441ミシン+中華サーボモーターで設定ではゆっくり縫えないためのプーリー減速終了編。
中華サーボモーターは思うにアパレルミシンに特化しているような感じで三菱Limiservoと比べるとおもちゃ。Limiservoなら最低速度をミシン上軸で50rpmとかにもできるからプーリー減速は要らなさげ。
前回まででピローブロック2個にシャフト通して大小プーリーにシャフト穴あけて留めネジ加工までやった。
ベルト張り調整が要るので最初はもともとあるモーターマウント穴を使おうと鉄板から切り出した。
が、これは使わず好きなとこにネジ留めすることにした。使ったのはエアコンコンプレッサーブラケット。
ブラケットは2ピースなんだけど、適合後に鉄板溶接で橋渡しした。
軸通すパイプはステアリングコラムのコラプシブルの内軸を使った。内径が10ミリだったんで。
装着には8ミリのネジ。抜ける方向には力掛からないので大丈夫と思うが、グラグラしてきたときはM8の鬼目ナットを埋め込んで使う。
このプーリー軸の下にモーターをつけるんだけど、一本足タイプミシン台なので角パイプ足にクランプするブラケットを作った。最初の構想があいまいで作る過程で仕様変更がだいぶん入って手間取りました。高ナット溶接したあと、M10ボルトが入らなくてタップ切ったらガッチリ噛むんで、「あ、M10-1.5のナットやな」パッケージ確認したら「M10高ナット40ミリ 細目」っての見落としてた。M10のすぐ次にピッチ書けよ。
この作りならスライドさせてちょうどいいとこで固定できる利点あり。足と当たる部分に革を貼りました。上下ひっくり返してブラケットを右に寄せれば三菱サーボも付けることができます(狙って作ったわけでなくあとで気づいた)。
装着状態。1次ベルトの張り調整ロッドはプーリー軸ブラケットから伸ばしています。長さ延長は溶接はせずに高ナット使いました。
コントローラーは最初の写真のモーターブラケットについてたけど、台裏のテキトーなとこにつけてピットマンアームにてペダルと接続。
2本のベルトのテンションの方向や、収まりなどほぼ理想的なレイアウトにできた。
あと、モータープーリーを55ミリから65ミリにして減速しすぎないようにして試運転。スローはいい感じ…なんだけど上が2500rpmしか回らない。プーリー4個掛けの総減速比は1:12あたりなのでミシン上軸は200rpmとかだ。
このサーボモーター不良品やんか。しおしお。今度コントローラーリセットかけて治るか試してみよう。5,000rpm回るはずなのよ。ミシン側の最高回転は750rpm。回転バランスが悪いミシンなのでビッグツインみたいに振動します。
2次側の50ミリプーリーの留めネジM5は小さすぎかもでまた滑るようならM8に拡大します。
【更新】サーボモーター売った人に質問したら、製造元曰く日本向け100Vはコンセントに接地端子がないのがデフォルトなせいで回路保護のためモーター出力の違いで最大速度が制限されてるそうです。800w(うちの)が2500、400wだと4500くらい回るんだと。実際のところ200spmでピッチ5ミリだと不満ない速さで縫い進みますのでこれで壊れるまで使う。800wで減速プーリーだと、縫う途中引っかかりがあってもモーター自体がスタックすることはなくてベルトが先に滑り、ハンドホイールを手でアシストすると回り始めます。400wに落とす理由は441ミシンの場合はないかも。
次は三菱Limiservoつける。プリセットが2つ記憶できるので、隣にあるミシンと制御箱は共用にし、モーターとペダルはそれぞれのミシンに装着し、4PDTなどのスイッチをいくつか付けて切り替えで使う。コンセント差し替えと同じくらいの手間。
Posted at 2019/03/22 00:35:34 | |
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ミシン | 日記