見てください。一見着地位置が必ずしも人口密度と比例傾向にないのが不思議ですが、自然体に近い対応をしているのか、強制的に食い止めているのか、の違い等もあるのでは、と思います。
報道からの各国の状況としては、
タイ:バンコク週報
夜間外出禁止令等で強制的に抑え込めているものの、周辺国と比較して人口当たりの感染者数が少ないながらトラジェクトリー解析では抜けている状態の例。
不法就労のミャンマー人の感染とかで持ち込まれると接触したタイ人も感染してしまうと言う一触即発状態で、維持出来るのか?がとても気になります。
中国:TBS NewsEye 中国、5月大型連休で9000万人国内旅行か
中国は国内は比較的安心な意識があり、マスク着用者は多いものの移動はかなり自由な印象。
韓国:中央日報 「韓国、5月の連休期間のホテル・飛行機満席…感染内科医の「警告」」
韓国は現在かなりゆるゆるで、コロナ蔓延前と余り変わらない町の状況が各所で報道されています。
これらの各国の状態が続いた結果、5月末~6月の状況がどうなるか、目が離せません。
更には台湾・・・この国の対応はホント素早く的確でした。2月頭、台湾が中国からの入国制限を発動したのに日本は武漢からの入国OK、「熱のある人は自己申告してください」でした・・・。その結果、2月は中国から8万人以上が入国しました。
日経ビジネス 新型コロナ対応の「優等生」は「台湾・韓国・ドイツ」
しかし台湾については、人口密度が高いにもかかわらず、タイ同様に人口あたりの感染者数が少ないため今後のキープがなされるのか?それとも周辺国同様の感染率、平衡点に近付くことは避けられないのか?が気になります。要は力わざでの抑え込みには限界があるのではないか?と言う仮説です。もし抑え込み続けるのであれば、他国よりも労力が必要なのでは?と想像しています。
ちなみに抑え込めてない例としては、上のグラフで唯一右上に突き抜けているのがシンガポールです。シンガポールは初動がとても早く、当初成功例として他国からも参考にされました。ポイントとされたのは、入国制限と隔離措置、またスマートフォンの位置情報を使ったアプリを導入し、感染経路や濃厚接触者を割り出したこと。
これに対して個人の雑感としては、シンガポールはご承知の通り人口密度がアジア1位であり、結局「密」であることは、人からうつるコロナに対して無力化してしまうと言うこと。
また、位置情報を使った警告(そのアプリでは、感染者がいた場所を通ると警告してくれる)や、(日本でもやっている)クラスタの調査は、一定以上分子が存在する空間では正直恐ろしい数のシミュレーションが必要であり、結果こうなっているであろうケースが膨大×低確率となり、それに基づいた各ケースの対応策の実効性は決して大きな期待はできないのでは、、、正直、膨大×低確率の調査・シミュレーションをしている労力があるなら別のことに振り向けた方がよいと思います。
そして今後の日本!
一番気になるところですが、自分の国は抜けたので他国を気遣ってくれる余裕?と言うか、中国・韓国・日本の感染予測をしている台湾大学教授の日本の
感染拡大の試算がかなり当たっていて驚きます。
この試算の「「楽観的シナリオ」によれば、日本の感染のピークは4月16日となり、累計の感染者数は2万人以上に達するとされる。」
に対して、本日時点、以下のグラフは台湾の先生の試算ではなく実績ですが、4/17がピークで現在の感染者数1.3万人。ほぼほぼ予測に近い状態と言って良いと思います。
但し、この傾向は#StayHomeで気を引き締めての傾向であり、今後も同様に気を抜かなければ!の話なので、まずは目先のゴールデンウィークは
「しまって行こうぜ~~~(`o´)ノ」
#StayHome