ほんの少し前、僕の別ブログ『TAKUMI YOSHIDA.log』にアップしたんですが、つい最近、2年9カ月乗ったシグナルグリーンの1991年ポルシェ964カレラ2、通称964C2GT、別名ケロヨン号を手放しました。
泣く泣くそうした理由は、別のクルマを手に入れるため、より正確にいえば、別のポルシェを手に入れるためでした。
もっと正確に表現すると、ポルシェの「先祖帰り」を果たすため、ということになります。
そうして先祖帰りしたアイテムがこれ、1962年ポルシェ356Bスーパーでありまして、1948年のグミュントクーペに始まって、356、プリA、356A、356B、356Cと続く356シリーズの、かなり後半のモデルということになります。
1962年型ということは1991年の964C2からおよそ30年戻る先祖帰りになるわけですが、ボディカラー名はシグナルレッドと、奇しくも同じシグナルのグリーンからレッドへの変更となりました。
ボディサイズは、964C2の4245×1660×1310㎜、WB2272㎜に対して、356Bは4010×1670×1315㎜、WB2100㎜となり、356の方がむしろ幅広いのが興味深いところですが、さすが先祖だけあって基本的なプロポーションは実によく似ていますね。
ナルディのウッドリムステアリングホイール以外はすべて標準のままの、356Bのコクピット。
ボディ同色のフラットなダッシュパネルに円形メーターが並ぶのは1950年代のスポーツカーの標準的なスタイルで、356が精神的に50年代のクルマであることを示しています。
我が家のガレージで1964年オースティン・ヒーリー・スプライト・マークⅡと並ぶの図。
この2台、スポーツカーとしてのキャラが違うので実にいい組み合わせなんですが、60年代前半のクルマを2台抱え込むのはちょっと重荷になりそうなので、もしもこのスプライト・マークⅡに興味のある方がいたら、手放してもいいかなと思っています。
もしも興味のある方がいたら、みんカラのメッセージを使って、軽い気持ちでぜひ僕に連絡を・・・。
11月3日の文化の日、高速道路を中心とする100kmほどを軽くドライビングしてみましたが、メカニカルなコンディションはすこぶる良好で、現代の路上でも普通に使えそうな印象さえ受けました。
とはいえこのまま乗るのではなく、例によって基本的な雰囲気はノーマルを踏襲しつつ、若干男らしい方向にモディファイしていきたいなと思っていますが。
写真で見ると綺麗ですが、実はボディはそれなりに肌荒れしているためペイントする必要があるのですが、元色のシグナルレッドに塗るか、思い切って赤以外の色に替えてしまうか、悩み中です。
Posted at 2010/11/08 22:07:23 | |
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