初期型ファイバーグラス用ライトカバーの取説の画像が出回ってるが、スチール用のは見たことがない。ファイバーグラスのは、その厚みの範囲内で止まり穴を掘って留めれるTナットが付いてるんだけど、スチール用はわからない。432のレース活動期間は短いから、鉄バケット用のライトカバーはレース部品としては出てないからだろう。
スチール用純正枠も、オレがそれと同形状で作ったやつもファイバーグラスバケットに合わないことはない…つか問題なく付けられる。
じゃ、何が違うのか、なんだけど、おそらく枠の内側の大きさ、つまりアクリルが見えてる部分の面積がファイバーグラス用は小さい。つまり鉄バケット用ライトカバー枠は大きくて、ファイバーグラスバケットに載せるとバケットの縁がアクリルを通して見える
ということだろうね。
特に画像向かって右側、カバーの下端のとこ。もともとこのパーツがファイバーグラスなのは、マスタングなどのアメ車にならってプレスしにくい形状をなんとかするためのもので、--ちょっと脱線--NHKのフェアレディZの開発秘話では悩んでいた開発が駅のホームのベンチの座席で思いついた…ってのは「自分スゲー」でそう記憶がすり替わったかなんかやろ。要するに、すぐプレスで作るようになったが、ここは鋭角で深くてプレスではファイバークラスと同形状まで絞れないのでダルな形状にして逃げた、ということだろうと推察(確信)。後端も鉄プレスで浅いかも。
今度思いついたときにバケットのファイバーグラスと鉄板プレスを比べてみます。
【更新】この次の
記事で検証しました。結果は真逆、樹脂製バケットのほうがエッジがダルで、スチールプレスは生産上の妥協はまるでない仕上がり。73sevenさんのコメントにもあるように、樹脂パーツは指定の形に造れてなかったみたい。生産立ち上げのときはS30が10万台超のヒットになるとは思ってなくて、ケチケチ作戦での樹脂で、もともと数売れる前提での生産立ち上げならプレス+溶接でやれたのだったかも。ただ、ワンピースでプレスできず、突合せ溶接で生産するのはつらかったろうと思います。樹脂バケットはオレ的には闇歴史という位置づけに変わりました。
Posted at 2020/01/31 22:49:39 | |
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